肌寒いときのソロキャンプに!デロンギの超小型ヒーター
早春や晩秋など、ちょっと肌寒いな…と感じる季節。薪ストーブや石油ストーブに頼るほどでもないとき、便利に使える超小型ファンヒーターを発見! 電気ヒーター界の雄、デロンギの「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」です。
もともとは、デスクワーク中に冷えた手先や足元を温める、パーソナルなヒーターとして開発されたもの。
ソロテントの中で使ってみた
机周りにおくことを想定し、セラミックファンヒーターとしては最小クラスのサイズ感です。これはソロテントの中で使うのにうってつけなのでは? と思い、導入してみた様子をレポートします。
「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」の大きさは?
高さ18cm、横幅15cm、厚さはたった11cm。コロンとした可愛らしい形、余計な凸凹がほとんどなく、バックパックやキャリーケース、ギアボックスへのパッキングも容易です。
前面の特殊なパネル設計は、デロンギが独自に開発した形状。グリッドを通ってくる暖気が小さな渦になり、柔らかなぬくもりを発生させます。
重さは?
重さは917g(実測値)、ファンヒーターなのに1kgを切る軽さです。
わかりやすい操作部
スイッチは1つだけ。上部のダイヤルを時計回りに回すと電源が入り、ランプが赤く点灯します。回すに従って温度設定が高くなり、設定した温度になると自動停止。余計な電力を喰わない設計です。
送風パネルが上下に動く!
前面の送風パネルは、手で好きな角度に動かせます。暖かい風を下に向けてテントの床から温めたり、上に向ければ冷えた身体にピンポイントで温風を当てられます。
持ち運びに便利なハンドル
柔らかなハンドルは、長さ約12.5cm。ひょいと手にとって移動できます。
※ぶら下げたまま運転はできません
ソロテントの中で使ってみた
テントは「ニーモ コディアック 3P」
筆者のテントは、3人用の「ニーモ コディアック 3P」です。ソロ用ドームテントとしてはやや大きめ。このテント内で試してみましょう。
電源サイトを想定し、テント内でテスト
キャンプ場の電源サイトに泊まったつもりで、庭にテントを立て、延長コードを引いてきました。「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」を接続し、いざ実験開始。
気温は4.6℃
氷雨がしとしと降る寒い日を選んで実験しました。ヒーターをつける前、テントの中の気温は4.6℃。厚手のダウンジャケットを着ていないと震えがきます。
テントの壁面から少し離した位置にヒーターを設置。テントのほぼ中心にソロテーブルを置き、その上に温度計を載せています。
ダイヤルを回し、スイッチオン。目一杯回し切って、フルパワーで運転を開始しました。
消費電力は360Wですから、キャンプ場の電源サイトに多い、1,000〜1,500W程度の容量のあるところなら余裕です。
5分後の気温は
運転開始から5分後の気温は7.1℃、フルパワーでも立ち上がりの5分では2.5℃しか上がりません。
10分後は10℃台に!
10分経つと、13.1℃と、10℃台に上昇しました。着ていたダウンジャケットを脱いだのはこの頃です。
15分後は18℃
15分後には18.2℃まで上昇し、テント内は十分暖か。この後ヒーターをつけたまま2時間ほどテント内で過ごしましたが、外気温の影響を受けつつも、気温15℃〜18℃の間で推移していました。
今回使用したテント、「ニーモ コディアック 3P」のフロアサイズは216×213cm、インナーテントの高さは114cmです。これより小型の1〜2人用ドームテントなら、もっと早く温まるでしょう。背の高いワンポールテントなどでは、暖気がテントの上部に逃げるので、「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」ではやや力不足かもしれません。
運転音がとても静か
本来の使い方である手先の温めもやってみました。ほのぼのとした温風がふんわりと手を包み、とてもいい心地です。そして、何といっても運転音が静か!
ファンヒーターはファンの音が大きく、うるさいことも。「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」の運転音は30.4dB、ホテルの室内とほぼ同程度の静音設計です。
見えないところもしっかり便利
倒れたら自動で電源が切れる
安全面もきちんとしています。過熱を防ぐサーモスタットの他に、本体が倒れたら電源が切れる「転倒時 自動電源遮断装置」がついています。
裏側の「お手入れ簡単フィルター」
フィルターの清掃も簡単。フィルターの取っ手を持ち、左に回すとフィルターが外れます。
フィルター内側のネットに付着したゴミやほこりを取り除けば、お手入れ完了です。
軽くてコンパクト、ソロテントの暖房におすすめ!
軽量コンパクトでパッキングも楽々、簡単操作で安全策もしっかり搭載した、デロンギの「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」。電源が確保できるキャンプサイトなら、ホットカーペットや電気毛布との併用も考えられますね。
カラーは画像の「セージグリーン」と、「サンドベージュ」の2色がラインナップ。ソロキャンプのテント内暖房に、小さなボディに秘めたパワーをぜひ体感してください。
デロンギ「カプスーラ デスク セラミックファンヒーター」
・カラー:セージグリーン、サンドベージュ
・サイズ:11×15×高さ18cm
・消費電力:360W
・電圧/周波数:100V/50-60Hz
・騒音レベル:約30.4dB
・コード長:1.5m
・転倒時オフスイッチ
・温度過昇防止装置
公式サイト
https://www.delonghi.co.jp/products/detail/id/627