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    寝袋・枕

    2023.05.21

    登山にはマットを持参すべし!商品の選び方&おすすめ商品10選

    山でテント泊をするときには、マットがあると便利です。標高が高い山の上では、夏場でも夜間は予想以上に冷え込みます。地面からの冷気を防ぎ、ぐっすり眠って疲れを取るために、マットは登山の必携品といえます。また、地面が硬くデコボコで寝心地が悪いときにも、マットが緩衝材となり、ふかふかのふとんのような寝心地をもたらしてくれます。また、軽くて保温力が高い登山用のマットは、ふつうのキャンプでも使用することができます。ここでは登山用のマットの選び方と、おすすめの商品を10アイテム紹介します。登山用マットで寝心地の悪さや冷えから解放されましょう。

    登山用マットの選び方

    登山用のマットがあると、地面の凹凸や冷気からくる不快感を大きく軽減できます。自分に合った登山マットの選び方を押さえて、お気に入りの1枚を探しましょう。

    暖かさはR値(熱抵抗値)をチェック

    マットの断熱性は、R値(熱抵抗値)で表します。R値が高いほど断熱性が高いことを意味します。つまり、R値が高いほど、地面からの冷気を感じにくくなるということです。

    春~秋であれば1.0~2.1程度、冬に使うのであれば3.3以上を目安に探しましょう。ただ、標高や個人の体質によって寒さの感じ方は変わるため、心配であればR値が高いものを選ぶのがおすすめです。

    R値は足し算ができるので、複数のマットを組み合わせて断熱性を高めることもできます。例えば、R値2のマットとR値3のマットを重ねて使用すれば、断熱性はR値5相当です。

    自分の体形や用途に合ったサイズを選ぶ

    サイズについては、あお向けになったときに両肩が収まる横幅が望ましいとされています。目安は50cmです。

    長さは全身が収まるサイズが理想ですが、軽さにこだわるウルトラライト派や上級者の中には、軽量化のために半身サイズを選ぶ人もいます。この場合、地面の冷気をもっとも感じる背中から腰の下にかけてマットを敷き、頭や足元の部分にはバックパックや着替えを敷いて横になります。

    持ち運びがしやすい大きさがどうかも、マット選びに重要です。就寝時以外使わないマットは、基本的にバックパックに入れっぱなしです。移動のときに邪魔にならないよう、寝心地とサイズのバランスをしっかりとチェックしましょう。

    広げるだけで使えるタイプと空気を入れるタイプ

    登山用マットの種類は、大きく分けて以下の2種類です。

    • クローズドセル方式(折りたたみ方式):EVAやポリエチレンなどの素材でできており、広げるだけで使える
    • インフレータブル方式(空気方式):空気で膨らませて使う

    インフレータブル方式はさらに、自分で空気を入れるタイプと、自動膨張タイプに分かれます。

    クローズドセル方式とインフレータブル方式、ふたつのタイプにはそれぞれ一長一短があります。

    まず、厚さと寝心地が異なります。基本的に、インフレータブル方式のほうが厚みがあります。厚いほうがクッション性は高まり、断熱性能も高くなるので高山でも寒さを感じにくくなります。低反発・高反発など、好みの寝心地も考えて、どのタイプを選ぶか決めましょう。

    収納サイズも、ふたつのタイプでずいぶん違います。クローズドセル方式のマットは、たたんだサイズが大きいので、多くの場合、バックパック内に収納できません。そうするとバックパックの外側にストラップ等で固定する「外付け」収納になってしまいますが、山では外付けのマットが岩にひっかかって滑落する危険性があります。

    インフレータブル方式のマットは収納サイズが小さく、空気を抜いてコンパクトにたたむことができます。そのため急峻な岩場が連続する日本アルプスの登山などでは、バックパック内に収納できるインフレータブル方式のマットがおすすめです。

    耐久性については、クローズドセルのほうが勝っています。インフレータブル方式は穴が開くとパンクして使えなくなりますが、クローズドセルのマットなら多少傷がついても使えます。

