まだまだ寒い日が続きますが、春に向けて、自宅にウッドデッキを作ってみるのはどうでしょうか。お茶をして、本を読んで、昼寝して。一日中ゴロゴロと。自宅で気軽にアウトドア気分が楽しめます。
vol.1では、まずは道具の紹介から。
道具
右上から電動ドリル、ドリルスタンド、差金、クラフトナイフ、サンドペーパー(粗い番手と細かい番手2種)、ドリルに取り付けるヤスリ、穴あけ用&ネジ締め用のドリルの替え刃、印用の目打ち、金槌、鋸、自在鋸、接着剤、防腐塗料と防水塗料2種、刷毛。
深い直線穴の救世主
中の見えない木材に垂直に深い穴をあけるのはけっこう難しい。そんなときドリルスタンドがあると便利だ。上部に電動ドリルを装着するだけで、ガイドに沿って垂直に穴があいていく。長野さんの使っているタイプ(5000円~6000円)はガイドが倒せるので、斜穴の加工もOK。
長野さんが描いたデッキの構想図。何かを作るときは、まずスケッチし、立体で描いてみてその構造を考えるのだそう。
設計図
上からA、B、C、D。天板Aと根太Bはレッドシダー。Aは幅9×厚み1.9×長さ270cm×26枚。Bは幅8.5×厚み3.8×長さ24.3cm×6枚(両端は斜めにカット)。束C3.9角×長さ65cmとストッパーD幅3×厚み0.9×長さ91cmはヒノキで各12枚。製材はDIYショップに依頼。
釘隠しに使われる太鼓釘。今回は板と板の間にこれを打ち込むことで、スリットを作った。
デッキ板をつなぐためのドローコード。滑るので穴に通しやすい。直径5mmを9.6mm用意。ほかに、張り綱用のロープも必要。
束の滑り止め用に使用するゴム製、1.5mm厚のノンスリップシート。使う大きさに切る。
ストッパーを固定するための木ネジ。下穴をあけてからドライバーで締め込むのが基本。
打ち込み丸カン×8個。ステンレス製。木材などに打ち込み、リング部にロープを留めて使用。
蝶番と木ネジ×12セット。束の部品、および束を根太に取り付けるときに使う。
束の保護用のゴムロール(幅10×厚み0.5×長さ20cm)と木ネジと太鼓釘×6セット。
デッキ部と根太を固定するために使うパッチン錠×12個。上をデッキ側面、下を根太に。
次回、早速作り始めます!
◎教えてくれた人
長野修平さん
木を扱うことに長けた、ネイチャークラフト作家。山菜&焚き火料理も得意とする。