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関東で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
関東で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】栃木県|塩原グリーンヴィレッジ
1981年、温泉旅館の跡地をキャンプ場として整備。元々、温泉が自噴していたため、開業時からキャンプと温泉を同時に楽しめると、人気を集めていた。早くから施設充実型として知られていて、いち早く、炊事場に給湯器を設置した。場内には温泉施設をはじめ、釣り堀やダッチオーブンレストランなどが揃っているので、気軽にキャンプ体験ができる。
【2】茨城県|大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラ
茨城県が保有する広大な自然公園の一角に整備。場内はフラットで、センターハウスからテントサイトまで、バリアフリーを考慮した設計になっている。テントサイトはフリーサイト、電源付きの個別サイト、キャンピングカーサイトの3タイプ。宿泊棟は4名用のファミリーキャビン、8名用のグループキャビンの2タイプ。ほかにエアストリーム(トラベルトレーラー)もある。
炊事場ではお湯が使え、30人ほど収容可能な温泉もある。混雑期には1日に4~5回、炊事場やトイレを清掃しているとあって清潔。いつでも気持ちよく利用できる。
【3】千葉県|キャンプマナビス
2020年6月に千葉県の南房総エリアにオープン。敷地は7,000坪以上と広大で、海と森を同時に楽しめる豊かな自然環境が魅力。サイトはAC電源付きで、木々に囲まれた「森サイト」と、太平洋を望む「海サイト」、フィンランド仕様のログハウスが付属した「ログハウスサイト」の3タイプがある。
東海で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
東海で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】岐阜県|くるみ温泉&キャンプ
渓流釣りで知られる秋神川に面した敷地内に、オートキャンプサイトと温泉宿を併設。周りにあるのは渓流と山だけ。濃密な自然を体感できる。テントサイトには車の乗り入れ可能なフリーサイトのほか、コテージとバンガローがある。設備は温水洗浄便座付きトイレ、温水の出る炊事場、洗濯機など、十分すぎるほど。飛騨牛や飛騨県豚、イワナなどの食材の予約も可能。レンタル用品も充実していて、手ぶらキャンプもOKだ。紅葉が美しいのはもちろん、冬は樹氷やダイヤモンドダストも観察できる。
【2】静岡県|河津オートキャンプ場
国道からそれてずんずん山に入った場所にあり、夜ともなると人工音は皆無。聞こえるのはシカの鳴き声のみ。すぐ下には佐ヶ野渓谷が流れていて、自然度は高い。キャンプが大好きなオーナーが敷地内に住んでおり、マナーの悪いキャンパーがいる場合もきっちり注意してもらえるので、ストレスを感じずにすむ。テントサイトは林間で、広葉樹林、杉林、混合林の3つのエリアがあり、平均100平米。どこもフラットで、ペグの利きもよい。戸建てになった炊事棟は2か所あり、お湯が使える。場内に温泉露天風呂があるのもありがたい。
【3】静岡県|ならここの里キャンプ場
清流、原野谷川沿いに広がる、46,800平米の広大な敷地に整備された、山あいの静かなキャンプ場。テントサイトは車の乗り入れが可能で、フリーサイト、電源付き区画サイト、林間区画サイトの3タイプ。どのサイトも広めで、100平米ほどは確保できる。設備はお湯が使える炊事棟、温水洗浄便座付きトイレ、シャワーなどと充実。また、場内には露天風呂もある温泉施設『ならここの湯』がある。とろみのあるお湯で、湯上がりは体がポカポカ、肌がツルツルになると評判だ。
関西で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
関西で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】大阪府|かいづか いぶき温泉 オートキャンプ場
営業:通年(祝前日以外火曜休)
予約:3か月前より
テントサイト:8
モデル料金:7,700円〜
小学校跡地をリニューアルしたキャンプ場。周辺は森に囲まれているので、体育館以外の建物は気にならない。室内にフィットネスマシーンやボルダリングボード、卓球台など雨の日でも遊べる用具がそろっている。冷暖房完備なのもうれしい。24時間使用できるトイレにはランドリールームがあり、洗面台とシンクも。家族で利用しやすい施設だ。
また、隣接するいぶき温泉まで徒歩1分。美人の湯といわれるナトリウム炭酸水素塩泉の弱アルカリの天然泉で、なんと入浴料無料。
▼参考記事
【2】滋賀県|マキノ高原キャンプ場
滋賀県と福井県の県境に位置する赤坂山(標高823.8m)の麓にあるマキノ高原は、キャンプ場をはじめ、温泉やスキー場などの施設が整備され、アウトドアレジャーを楽しめる場所として親しまれている。キャンプ場は広大で、林間、高原、広場など、環境の異なる6つのサイトがある。うち林間サイトは雪中キャンプも可能だ。敷地内には『マキノ高原温泉さらさ』もあるので、冷えた体を温めるのにピッタリ!