    クローズドセル方式のおすすめ登山用マット

    クローズドセル方式のマットから、おすすめのアイテムを三つ紹介します。クローズドセルのタイプには、ロール状に収納できるものと、アコーディオン状に折りたためるものがあります。収納方法にも注目して見てみましょう。

    ニーモ「スイッチバック レギュラー」

    ニーモ独自の六角形デザインをベースとした、新しいクローズドセルマットです。硬さの異なるフォームを2層にすることで、快適な眠りをサポートします。

    裏面には熱を反射するサーマルフィルムが搭載されており、地面の冷気を遮断します。フォームに高さを出すことで、一般的なマットより20%も多く、空気をため込んでおける層を作ることに成功しました。空気の層が大きい分だけ、高い断熱性を実現しています。

    使い終わった後はアコーディオン状に折りたためるため、リュックの中にも収納しやすいでしょう。

    • R値: 2.0
    • サイズ:幅51cm×長さ183cm×厚さ2.3cm
    • 重量:415 g
    • 商品名:ニーモ「スイッチバック レギュラー」
    • 公式サイト:商品ページ

    ニーモ
    スイッチバック レギュラー

    サイズ:53.31 x 15.82 x 14 cm 重量:415 g


    モンベル「フォームパッド 180」

    かさばらない厚さながら、裏面のフォームを硬くすることで凹凸を解消しやすくしているマットです。重量は395gと軽量で、アコーディオン状に折りたためるので持ち運びやすいでしょう。

    全面に配した凹凸のパターンが、寝袋と地面の間のスペースを大きくすることで、冷気を遮断してくれます。

    折りたたみ時はマットの凹凸がうまく重なり合い、コンパクトに収納できます。収納袋が付属しているので、リュックの横に装着して持ち運ぶのもよいでしょう。

    • R値: –
    • サイズ:幅51cm×長さ181cm×厚さ1,6cm
    • 重量:395g
    • 商品名:モンベル「フォームパッド 180」
    • 公式サイト:商品ページ

      サーマレスト「Zライトソル」

      R値2.0で春〜秋までの3シーズン使えるマットです。アコーディオン状に折りたためる仕様で、便利に持ち運べます。素早く設営・撤収ができるので、ちょっとした休憩時にも活躍するはずです。

      表側にアルミ蒸着を施しており、断熱性を高めている点が魅力です。また、独自のパターンで山と谷を作ることにより、暖かく寝られるようになっています。

      サイズはSとR(レギュラー)の2種類があり、横幅は同じですが長さが違います。キャンプ上級者は、リュックや着替えを代わりとして、Sサイズを使いこなしてみるのもよいでしょう。

      • R値: 2.0
      • サイズ:S 幅51cm×長さ51cm×厚さ2cm/R 幅51cm×長さ183cm×厚さ2cm
      • 重量:290g(S)、410g(R)
      • 商品名:サーマレスト「Zライトソル」
      • 公式サイト:商品ページ

      サーマレスト
      Zライトソル(Rサイズ)

      重量:410g、サイズ:51×183cm、収納サイズ:51✕13✕14cm


      インフレータブル方式(自動膨張式)のおすすめ登山用マット

      自動膨張式の登山用マットはバルブを開くと自動で空気が入るので、スピーディーに寝床を準備したい人におすすめです。ただし、自動膨張タイプでも、最後に空気圧をパンパンにしたいときには、自分で空気を入れる必要があります。

      自動膨張式のマットには、どのようなアイテムがあるのでしょうか?おすすめを見てみましょう。

      ニーモ「テンサーインシュレーテッド レギュラー マミー」

      R値4.2と冬場でも使える断熱性を誇るマットです。伸縮性の低いダイカットトラスを採用することで、寝るときや寝返りを打つときに体が地面に当たらないよう工夫されており、バネのような寝心地の悪さを感じません。

      内部構造がヒートロスを防ぐ仕様になっており、効率よく熱を保持してR値を向上させているのも特徴です。また、使用時にエアマット特有のカサカサ音が鳴らないような設計なので、快適な睡眠を妨げられずに済むでしょう。

