実用的かつ個性的!手のひらサイズの湯たんぽ
秋冬のキャンプにおいては、いかにして寒さを防ぐかが重要であり、楽しさにも直結する要素。そのために用いる暖房グッズ・防寒ギアとしては、ストーブやカイロなどとならび、湯たんぽも定番です。
そして数ある湯たんぽのなかでも、マルカが販売する「ミニゆたA(エース)600ml」は、とくに個性的な一品。
このとおり、手のひらにちょうど乗るサイズの可愛らしい湯たんぽです。
携帯しやすいことは言うまでもなく、大きな特徴は直火で加熱できること。その点がキャンプにおいてじつに都合がよく、見た目以上に素晴らしい働きをしてくれます。
素材感が美しく、安っぽさを感じさせない本格仕様
このレトロな外観も、ミニゆたの魅力です。小さいからといってポップなデザインにせず、従来の人気モデルから、ほぼそのまま小型化されています。
本体の素材は「溶融亜鉛メッキ鋼板」で、蓋は真鍮。シルバーとゴールドの配色と、素材感のコントラストが美しく感じられます。
この味わい深さは、プラスチック製の湯たんぽでは、到底出すことは叶わないでしょう。
また、波打ったボディは非常に堅牢で、手で強く押してもベコベコとへこむようなこともありません。見た目においても、手で触れた感触においても、安っぽさを感じさせない本格的な仕上がりです。
唯一無二の個性をもち、高級感さえあるミニゆたは、まさに「いいものを使っている」というよろこびをもたらしてくれます。
この気持ちがどれだけ心地よいのものか、キャンプ用品にこだわりのある方であれば、きっと共感してくれることでしょう。
冷めたらバーナーでそのまま再加熱できる
ミニゆたの使い方には、2通りあります。ケトルで沸かしたお湯を注いで使用するか、ミニゆたに水を入れた状態でそのまま加熱するか。
どちらの方法を用いてもいいのですが、金属製ならではの強みが活きるのは、やはり直火での加熱です。おそらく多くの人がキャンプへ持っていくであろう、シングルバーナーを活用できます。
使用中に冷めたらそのまま加熱して、すぐに再使用できる手返しのよさも利点です。冷めたお湯をケトルに出して、沸かして、また湯たんぽに戻すという手間が発生しません。
ただし、本体を直接加熱する際は破裂防止のため、蓋をかならず外しておかなければなりません。ほかにも注意すべきことがあるため、製品の注意書きをよく読んでから使うことが大切です。
寝るときはもちろん、昼間も手放したくない温かさ
湯たんぽがもっとも威力を発揮するのは、やはり寝るとき。就寝前の段階で寝袋に入れておき、温めてから寝るのが定番の使い方です。
寝袋に入るときの、ひんやり感がなくなります。寝袋の性能が冬の気温に対応できるレベルであれば、これで十分快適です。
それにくわえ、ミニゆたは日中にも活躍します。たとえばチェアに座りながら、お腹に抱えて温まる使い方。
一般的なサイズの湯たんぽとくらべ、軽くて体に負担がかからず、小さくて抱えやすいのがミソ。チェアの背もたれと腰との間に挟んでおくのも、コンパクトだからこそできる使い方です。
ただし、いずれの場合も低温やけどに気をつけなくてはなりません。長時間にわたって体の同じ場所に当て続けたり、寝袋に入れたまま寝たりしないようご注意を。
使ってみて初めてわかるミニゆたのいいところ
コンパクトで携帯しやすいこと、直火で加熱できることのほかにも、気に入った点がいくつかあります。
ひとつは、コンパクトであるために、小型のシングルバーナーでも使いやすい点です。重量のバランスに無理がなく、不安を感じずに使用できます。
もうひとつが、フタの開閉がほぼ半回転で済むところです。地味なポイントですが、細かい部分の利便性もまた、継続的に使用する道具として大切な要素となります。
それは容量が少ないミニゆたにおいては、なおさらです。一般的な容量の湯たんぽとくらべるとお湯が冷めるのが早く、そのぶん短いスパンで再加熱することになります。
そのため蓋の開け閉めの簡単さが、大きなメリットとなります。交換用のパッキンが1つ付属しているのも、大変うれしい気づかいです。
今後の必携アイテムとして流行るポテンシャル
レトロで可愛らしく、素材感が美しく、コンパクトだからこその実用性を秘めたミニゆたA600ml。キャンプの道具に強いこだわりをもつ人でも、きっと満足できることでしょう。
加熱時に少しばかり燃料を消費するだけで、温かさが数時間持続する、エコな特性も強みです。
秋冬のキャンプをサポートする防寒ギアの定番として、これから多くの人が愛用することになるかもしれません。
そう言えるほど使い勝手がよく、多様なシーンに対応し、愛着をもって使い続けられそうな湯たんぽです。
マルカ ミニゆたA600ml
容量:600ml
素材:溶融亜鉛メッキ鋼板、真鍮、合成ゴム、ポリエステル
価格:3,300円