クルマが大好きなラジオパーソナリティのピストン西沢さんによる本誌・不定期連載をBE-PAL.NETでもお届け。今回はサーキットでの車中泊がテーマです。
今回は長年の夢であったサーキットでキャンプというのをやってみたぞ。
かつて海外では、一流レーサーはみんなモーターホーム住まいだった。その憧れはどんな現実なのかな?
もてぎスーパー耐久レースに参戦!
寝泊まりはサーキット横でキャンピングカー!?
モビリティリゾートもてぎのパドックに木曜日から3泊するこの計画。結論からいうと、最高でした。まず居住性の高さ。脚を伸ばしてフラットに寝られるので、疲れも取れて休息には十分。朝はクルマの中で顔を洗い、歯を磨く。その後朝食をクルマで作り、走行時間までくつろげて想像以上に幸せ。また、レースカーに乗り、疲れて戻るとそこは完全なプライベートルームに。反省や改善点をここでまとめ、気が付くと夕方になっていた。
お風呂はサーキット内にある「モビリティリゾートもてぎホテル」の大浴場。汗を流し、露天風呂でくつろぐ。その後コンビニに行き、夜ご飯はサラダとサラダチキン、チーズ、餃子などを買う。これを家から持ってきたパニーニメーカーではさんで焼くと……サクサクのホットサンドのでき上がり! 一応ポータブルバッテリーも持ってきたが出番なし。キャンピングカーの電源は最強です。ちなみにこれをライブ配信したら、1000人くらいの人が観ていてびっくり。こんなルーティーン、またやりたい(笑)。
今回使ったキャンピングカーはこれ!
RVトラスト/TR500 C-LH
ハイエースをベースにした中型サイズのキャブコン。コインパーキングに入る便利サイズで、一般サイズの駐車場に停めるこの企画にぴったり。
問い合わせ先:キャンタル世田谷店 03(5797)9400
キャンピングカーがやっぱり便利と感じたポイント
その1
エアコン常設で疲れが吹っ飛ぶ
9月の初旬だからサーキットは、とにかく熱がすごい。レースカーから降りてきて、エアコンが効いた室内はとにかくありがたい。サブバッテリーで家庭用エアコンは7時間くらい稼働する。
レース前にサクッと休憩。
その2
ふかふかのソファで美味しくご飯
食事も外食しないで自炊だ(笑)。コンビニでパンやサラダを買ってきて、そいつを挟んでホットサンドにしたり、餃子も焼ける。これも全部サブバッテリー。電源はピットから取れるのだ。
電子レンジもパニーニメーカーも使える!
そして久々の5時間耐久レース!結果は……
このGR86は、レースウィークの水曜日にシェイクダウンの完全な新車。かっこいいでしょ? 乗りやすかったけど、どこでもドリフトしちゃうので、タイムは出なかった。
レース中、あまりに暑くて死にそうになったのでした。
ピストン西沢さん
多数のラジオ番組にてパーソナリティを担当。ウィットに富んだトークが人気を集め、第48回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞。車好きとしても知られ、レーサーとしてインテグラレースやスーパー耐久などに参戦。
※構成/ピストン西沢
(BE-PAL 2022年11月号より)