      指1本で空気量を調節できるバルブと、素早く空気を注入できるポンプが付いています。

      • R値: 4.2
      • サイズ:51幅cm×長さ183cm×厚さ8cm
      • 重量:410g
      • 商品名:ニーモ「テンサーインシュレーテッド レギュラー マミー」
      • 公式サイト:商品ページ

      ニーモ
      テンサーインシュレーテッド レギュラー マミー

      サイズ:22.86 x 22.86 x 10.16 cm 重量:410 g


      サーマレスト「ネオエアーウーバーライト」

      レギュラーサイズで、重量がわずか250gと軽量なマットです。ラージサイズでも340gと、荷物をコンパクトにしたいハイカーにはうれしい設計になっています。

      R値は2.3で、春・夏・秋の3シーズンで使えるでしょう。サイズがS・R・RW・Lの4種類あり、S・Rは横幅が51cm、RW・Lは64cmです。Rサイズ以上なら全身をカバーできる長さがあります。

      収納袋とポンプ・リペアキットが付属しているほか、材質は15Dナイロンでできているので、扱いやすさも申し分ありません。

      • R値: 2.3
      • サイズ:幅51〜64cm×長さ119〜196cm×厚さ 6.4cm
      • 重量:170g(S)、170g(R)、310g(RW)、340g(L)
      • 商品名:サーマレスト「ネオエアーウーバーライト」
      • 公式サイト:商品ページ

      サーマレスト
      ネオエアーウーバーライト

      サイズ:51×119cm、厚さ:6.4cm、収納サイズ:15×8cm 重量:170g


      シートゥーサミット「ウルトラライトS.I.マット」

      レギュラーサイズの重量が550gと、軽量なマットです。厚さとR値はほどよく、春・夏・秋の3シーズンで幅広く使えるでしょう。クッション性とサポート性を維持しつつも、フォームを間引きすることで20%の軽量化に成功しています。

      設営・撤収時の空気の出し入れだけでなく、使用中の微妙な空気調整にも使えるマルチファンクションバルブを採用しています。ピローロックシステムによってエアピローをマットに固定できるため、快適に寝られるでしょう。

      パンクが起きてしまったときのために、リペアキットも付属している点も安心です。

      • R値: 2.6
      • サイズ:幅51cm×長さ125〜183cm×厚さ2.5cm
      • 重量:395g(Xスモール)、520g(スモール)、550g(レギュラー)、720g(ラージ)
      • 商品名:シートゥーサミット「ウルトラライトS.I.マット」
      • 公式サイト:商品ページ

      シートゥーサミット
      ウルトラライトS.I.マット

      サイズ:全長183×幅51×厚さ2.5cm(レギュラー) 収納サイズ:φ13.5×26cm(レギュラー) 重 量:550g(レギュラー)


      サーマレスト「トレイルスカウトUPDATE」

      R値3.1と冬でも使える暖かさと、持ち運びのしやすさを両立した自動膨張式マットです。生地にはリップストップウレタンを採用することで、エアマットの弱点である穴空きに対処しています。

      空気の流れを最大化する『WingLockバルブ』で、膨らませるのに手間取りません。収納袋が付属しており、どこでも持ち運びしやすいのもうれしいポイントです。

      同じくサーマレストの『Zライトソル』をはじめとした、クローズドセルマットからのアップグレードにおすすめの1枚です。S・R・Lと3種類のサイズがあり、幅はS・Rで51cm、Lで64cmです。Rサイズ以上なら183cm・196cmと全身を横たえられる長さになっています。

      • R値: 3.1
      • サイズ:幅51〜64cm×長さ119〜196cm×厚さ2.5cm
      • 重量:460g(S)、680g(R)、940g(L)
      • 商品名:サーマレスト「トレイルスカウトUPDATE」
      • 公式サイト:商品ページ

      サーマレスト
      トレイルスカウトUPDATE

      サイズ:51×183cm (R) 収納サイズ :28cm×直径20cm(R) 重量:680g(R)


      エアポンプ内蔵式のおすすめ登山用マット

      空気式のマットは、空気を入れる量を調整することで、好みの厚みとふかふか感を作り出せる点がメリットです。

      エクスペド「Versa 2R M」

      ポンプが内蔵されており、素早く空気を注入できるマットです。呼気を使わなくてよいため、マット内部が湿る心配もありません。内部に搭載されているTexpedloft断熱材により、高い断熱性を発揮します。

