周囲のキャンパーが思わず立ち止まるような、かっこいいサイトを作ってみたくはありませんか?設置するだけで簡単にクールさを演出できる、おすすめの黒いテントを厳選しました。使用時の注意点とそれをカバーする方法についても解説します。
黒いテントの魅力とは
近ごろ、キャンパーたちの間で、黒いテントに注目が集まっています。多くの人々を引きつける黒いテントの魅力は、どんなところにあるのでしょうか。
見た目も実用性も優秀
第一に、見た目がクールでかっこいいことです。ほかの色とは一線を画す、ストイックなイメージが黒いテントの魅力です。
機能面では、遮光性が高く強い日差しを効率的に遮るため、快晴でもテントの下にいれば昼寝がしやすいでしょう。汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
しかし、熱気がこもりやすいため夏場は暑く、昼間でもテント内が暗いというデメリットもあります。また、黒はハチの攻撃性を刺激する色でもあるため、無頓着に使うというわけにもいかないでしょう。
機能と工夫でデメリットをカバー
黒いテントで快適に過ごすコツは、風通しをよくして熱を逃がすことです。そのため、テントを購入する際は、開口部を大きく取れるものを選ぶとよいでしょう。
外気が流れ込む場所が多ければ、その分だけ太陽光を取り入れる場所も増えます。熱気と採光の問題がクリアできれば、使い心地の面で死角はありません。
また、スズメバチ被害は7~10月が最も多いとされています。ハチに遭遇しないよう、その時期に黒いテントを使用するのは避けるのが賢明です。ハチの巣ができやすい木のそばに設営しないといった配慮も必要でしょう。
コンパクトな黒いテント4選
「都会の喧噪を忘れて、1人ひっそりと自然の中で過ごしたい…」そんなときに活躍するのが、コンパクトなテントです。まるで秘密基地のような、ワクワク感のあるテントをピックアップしました。
グリップスワニー「FIREPROOF GS TENT(Special Edition)」
約330×190×130cm・総重量は約5.6kgの、中級者以上向けに作られたパップテント型です。軍用テントとして使われていたタイプで、ミリタリーファンにはたまりません。
フロント部分はロールアップすれば大きく開口し、別売のポールを使えば大きくはね上げてタープとしても使えます。
幕体にはブレイズシールドと呼ばれる、グリップスワニー独特の難燃加工が施されています。炎が自然と消える性能があり、火に接触したとしても燃え広がりにくいのが特徴です。
- 商品名:グリップスワニー「FIREPROOF GS TENT(Special Edition)」
- グリップスワニー公式オンラインストア:商品はこちら
グリップスワニー
FIREPROOF GS TENT(Special Edition)
サイズ1人用(巾330×奥行190×高さ130cm) 重量約5.6kg(テント本体約3.72kg、ポール1本260g)
ムラコ「NORM 2P BLACK」
使いやすさを追求したドーム型で、安定感にかけては別タイプのテントの追随を許しません。さらに、高さを抑えることで風の抵抗を軽減し、強風の中でも室内空間を守ってくれます。
ポールを5カ所でクロスさせた、丈夫な構造が特徴です。ポールはフラットに縫製されたスリーブにしまうため、凹凸がほとんどなく雨がスムーズに流れ落ちていきます。
約140×340×115cmと1人用にほどよいサイズに飽きのこないデザインで、長く愛用できるソロキャンプの相棒となってくれるでしょう。
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- 商品名:ムラコ「NORM 2P BLACK」
- ムラコ公式オンラインストア:商品はこちら
カナディアンイースト「ピルツ7」
ソロキャンプに慣れていないと、テントを張るのに手間取ることもあります。その点ピルツ7は単純な構造のワンポールテントなので、1人でも簡単に設営できるでしょう。
もう一つの魅力は、ペグで固定できるスカートがついている点です。テントの内と外をしっかりと分けて、寒い冬キャンプでも隙間風の侵入を防げます。
出入り口の開口部のほか上部にベンチレーターもあり、空気が滞ることはありません。防寒性能をアップさせたい場合は、別売のインナーテントを使用するとよいでしょう。
- 商品名:カナディアンイースト「ピルツ7」
- カナディアンイースト公式サイト:商品はこちら
パーゴワークス「NINJA SHELTER」
最小限の荷物しか持たない、ULスタイルのキャンプに最適なモデルです。サイズは約380×220×140cm、本体と2本のポールを合わせて約1.15kgとコンパクトかつ軽量で、サイトまでの移動も苦になりません。
ポールを調整すれば、天井高を120~140cmに変更できます。高さ120cmでスカートを使用すれば暖かな空気を逃さず、肌寒い季節になっても快適に過ごせるでしょう。
空気を入れ替えたいときは、高さ140cmに変更します。室内空間が広がるので、チェアなどの家具を置いても手狭に感じることはありません。
- 商品名:パーゴワークス「NINJA SHELTER」
- パーゴワークス公式オンラインストア:商品はこちら
スタイリッシュな黒いテント2選
黒いテントはエッジの効いたシャープさが魅力です。しかし、大人の落ち着きを手に入れた世代には、洗練されたデザインの中にも遊び心をのぞかせるテントが似合うかもしれません。
ノルディスク「Asgard 12.6 Tent Black Edition」
ノルディスクの人気テントである、アスガルドのブラックエディションです。通常よりもロゴを大きく目立たせ、クールな中にもほのかに甘さを感じさせます。
約400×375×250cmの大きさで、最大6人で使用可能です。サイドが立ち上がっているため、内部は見た目よりも広々としていて、ラグジュアリーキャンプの本拠地としても不足はありません。
