ファミリーキャンプでの遊びで困っていませんか。
大人は自然を眺めながらのんびりと過ごす時間も楽しいですが、子どもには退屈な時間になってしまいます。
そんな時はキャッチボールやフリスビーなどもいいですが、今回は大人も子どもも楽しめる「スラックライン」という遊びを紹介したいと思います。
最近は、キャンプ場でもスラックラインを楽しんでいる人を見かけることも増えました。
興味のある方は、ぜひ挑戦してみていただければと思います。
スラックラインとは
スラックラインは、木から木などへ張り渡したベルト状のラインの上に乗り、バランスを取って楽しむスポーツです。
ものすごく簡単に説明すると、「綱渡り」をスポーツアレンジしたものです。
最初は立つことも難しいですが、練習をすることで歩いたり、上下に揺れたりすることができるようになります。上級者になると、ジャンプなどの技を楽しむこともできます。
行っていると、体幹を鍛えることができますし、体力を使うのでダイエットにも効果的です。
キャンプでは基本的に木へラインを張って楽しむことになりますので、子どもがより自然を身近に感じられるようになるのも、嬉しいポイントです。
スラックラインに使用する木を探しながら、親子で木について話したりして盛り上がったりできるのです。
スラックラインに必要なアイテム
スラックラインを始めるために必要な道具は、ベルト本体、ラチェット付きのベルト、そして木を守るためのツリーウェアなどの保護材です。
スラックラインのスターターセットは、インターネットなどで3,000円くらいから販売しています。そこまで高くないので、始めやすい金額だと思います。
それぞれの道具はかさばらず、コンパクトにまとまるのでキャンプに持っていくのにもおすすめ。
安全のために下に敷くクラッシュパッドなどのマットがあれば、より幅広い年齢で楽しめると思います。
スラックラインを設置する場所
キャンプで楽しむ場合は、幹の太さが直径30センチ以上の木が2本以上ある場所を探しましょう。
わが家の場合はいつもスラックラインを楽しむため、テントを設置する場所は木の近くで、と決めています。
なお、他のキャンパーの通行の迷惑になるような場所には、ラインを設置しないように注意しましょう。
木が近くにあるとハンモックを楽しんだり、木登りもできたりする場合があるのでその点もファミリーキャンパーにはおすすめできるポイントです。
木を保護するため、スラックラインを行う場合は必ず保護材を使用するようにしましょう。
保護材は自宅にあるもので代用できます。わが家はツリーウェアも持っていますが、ブランケットを代用品として使うこともあります。
スラックラインを楽しむために
スラックラインは、ラインを張る長さや高さによって難易度が変わります。
最初は、高さは低め、長さ5メートルくらいから挑戦するのがおすすめです。
5メートルという長さでも、乗るとグラグラとラインが揺れるため、最初は立つことも難しいです。
小さな子どもも、自分で足を置くことができる高さなら自ら率先して楽しんでくれます。わが家の5歳の次男も、果敢に挑戦しています。
コツはまっすぐ前を向いて、手を上げてバランスをとること。最初は少し恥ずかしいと感じることもありますが、慣れてくると自然と手を上げることに慣れてきます。
立つことに慣れてきたら、足を入れ替えてバランスを取る練習をします。右足で5秒、入れ替えて左足で5秒という感じで足を入れ替えながらバランスをとります。
足を入れ替えることができるようになると、歩けるようになります。
このようにして、まずは5メートル歩けるようになることを目標にして頑張りましょう。歩ききったときの達成感は、なかなかのものですよ。
家族で楽しんでいると、周りの子どもも近寄ってくることがあります。相手の保護者の方に確認をして、皆で一緒に楽しんでもいいでしょう。
子どもが安全に楽しむために
小さな子どもがいる場合は、補助用のラインを用意するのがおすすめです。
手で補助用のラインを掴みながら歩けるので、子どもでも簡単に綱渡りを楽しめます。
子どもの場合、立つことができないと「楽しくない」と、すぐに飽きてしまうので、まずは簡単にスラックラインを楽しめるようにする工夫が必要でしょう。
また、ベルトの揺れが一番大きい中心部分にマットなどを敷くことで安全に楽しむことができます。
大人も子ども楽しめるスポーツで楽しい時間を!
スラックラインは大人も子ども同じ条件で楽しめるスポーツです。
キャンプという特別な時間に、特別なアウトドアスポーツを楽しむ。
きっと、家族にとって素敵な時間を過ごすことができますよ。