いろいろなメディアに取り上げられ、今やアウトドアスパイスの域を超えて幅広いユーザーに愛される「ほりにし」。
今回は、そんなほりにしの白・赤・金を使ったオートミールのアレンジレシピをご紹介します。
アウトドアスパイス「ほりにし」を簡単にご紹介
「ほりにし」は、和歌山県のアウトドアショップ「Orange(オレンジ)」が開発した万能スパイス。
白いラベルのほりにし(通称、白ほりにし)は、肉や魚はもちろん、ふりかけのようにごはんにかけて食べてもおいしいという、文字通り「万能」な調味料。筆者は、自作したサラダチキンにかけて食べるのが好きです。
赤いラベルが目を引く「ほりにし辛口」は、白をベースにさらに青唐辛子や山椒などの辛み成分を追加。
ただ辛いだけでなく、うま味と辛みのバランスが取れたスパイスに仕上がっています。
金のラベルに高級感を感じるのは、「ほりにしプレミアム」。香り高いトリュフソルトが配合されていて、一層芳醇な香りが楽しめます。
公式の説明では「特に卵やチーズとの相性が抜群」とあるのですが、筆者はサラダにかけて食べるのが特に好みです。
今回は、この3種類のほりにしを使ってオートミールチヂミを作り、食べ比べてみます。
ほりにしで作るオートミールチヂミのレシピ
材料(2人分)
- オートミール(クイックオーツ) 50g
- ニラ 100g
- にんじん 1/4本(約30g)
- 卵 1個
- 水 60ml
- ほりにし白・赤・金 各大さじ1/2
- ごま油 大さじ3
材料は少なめ、つなぎも粉類を使用せず卵だけですが、意外とちゃんとチヂミっぽく仕上がります。では、さっそく作り方をご紹介!
ほりにしで作るオートミールチヂミの作り方
ニラは根元は1cm幅に、葉部分は3cm幅に切りましょう。ニラの根元に豊富な血液サラサラ成分「アリシン」は、細かく切ると酵素が活性化しやすくなります。
逆に葉部分に多く含まれるビタミン類は、大きめに切ると流出しにくくなります。
ニラは乾燥に弱くしおれやすいので、キャンプなどで使用する場合はカットして冷凍しておくのがおすすめです。
にんじんは千切りにしましょう。少し入っているとポリポリとした食感で食べごたえがアップするほか、彩りも鮮やかに仕上がります。
ボウルにオートミール、切ったニラとにんじんを加え、さらに卵を割り入れて水を加え、しっかり混ぜて生地を作りましょう。
ちなみに、今回使用しているオートミールは粒が細かめのクイックオーツというタイプ。もちもちとした食感で、チヂミのような焼き物レシピにもおすすめです。
焼く前に生地を3等分し、それぞれに白・赤・金のほりにしを加えて混ぜます。写真手前が白、右が赤、左が金となっています。
あとはフライパンにごま油を熱し、それぞれの生地を焼きます。チヂミは生地を平たく伸ばし、強めの中火で表面をカリッと焼くのがおいしく仕上げるポイント。
しっかり焼いておくと、返しひとつで簡単に返すことができます。残りの2枚も同じように焼いたら、食べやすい大きさに切って……
盛り付けて完成!見た目は同じですが、3種類別々の風味のオートミールチヂミが完成。では、食べ比べてみます!
まずは白ほりにしで作ったチヂミから。ニラの程よいザクザクした食感、オートミールのもちもち食感、ガーリック風味のバランスが絶妙!
ほんのり和風の味わいが、ホッとするチヂミに仕上がっています。
続いては赤ほりにしのチヂミ。こちらは程よい辛みのおかげでニラの香りが引き立って、ガツンとパンチの効いた風味。
まさに「チヂミらしいチヂミ」という味わいが楽しめます。
最後は金ほりにしのチヂミ。こちらはトリュフソルトのおかげで卵の風味が引き立って、後味やさしいマイルドな風味。
食べやすい味わいながらも、どこか上品な佇まいを感じさせてくれるチヂミです。
一番おいしかったのは……
という訳で食べ比べてみた結果、筆者が一番おいしいと感じたのは「金ほりにしのオートミールチヂミ」!
公式の「卵との相性抜群」という説明どおり、卵のふんわりした風味が引き立って、ニラの香ばしさとにんじんの甘みをやさしく包み込むよう。
後味もクセがなく、いくらでも食べられそうです。
という訳で、今回は白・赤・金と3種類のほりにしを使ってオートミールチヂミを作りました。
ほりにしは素材のうま味を引き出してくれるので、今回のような焼き物レシピにもおすすめ。スパイスの風味とうま味のおかげで、調味料をつけなくてもパクパク食べられます。
皆さんもぜひオートミールチヂミを作って、食べ比べしてみてください!