【3】滋賀県|十二坊温泉ファミリーキャンプ場
営業:通年
予約:随時
モデル料金(ソロ):3,000円~
受付時間:10:00~17:00
2021年7月より利用者を家族とソロに限定し、十二坊温泉ファミリーキャンプ場に改称した。アットホームな雰囲気も充実の設備も以前のままなので、安心して過ごせる。オートサイトは日当たりのよい広場側サイトと、林の脇にある山麓サイトの2タイプで、全サイトに電源が付いている。また、焚き火スペースが付属したエアコン完備のキャビンもある。敷地内には湯冷めしないと評判の『十二坊温泉ゆらら』が併設されていて、温泉目当てで訪れるキャンパーも少なくない。
【4】京都府|二王の森キャンプ場
京都府北部唯一の国宝二王門をいただく君尾山の麓に立地。グランドゴルフ場の一角をテントサイトに整備して、2020年11月に誕生。車の乗り入れはできないが、全面芝生のフリーサイトで、お気に入りの場所にテントを張ることができる。2021年には隣接地に大型迷路や電動遊具のプレイスペースもオープンしたので、ファミリーで過ごすにはうってつけ。受付のある「あやべ温泉二王館」の温泉を利用できる。
【5】奈良県|下北山スポーツ公園キャンプ場
熊野川水系の北山川に造られた、池原ダム下流の河川敷を整備してできたスポーツ公園の一角にある。テントサイトは芝生の区画オートサイトとフリーサイトの2タイプ。区画サイトは10×10mで、30サイトのうち12サイトにAC電源付が付いている。フリーサイトは車の乗り入れ不可だが、近くに車を駐車できる。露天風呂からの眺めが評判の下北山温泉『きなりの湯』までは徒歩7~8分だ。
【6】兵庫県|休暇村南淡路シーサイドオートキャンプ場
営業:通年
予約:随時
モデル料金(ソロ):5,100円
受付時間:10:00~20:00
淡路島の南端に位置する福良湾に面していて、開放的な雰囲気の中でキャンプを楽しめる。2019年には区画を拡張し、オートキャンプ場に生まれ変わった。サイトの広さは100平米ほどで、全区画に流し台、水道、AC電源が付属している。ホテルの朝食ビュッフェ付きプランがあるので、気軽に利用できるのもいい。テントサイトから徒歩10分のところある本館内の南淡温泉「潮騒の湯」には、鳴門海峡を一望できる露天風呂があり、人気を集めている。
【7】和歌山県|おとなしの郷キャンプ場
ユネスコ世界遺産に登録されている熊野古道にほど近い、四村川のほとりにあるキャンプ場。利用料には、併設する『温泉センター』の入浴料が含まれていて、営業時間内なら入り放題だ。テントサイトは40サイトほどで、規模はさほど大きくないものの、レンタル品の品ぞろえには目を見張るものがある。全国的に有名な地元和歌山県のアウトドア・セレクトショップ『Orange』の協力の下、キャンプ好きの仕入れ担当者が使い心地を確認してそろえているそう。2021年にコワーキングスペースも新設され、ワーケーションの環境も◎。