出入り口と各所のベンチレーターが、風の通り道を作ります。サイドパネルは全面ロールアップできるため、日中はタープとして使用してもよいでしょう。
- 商品名:ノルディスク「Asgard 12.6 Tent Black Edition」
- ノルディスク公式オンラインストア:商品はこちら
ノルディスク
Asgard 12.6 Tent Black Edition
テント/幅×奥行×高さ:400cm×375cm×250cm 収納サイズ(幅×奥行):114cm×37cm
DOD「ファイヤーベース T8-524-BK」
オールシーズン使いやすい、ポリコットン素材のテントです。エントランスが4カ所にあり、上から下まで大きく開くので、風通しのよさには文句のつけようがありません。
全ての開口部にはメッシュパネルがついているため、夜間も虫の侵入を防ぎながら空気を入れ替えられます。フロアシートをつければテントとして、取り外せば土間リビングとしても活躍します。
約330×500×240cmで最大8人収容可能な大きさですが、別途タープを張らなければ区画サイトにも収まるサイズです。
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- 商品名:DOD「ファイヤーベース T8-524-BK」
- DOD公式サイト:商品はこちら
DOD
ファイヤーベース T8-524-BK
サイズ:(約)W3300×D5000×H2400mm 収納サイズ:(約)W700×D300×H280mm 重量(付属品含む):(約)15.1kg
高い耐水圧を持つ黒いテント2選
キャンプで困るシーンといえば、雨が降ったときではないでしょうか。急な悪天候の際にも、室内を守る耐水圧が備わったテントを紹介します。
ポーラー「2 MAN TENT – BLACK HOLE」
組み立てが簡単で手軽に使える、サイズ約152×216×101cmの2人用テントです。フライシートの前後をロールアップしてしまえば、風と一緒に熱気も外へ流れていきます。
フライシートの耐水圧は2,000mm、PUコーティングされたフロアシートは耐水圧3,000mmとなっており、急な雨に見舞われても慌てることはありません。
フライシートの上部には窓があり、テントの中から外の様子がうかがえます。雲のない晴れた夜には、満天の星を眺めながら眠りにつけるでしょう。
- 商品名:ポーラー「2 MAN TENT – BLACK HOLE」
- ポーラー公式オンラインストア:商品はこちら
タラスブルバ「ツーリングテント ALRP」
ツーリングキャンプを想定して作られた、約250×210×90cm・約2.6kgの2人用テントです。持ち運びに便利なケースつきで、収納すると約55×18cmになります。
フライシート・フロアシートの両方とも、耐水圧は3,000mmです。車などの雨宿りできる場所がないキャンプでも、安心して過ごせるでしょう。
フライシートはUVカット効果もあり、90%以上の紫外線をブロックしてくれます。日差しの強い季節のキャンプでも、大いに活躍してくれそうです。
- 商品名:タラスブルバ「ツーリングテント ALRP」
- タラスブルバ公式オンラインストア:商品はこちら
黒いテントに合わせたいブラックタープ3選
とことんクールさを追求するのであれば、タープも黒で統一し、オールブラックのコーディネートに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ムラコ「ヘキサウルトラ」
設営が簡単で、アレンジしやすい六角形のヘキサタープです。素材は撥水加工が施された高強度ナイロンで、2,000mmの耐水圧があります。
展開時のサイズは、小型テントにちょうどよい約320×290cmです。小さく折りたためるので、荷物を増やしたくない人も使いやすいでしょう。
なお、ペグとポールは付属していないため注意が必要です。メインポールは、同じくムラコの『NORTHPOLE EXTENSION』が推奨されています。
- 商品名:ムラコ「ヘキサウルトラ」
- ムラコ公式オンラインストア:商品はこちら
WAQ「ヘキサタープ TC M」
約340×330cmのポリコットン製タープです。火の粉が降りかかっても穴が開きにくいので、リビングのすぐそばで料理を楽しめます。
各所にグロメットがあり、サブポールを使って多彩なアレンジができる点も魅力的です。付属のハンガーテープを利用すれば、ランタンの吊り下げ場所にも困りません。
1~3人用のMサイズのほか、4~6人用のLサイズも販売されています。Mサイズにはサブポールは付属していないため、必要に応じて買い足しましょう。
- 商品名:WAQ「ヘキサタープ TC M」
- WAQ公式オンラインストア:商品はこちら
ロゴス「Black UV ヘキサタープセット L-BB」
黒×赤のメンズライクな配色のヘキサタープです。グロメット部分とポールにのみあしらわれた赤が、鮮やかなアクセントとなって目を引きます。
約570×500cmと大型なので、グループやファミリーでの大人数キャンプ向きです。テントと合わせて使うと、迫力のあるブラックコーディネートが完成します。UVカット率は約96.5%と高く、肌の弱い人や日焼けが気になる人も安心して使えるのではないでしょうか。
- 商品名:ロゴス「Black UV ヘキサタープセット L-BB」
- ロゴス公式オンラインストア:商品はこちら
まとめ
これまでテントといえばアースカラーが主流でしたが、近年では黒いテントを使用するキャンパーも増えています。
中にはテントだけではなく、小物にいたるまであらゆるギアを黒で統一し、おしゃれでかっこいいサイトを作っている人もいます。
これぞという黒いテントが見つかったら、コツコツとギアをそろえて、オリジナルのサイト作りに挑戦してみるのも面白いかもしれません。