BE-PAL1月号付録のkarrimorとコラボした「ソロ鉄フライパン」レビュー
12月8日に発売されたビーパル1月号の付録は、何とイギリスのアウトドアブランド「karrimor」とコラボした「ジャスト“食パン”サイズソロ鉄フライパン」。
一般的な食パンがぴったり収まるスクエアサイズですが、もちろんトースト以外のキャンプめしにも活躍する優れものです。
今回はそんな「ソロ鉄フライパン」を、料理家として活動する筆者が実際に料理を作りながらレビューします。
ソロ鉄フライパン本体
まずはフライパン本体を見てみましょう。サイズはおおよそ横14cm×縦15cm、ハンドルを入れても全長約25cmと非常にコンパクト。
本体の素材は鉄、ハンドルはステンレスとなっています。鈍色に輝く「karrimor」のロゴが格好いいですね。
ハンドルは裏面に折りたたむことができ、バックパックの隙間にも入れられそうなサイズ感になり収納性も◎。また非常に軽いので、力の弱い方でも楽に扱うことができます。
深さは約2cmと浅めですが、ソロならアヒージョや焼き物料理も十分に対応可能です。
では、次からは実際に料理を作ってみましょう。
ハニーシナモントースト
まずはトーストから。フライパンにバターを熱し、食パンを入れて弱火で焼き上げます。
ご覧のとおり、本当に食パンがジャストフィットです。
2~3分焼いたら裏返して、こんがり焼き色がついていればオーケー。
食卓に並べ、はちみつとシナモンパウダーをかけたら「ハニーシナモントースト」の完成。フライパンがコンパクトなので、そのまま食卓に出しても絵になりますね。
ジャストサイズでまんべんなく加熱できるため、外はカリッと香ばしく、中はふんわり食感に焼き上がりました。
はちみつのすっきりした甘みと、シナモンのさわやかな香りは朝食にもぴったりです。
ベーコンエッグ
続いてはベーコンエッグ。まずはベーコンを弱火でカリッと焼き上げます。
ベーコンが焼けて脂が出てきたら卵を割り入れて、弱火で卵に火が通るまで加熱します。
食卓に並べ、粗挽き黒こしょうをたっぷりかけて完成。こちらも普通のフライパンで作るより、ちょっぴりオシャレに見えますね。
ベーコンはカリカリ香ばしく、白身はしっかり火が通っていますが、黄身はとろとろです。四角く焼き上がるのでキレイに切り分けられ、食べやすいのも嬉しいです。
エビとマッシュルームのアヒージョ
続いてはキャンプめしの定番「アヒージョ」。今回、具材はえびとマッシュルームをチョイスしました。
フライパンにオリーブオイルとおろしにんにくを熱し、香りが立ってきたら具材を入れて弱火で加熱。マッシュルームがしんなりしたら火から下ろします。
食卓に並べ、刻みパセリをちらして完成。フライパン自体がコンパクトなので、よりボリューミーに見えます。具材にも火が通りやすいので、5分ほどで完成しました。
プリッとしたエビと、マッシュルームのうま味に、にんにくとオリーブオイルの風味が絡んで絶品。キャンプめしはもちろん、手軽に作れるのでおつまみにもぴったりです。
お好み焼き
最後は「お好み焼き」。筆者は関西人なので、今回は関西風の豚玉を四角く焼き上げます。
フライパンに油を引いて、キャベツと卵を混ぜた生地を流し入れます。ちなみに、深さがあまりないということを考慮し、生地は通常の8割程度の分量で作っています。
生地の上に豚バラ肉を乗せたら、弱火で火が通るまで焼いて……
「エイヤッ!」とひっくり返します。四角くコンパクト、かつ材料をやや少なめにしているおかげで、簡単に返すことができました。このまま裏面にも豚肉の脂を染み込ませます。
裏も焼けたら食卓に並べ、お好み焼きソースとマヨネーズをかけ、青のりとかつお節をたっぷりちらして完成。四角いと、お好み焼きもスタイリッシュに見えますね。
火の通りがいいので外側は程よくカリッと、中はふっくらした焼き上がりに。
豚肉のうま味とキャベツの甘みが、ソースとマヨネーズに絡まって、これぞ「豚玉」。関西人のDNAがうずく一品に仕上がりました。
karrimor×BE-PAL ジャスト“食パン”サイズソロ鉄フライパンを使ってみて
という訳で、ソロ鉄フライパンを使って実際にいくつか料理を作ってみました。感想としては、「思った以上に熱が回りやすい」です。
サイズがコンパクトなので当然ですが、普段のフライパンで使用する弱火よりも、1段階から2段階ほど弱めの火力で十分加熱することができました。使用上の注意にも記載がありますが、お使いのガスコンロに合わせ、弱めの火力で様子を見ながら加熱してみてください。
また、表面の塗装を傷つけたくないという方は、調理器具やカトラリーは木製かプラスチックのものを使用しましょう。
今回作った料理はシンプルなものばかりですが、スクエアだとよりスタイリッシュな仕上がりに。そのため、「最近キャンプめし、マンネリ気味だな……」という方にもおすすめです。
この記事をご覧の読者の皆さんは、すでにお手元にある方がほとんどかと思いますが、まだBE-PAL本誌を購入されていないという方は、ぜひ参考にしてみてください!