      R値は2.4、対応下限温度は0℃と、春・夏・秋の3シーズンで広く活躍するでしょう。冬場も使いたいなら、別のマットと組み合わせると安心です。

      素材にはリップストップ加工が施された、耐久性の高いポリエステルを使用しています。エアマットは破れると使えなくなってしまうので、強い生地を使っている点は大きな魅力です。

      • R値: 2.4
      • サイズ:幅52cm×長さ183cm×厚さ5cm
      • 重量:595 g
      • 商品名:エクスペド「Versa 2R M」
      • 公式サイト:商品ページ

      エクスペド
      Versa 2R M

      重量:595 g R値:2.4 対応下限温度:0℃ 収納サイズ:23 × 12.5 cm サイズ:183 × 52 × 5 cm


      断熱性に優れた登山用マット

      マットにR値7以上の高い断熱性があれば、寒冷地での登山でも安心できるでしょう。人気ブランドから、耐熱性に優れたハイグレードモデルを二つ紹介します。

      エクスペド「Ultra 7R」

      700FPのダウンを使用し、R値は7.1という高い断熱性を誇るマットです。対応下限温度は-30℃なので、極寒の地の登山でも十分に活躍するでしょう。

      空気はポンプで注入する仕様になっており、呼気を使わないため内部が湿る心配がありません。スペックの割に、重量はMサイズで650gと軽量なのがポイントです。

      20Dのリップストップポリエステルを使用しており、耐久性は高いでしょう。サイズ展開が豊富で、長方形型とマミー型の両方があることも特徴です。

      • R値: 7.1
      • サイズ:幅52〜65cm×長さ183〜197cm
      • 重量:M:650 g(M)、790 g(MW)、855 g(LW)、495 g(M Mummy)、655 g(MW Mummy )、690 g(LW Mummy)
      • 商品名:エクスペド「Ultra 7R」
      • 公式サイト:商品ページ

      エクスペド
      Ultra 7R

      サイズ:183 ×(62 × 42)× 9cm 収納サイズ:23 × 13.5cm 重量:655g


      ふかふか感抜群!極上のキャンプ用エアベッド

      サーマレスト「モンドキング3D」

      コンフォート感を重視したキャンプ用の「エアベッド」です。サーマレストの中で最も断熱性が高いモデルです。夏場のキャンプから冷え込みが厳しい冬の高地まで、高い快適性を発揮します。厚さは11cmもあり、地面の凹凸を感じることなく眠れるでしょう。

      厚みを生かして下からは地面からの冷気を遮断つつ、上面の凹部に体温から出る熱をため込むことで高い保温性を発揮します。また、表面のニット生地はビロードのような肌触りで、まるで自宅のベッドで寝ているような寝心地を実現しています。

      グループで同じモデルをそろえ、並べて使うという方法もあるでしょう。

      • R値: 7.0
      • サイズ:幅64cm×長さ196cm×厚さ11cm(L)、幅76cm×長さ203cm×厚さ11cm(XXL )
      • 重量:1990g(L)、2500g(XXL)
      • 商品名:サーマレスト「モンドキング3D」
      • 公式サイト:商品ページ

      サーマレスト
      モンドキング3D

      重量:2500g、サイズ:76×203cm、収納サイズ:79✕23cm


      まとめ

      登山は通常のキャンプと異なり、不整地や傾斜のある地面で寝泊まりをするケースが多くなります。そんなときに、マットがあると寝心地を大きく改善できるはずです。

      寒さの厳しい季節には地面からの冷気が大きな脅威となりますが、マットがあれば冷気を遮断してくれます。夏場でも標高が高い山でのテント泊には、マットの用意が欠かせません。

      マットを選ぶ際は断熱性やサイズ、タイプに注目するのがポイントです。R値は足し算できるので、マットを2枚用意して、組み合わせて使えば断熱性をアップさせることもできます。自分のアクティビティにぴったりマットを手に入れて、山での快適な眠りを実現しましょう。

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