北海道・東北で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
北海道・東北で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】北海道|ウィンケルビレッジ
北海道小樽市の奥座敷、朝里(あさり)川温泉にある複合宿泊施設。コテージやキャンプ場などが整備されている。6室あるコンドミニアムには全室のテラスに天然温泉100%の露天風呂と暖炉が付き、四季を通じて火を楽しめる。全棟のテラスでBBQができるコテージには、温泉は付いていないものの、目の前にある小樽朝里クラッセホテルほか、周辺に日帰りの温泉施設が点在している。
いずれの宿泊棟にもキッチン、食器、調理器具を常備。食事付きのプランもあり、気軽に利用できる。オートキャンプ場は冬季は閉鎖されるが、コテージそばのキャンプ場と、高台の「望洋シャンツェ」の2タイプがある。
▼参考記事
【2】北海道|オートリゾート 苫小牧アルテン
営業:通年
予約:利用日の2か月前の1日より
テントサイト:209
その他の宿泊施設:28棟
モデル料金:1,100円~
ふたつの天然湖沼をはじめ、自然林、小河川など、豊かな自然が残る錦大沼公園の一角に整備されている。キャンプサイトは共同炊事場を利用するシンプルなタイプから、炊事台、電源、テレビ端子までついた区画サイトまで、バリエーションが豊富。また、バンガロー、キャビン、ログハウスなど、宿泊棟の種類も多いので、寒い時期も安心して利用できる。
【3】秋田県|とことん山キャンプ場
新緑や紅葉、冬には峡谷に下がる大きなつらら「しがっこ」で知られる、皆瀬川の小安峡にあるキャンプ場。広葉樹の林間サイトのほか、コテージやバンガローなどの宿泊施設も整っている。ここの最大の魅力は豊かな自然環境と、場内にある天然かけ流しの温泉!男女ともに半内湯と露天風呂があり、1日の疲れが一気に吹き飛ぶ。宿泊者は何回でも入れるのもありがたい。
【4】山形県|西浜コテージ村・キャンプ場
背後に雄大な日本海が広がるキャンプ場内にコテージ村とテントサイトがある。テントサイトは冬季は閉鎖されるが、6棟ある北欧風のコテージは通年利用OK。全4タイプで、うち1タイプはバリアフリー対応になっている。キャンプ場から徒歩5分のところに「鳥海温泉保養センターあぽん西浜」がある。
【5】福島県|ふくしま県民の森フォレストパークあだたら
1998年のオープン以来、安定のサービス内容で高い支持を得ているキャンプ場。テントサイトはバリエーションが多く、多様化するキャンプスタイルに対応。オートサイトにはすべて木製のテーブル&ベンチ、オプションだがAC電源も付属している。宿泊棟はコテージ、エアストリームの常設トレーラーの2種類で、いずれも手入れが行き届いている。また、受付や売店、ライブラリーなどを備えたビジターセンターには、「肌がツルツルになり、体が芯から温まる」と評判の温泉まである。源泉は敷地内にあるのでお湯は超新鮮。五感で自然の恵みを感じられ、リラックス度満点だ!
