1862年にスイスでロープメーカーとして誕生し、2022年に創業160年を迎えたマムート。
アンバサダーとして俳優の岡田准一さんを迎え、2023年3月7日に「マムート 2023年春夏コレクション発表会」を開催しました。
トップアスリートと共同開発したマムートの最高峰コレクション
ステージ上にはスイスを代表する山である“アイガー”をモチーフに、今回の発表会のために特別制作した高さ約5mのクライミングウォールを設置。
岡田さんは、その頂上からロープを使って垂直降下で登場するという異例のシチュエーションに「こういった登場の仕方をしたのは初めて。普段登山をしたり、アクションで吊られたりしているので、お手の物ですがやっててよかったなぁ」とコメント。
岡田さんが登場時に着用していたのは、マムートの「アイガースピード」。 2023年春夏コレクションの注目製品である「アイガーエクストリーム」からの新コレクションです。
トップアスリートとの共同開発により生み出された最高峰のコレクションで、製品を着用した感想として「最高ですね。ものすごく快適です。着ていても体の動きに合わせたストレッチ性を感じます。プロに向けて高機能で作られていますが、幅広く使ってもらえると思います」と答え、アンバサダーとしてマムート製品の魅力をアピール。
映画の撮影でエベレストを訪れたこともある岡田さんですが、過酷な体験をしても、また行きたくなる不思議な魅力が山にはあると言います。
「僕は登山部という部活を作っていまして、カッコいい大人になろうというのを合言葉に登山をしています。皆で自然を満喫しながら、ちょっとずつ自分なりのチャレンジをしたり、仲間と登ったりしています。人生観を変えてくれるものでもありますよね」とコメントしていました。
スーツ姿でもクライミングできる!着心地は「ほぼ裸」のアーバン・コレクション
トークセッションの途中で衣装チェンジをし、再度登場した岡田さんが着用していたのは着やすさと、 スイスらしいデザインの美しさにフォーカスした新「アーバン・コレクション」。
代表的なアイテムのセットアップスーツには、マムートが創り上げた防風・撥水・透湿性・速乾性を備えた素材「ソフトシェル」を採用。寒さや雨からの濡れを防ぎ、動いても蒸れづらい、アウトドアシーンでも使えるスーツスタイルを実現しています。また、自宅でもケアできるのもポイントです。
岡田さんはその着心地について「ほぼ裸です」と衝撃的なコメントを披露。
「着ているのか心配になるくらい着心地が軽いし、皺にもなりにくいし、ストレッチ性もある。これからの季節、チャレンジしているシーンにも、仕事にもいいと思います」
「アーバン・コレクション」の機能を披露するデモンストレーションとして、岡田さんはこのセットアップスーツスタイルで壁へのクライミングに挑戦。最後の難所も楽々とジャンプを加えて登頂したのち、「もうスーツだとは思えないですね。僕、着ていました?」とジョークを交えてその着心地と可動性を紹介。
岡田さんは最後に「僕としてもいろいろなチャレンジを心がけていますが、チャレンジをしていく人々に寄り添って支えていくプロダクトを丁寧に作るのが、マムートの良さだと思います。個人的にもチャレンジを続けていける人でいたいなと思っています」と語りました。
山のアスリート3人が最新スタイルを紹介
山の楽しみ方は人によってさまざま。今回の発表会ではマムートが支援するアスリートの代表としてアルパインクライマーの青木達哉さんと登山YouTuberとして活動しているMARiA麻莉亜さん、フリークライマーの小林由佳さんも登場。それぞれのプレイシーンに合わせたスタイルを披露しました。
国内外問わず山に挑んでいる青木さんは、トレッキングスタイルで登場。
「今シーズンの自然環境からインスパイアされたカラーで気に入っています。何着か重ね着していますが、それでも動きやすいのでいいジャケットだと思います」(青木さん)
今シーズンからデビューする「トレイルランニング」のコレクションを着用したMARiA麻莉亜さんは、「山では長時間動くので、着心地が軽くていいですね」とコメント。
スポーツクライミング日本代表ナショナルチームコーチも務めるフリークライマーの小林さんは、「クライミングコレクション」を着用して準備万端なこともあってか「めちゃくちゃ動きやすくて、今すぐにでも登りたいぐらい」と特設のウォールを注視。クライミングは自然と共存しているスポーツでもあるので、ほとんどのウェアが自然に配慮された素材で作られているのも気に入っているポイントだと語っていました。
取材・文/北本祐子