大人も子どもも大好きな、焼き芋。
馴染みはあっても、意外とやったことがないのが「石焼き芋」だったりしませんか。
そんな石焼き芋ですが、実は簡単に作ることができます。
今回は、年中楽しめる石焼き芋の作り方をご紹介します。アルミホイルで包まない作り方をするため、包んで焼くお芋とは一味違った楽しみ方と味を堪能できます。ぜひ、キャンプの際にお試しください。
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石焼き芋の材料と道具
- サツマイモ
- ダッチオーブン
- 石
- アルミホイル
今回サツマイモは、安納芋3本と、べにはるか3本を使いました。
お芋によって味が変わるので、いろいろな種類を楽しんでみるのもいいですね。
どのような石を使ったらいいの?
道具の準備で迷うのが石選び。石焼き芋用の石は、アウトドアメーカーから販売されており、ホームセンターなどでも手に入ります。そのような石は小ぶりで扱いやすい形がたっぷり入っているので、手軽においしく作ることができるでしょう。今回筆者は、自宅の石を使用しています。
石は大きすぎると、お芋を包み込むようにして焼くことができません。できるだけ小さめの石のほうがサツマイモの周りに石を敷き詰めやすく、扱いやすいのでおすすめです。
大きめの石は、上の写真のような石です。安定せず、ゴロゴロ動いてしまいます。
こちらの写真のような1個5cm以下の小さめサイズの石だと、サツマイモが石に埋もれて沈むのでおすすめです。
水分を多く含んでいる石は、割れることがあるので、気をつけてください。
石焼き芋の作り方
作り方はすごくシンプル。石を入れたお鍋を火にかけるだけで完成です!
1.焚き火を作る
石焼き芋は、熾火(おきび)で作ります。
火起こしを開始してからすぐに熾火にはならないため、料理を開始したい時間の30分前くらいから火起こしをして、焚き火を安定させておきましょう。
熾火がたくさんできるように、薪は多めに入れておくのがおすすめです。
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2.お鍋の準備をする
ダッチオーブンにアルミホイルを敷きます。ホイルを敷くのは、石でダッチオーブンに傷がついてしまうのを避けるため。
洗った石が乾いたら、ホイルを敷いたダッチオーブンの底に置いていきます。
さらに、石の上に洗ったサツマイモを置けば準備は完了です。
3.ダッチオーブンを火にかける
ダッチオーブンや石の温度を上げるため、最初は炎の上に鍋を置いておきます。
10分くらいしたら、熾火の上に置きかえてそのまま1時間熱しましょう。途中、一度蓋を開けて、上下をひっくり返します。
サツマイモが柔らかくなったら完成です。
今回作ったサツマイモを取り出してみると、蜜がにじみ出ていて、見た目からおいしそうでした。
たくさん作りましたが、家族から大好評であっという間になくなってしまいました!
なお、石焼き芋はバターをつけたり、ココナッツオイルをつけたりすると風味が増し、デザート感が出ます。
ちょっとしたおやつとして食べたい場合は、特におすすめのアレンジです。
石油ストーブでも調理可能!
ちなみに石焼き芋は、石油ストーブの上に置いておくだけでも、簡単に作れます。
この方法だと、焚き火を起こす手間も片付けもないので楽ちんです。
石油ストーブにかける場合は、自宅にあるステンレスのお鍋でも大丈夫。我が家も、ステンレス鍋を石焼き芋用に使っています。
サツマイモ好きなら一度はやってみたい!憧れの石焼き芋
我が家では、以前はダッチオーブンを使わず、もっぱらアルミホイルに包んだ石焼き芋ばかり作っていました。
ホイルで包むだけなので簡単ではあるのですが、熾火が強すぎてサツマイモがカラカラに乾いて固くなってしまう、などの失敗も多くありました。
その点、ダッチオーブンで作る石焼き芋は、アルミホイルより熱の入り方がゆっくりです。完成まで時間はかかりますが、じっくり作っていくので失敗が少ないやり方でしょう。
やってみたら意外と簡単な石焼き芋。ダッチオーブンに石を敷き詰め、サツマイモを入れるだけで完成です。
準備する作業が楽しいので、子どもと一緒にも楽しめるでしょう。
焼き芋好きならぜひ一度お試しください。いつものキャンプライフが、もっと楽しくホクホクになること間違いなしです。