缶つまはおつまみとしてだけじゃなく、料理にも使える優れもの!
お酒に合う肴を缶詰にした「缶つま」。パカッと開けてすぐにおいしいおつまみが楽しめるので、お酒好きキャンパーの方にも愛されているシリーズですよね。
今回は、そんな缶つまシリーズの中から「九州産ぶりあら炊き」を使って、お酒はもちろん、ごはんにもぴったりなアウトドア仕様のぶり大根を作ります。
缶つまで作るぶり大根のレシピ
材料(2人分)
- 缶つま「九州産ぶりあら炊き」 1個
- ちくわ 4本
- 大根 300g
- キムチ 50g
- しょうが 約50g
- 水 300ml
今回は、ぶりあら炊きの缶汁を利用し、さらに素材のうま味や風味を生かすことで、味付けの調味料は使わずにしっかり味のぶり大根に仕上げます。
缶つまで作るぶり大根の作り方
大根は縦十字に切り、切り口を下にして端から1cm幅に切りましょう(いちょう切り)。
今回は下茹でなどをせずに煮込むので、火が通りやすいように皮を厚めに取ります。さらに、皮を取った大根をやや薄めに切ります。お家でここまで行っておく場合はレンジで加熱しておくと、煮込み時間が短縮できて味も染み込みやすくなります。
ちなみに、大根の皮は食物繊維が豊富。漬物やきんぴらにして食べてもおいしいので、捨てずに他の料理に利用しましょう。
しょうがは薄切りにしましょう。実はしょうがは皮の近くが最も香りが強く、辛み成分も豊富。皮付きのまま利用すればごみも減らせ、食べると体もよりポカポカ温まるので一石二鳥です。
ちくわは斜めで、2cm幅に切りましょう。練り物であるちくわは高タンパク低脂質。そのまま食べてもおいしいので、アウトドアシーンでも活躍する食材ですね。
ちくわは煮物に使えばだしが出て、具材兼調味料のような役割を果たしてくれます。食物繊維が含まれていないので、大根のようなお野菜と一緒に料理すると栄養のバランスがよくなります。
下ごしらえが済んだら煮込んでいくのですが、缶つまのぶりあら炊きは既にしっかり煮込まれているので、まずは缶汁を調味料として利用します。身の方は後ほど使用するので、取っておきましょう。
クッカーに水、大根、しょうが、ちくわを加え、煮立たせたらぶりあら炊きの缶汁を投入。元々がおつまみ用なので汁も濃いめの味付けで、素材のだしと合わせると予想以上にしっかり味に仕上がります。
アルミホイルをクッカーの形に合わせて整え、お箸で穴を開けた落し蓋をぽとり。弱火で15分ほど煮込みます。
煮えたら一度火を止め、キムチ、ぶりあら炊きの身を加え、再度落し蓋をして弱火で5分ほど。身は崩れやすいので、ゴロッと形を残したい方は取り扱いに注意です。
しっかり煮込んで完成!熱々のうちに盛り付けて……といきたいところですが、じつは煮物は一度冷ますとより味が染み込みます。少し置いておいて、食べる直前に温め直しましょう。
冷ましている間にあることを済ませ、加熱し直して盛り付けました。肝心のお味の方は……
あら炊きの汁を吸った大根はホクッとやわらか。ちくわの優しい塩気の中に、しょうがのさわやかな香りと食感、ほんのりキムチのピリ辛風味。
ぶりの身の方は既に味がしっかりついているので、他の具材と一緒に食べることでちょうどいい風味に。しょうがとキムチのおかげで、食べていると体がポカポカしてきます。
と、ここまでがぶり大根のレシピですが、実は同時におまけでもう一品……
ぶり大根を冷ましている間に、大根の皮できんぴらを作っていました!こちらは細切りにしてごま油で炒め、めんつゆを煮絡めて白いりごまをちらしただけ。
程よいポリポリ食感と甘辛味は、どこか懐かしい味わい。ぶり大根ときんぴらで、ポカポカ温まりお腹もいっぱいになりました。
という訳で、お酒好きの方もそうでない方も、缶つまで作るぶり大根、ぜひ作ってみてください!