甲信越で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】山梨県|べるが尾白の森キャンプ場
営業:通年(水曜休)
予約:2か月前の1日より
テントサイト:48
その他の宿泊施設:25棟
モデル料金:4,500円~
甲斐駒ヶ岳の麓にある複合施設『白州・尾白の森名水公園』内に整備されている。テントサイトはオートサイト、木陰の中のフリーサイト、2家族サイト、ドッグサイトなど、バリエーションが多い。ニジマス釣りや焚き火で作るバウムクーヘンなどの体験プログラムも豊富。常設テントやバンガローもあるので、小さな子供のいるキャンプビギナーにもおすすめだ。レストランや図書館、温泉もあるので、何かと使い勝手がよい。
四国・中国で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
四国・中国で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】岡山県|瀬戸内温泉たまの湯キャンプ場
直島や豊島など、現代アート島として人気の高い瀬戸内海の島々への玄関口、宇野港にほど近い温泉施設の遊休地を利用し、2019年7月にオープン。テントサイトはフラットで車の乗り入れOK。穏やかな瀬戸内海を一望でき、開放感抜群だ。トイレや炊事棟も新しくて、快適。宿泊費に温泉の入浴料が含まれているため料金は少々高めだが、露天風呂やサウナなどがある隣接する温泉へ入り放題となっている。レストランもあるので、観光や瀬戸内国際芸術祭を回る際の拠点と割り切り、ホテル的な使い方をするのもいい。
【2】山口県|田万川キャンプ場
山口県の最北端に位置し、国道191号線沿いにある道の駅『ゆとりパークたまがわ』から車で数分の場所に立地。受付はキャンプ場に隣接している『田万川温泉憩いの湯』で行なっている。テントサイトはフラットな芝生のフリーサイトで、車は乗り入れできないが、近くに駐車ができる。また、駐車場の一部は、日本RV協会のキャンピングカー公認宿泊スペース「RVパーク」になっている。目の前に日本海が広がっていて、釣りを楽しみに訪れるリピーターも多い。田万川温泉憩いの湯は2022年春にリニューアルされたばかりなので、気持ちよく利用できる。
【3】愛媛県|山出憩いの里温泉キャンプ場
愛媛県の最南端に位置する愛南町で人気の、山出温泉を中心にしたレジャースポットで、キャンプ場、ログハウスの宿泊棟、レストランなどが整備されている。テントサイトへは車の乗り入れはできないが、広々とした芝生のサイトで、ペット連れOK。ドッグランも2面設けられていて、無料で利用できる。お楽しみの温泉は源泉かけ流し。疲労回復や健康増進の効能があるそうだ。ドッグフレンドリーなので犬連れキャンパーにおすすめだ。
九州で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
九州で温泉が楽しめるおすすめキャンプ場
【1】大分県|キャンプ&農園 玖珠の杜
営業:通年
予約:2か月前の1日より
テントサイト:約30
その他の宿泊施設:0棟
モデル料金:1,100円~
農業体験をしてもらうことを目的に、元牧場を活用して誕生。テントサイトは草地のフリーサイトで、開放的な「芝生エリア」と、木陰のある「木漏れ日エリア」の2種類。
場内には牧場だったときの建物がところどころに残っていて、屋根付きの建物の下でテントを張ることもできる。場内に温泉はないが、車で10分の範囲にたくさんの温泉施設があるので、長期滞在して湯治キャンプを楽しむのもいい。
芝生エリアからは玖珠町のシンボルともいうべき伐株山と万年山が見える。
▼参考記事
【2】熊本県|蔵迫温泉さくら 貸コテージ&キャンプ
豊かな自然のなかでキャンプが楽しめる施設で、“温泉度”の高さは日本有数!オートキャンプサイトは阿蘇サイトと久住サイトがあり、1区画は約100平米。高台にあるので眺めがよく、阿蘇サイトからは晴れれば阿蘇が一望できる。また、4棟のコテージにはすべて源泉かけ流しの温泉が付いている。場内には共同温泉として「松の湯」「藤の湯」という広い露天風呂(男女日替わり)、男女別内風呂も設けられていて、入浴料は宿泊料に含まれている。何度利用してもOKなので、心ゆくまで新鮮なお湯を楽しめる。
【3】熊本県|ゆのまえグリーンパレス
広大なグラウンドや体育館、テニスコートなどスポーツ施設が充実した「ゆのまえグリーンパレス」内のキャンプ場。山の斜面を利用して作られたサイトは、キャンプデッキが設置されたテント専用サイトと、区画がなく広々とした芝生のオートサイトの2種類。オートサイトは、木立の中のAサイト、平地のBサイト、芝広場横のCサイトに分かれている。一帯はサクラのスポットで、例年、4月初旬ごろに満開を迎えるそうだ。
取材・文/松村由美子
※以下、編集部で加筆
北海道|ウィンケルビレッジ
大分県|キャンプ&農園 玖珠の杜
大阪府|かいづか いぶき温泉 オートキャンプ場
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やっぱりキャンプ場情報は紙でじっくり読みたいな~、そんな方におすすめ!パラパラめくって、次はどこに行こうか考える時間も楽しいですよ。