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    2023.04.23

    ポタリングでのんびり自転車散歩!服装やコースの選び方などを紹介

    「サイクリングをしたいけれど、がっつり走るのはちょっと苦手」と思っている人には、ポタリングがおすすめです。ポタリングの意味やサイクリングとの違い、具体的なやり方を解説します。軽く体を動かしたいと思っている人は、ぜひ参考にしましょう。

    ポタリングって何?サイクリングとは違う?

    ポタリングとは何なのか、サイクリングとどう違うのかわからないという人は多いのではないでしょうか?まずはポタリングの意味や、サイクリングとの違いを解説します。

    のんびりとした「自転車での散歩」のこと

    ポタリングとは、自転車で散歩のようにのんびり走ることを指します。走る距離や速度に明確な基準はなく、『頑張りすぎない程度』が目安とされています。そのため、何をもってポタリングと呼ぶかは、人によるでしょう。

    ポタリングという言葉は1950年代には出現しており、『ぶらつく』という意味の英単語『Potter』が語源とされています。1人ではもちろん、サイクリングに慣れていない人や運動が苦手な人とでも、ゆったり楽しめるのがポタリングの魅力です。

    ポタリングもサイクリングの一種

    サイクリングとは『自転車で走ること』全般を指す言葉で、のんびりとした『ポタリング』から山道を疾走する『ヒルクライム』、長距離を走る『ロングライド』などを含んでいます。

    各用語の定義は明確でないことも多く、人によってそれぞれの基準は異なるので、『ポタリングと聞いていたのにかなりハードだった』というケースもあるかもしれません。

    グループでサイクリング・ポタリングをするときは、どの程度のアクティビティを指しているのかを事前に相談しておくと、ギャップを減らせて楽しみやすくなるでしょう。

    ポタリングに適した自転車選び

    どの程度のアクティビティを想定しているのか、またどこを走るのかによって、ポタリングに適した自転車は異なります。ケース別におすすめの自転車を解説します。

    街中を走るならママチャリ・ミニベロでもOK

    短距離で街を中心に走るなら、ママチャリ(シティサイクル)・ミニベロでも十分楽しめるでしょう。

    ミニベロとはタイヤが小さく、小回りの利く自転車のことです。ミニベロは加速がしやすく、信号が多い街中で活躍します。

    折りたたんで輪行(公共交通機関に持ち運ぶこと)もできるので、街から街への移動もしやすく便利です。輪行をするときは、輪行袋を忘れずに持っていきましょう。

    ただし、ママチャリもミニベロも長距離走行には不向きです。あくまで5km程度までの短距離で、初心者・ごく軽く体を動かしたい人に向いているといえます。

    中距離走行にはバランスがよいクロスバイク

    クロスバイクとは、ロードバイクとマウンテンバイクのいいとこ取りしたような自転車です。ママチャリよりも楽にスピードを出すことができ、20km程度の中距離走行に向いています。

    見た目はスポーツバイクなので、こなれた雰囲気を出したい人にもおすすめです。ロードバイクと異なり、エントリーモデルであれば数万円で買える手軽さも魅力でしょう。

    これからもポタリングを続ける予定がある人は、価格・機能・見た目のバランスがよいクロスバイクを検討してみてはいかがでしょうか。

    体力に自信があるならロードバイク

    整地を走るのに適しており、本格的なローディーが乗っているのがロードバイクです。クロスバイクよりもスピードを出しやすく、前傾姿勢で乗るので疲れにくいという特徴があります。

    ロードバイクは20km以上の長距離走行や、速度を出したい場合に向いています。ただし、価格が高いものが多く、高級なものは街中で駐輪すると盗難リスクもある点には注意が必要です。

    お試しでポタリングをしたい人には向きませんが、将来的にヒルクライム・ロングランにも挑戦したい人には検討の価値があるでしょう。

    ポタリングに適した服装・持ち物

    ポタリングをするにあたり、どの程度の装備が必要か悩む人も多いでしょう。ポタリングを楽しむために、おすすめの服装・持ち物を解説します。

    服装は動きやすさ重視で

    軽めのサイクリングであるポタリングなら、専用ウェアは必ずしも買う必要はなく、動きやすい格好で問題ありません。

    とはいえ、ポタリングといえども汗はかくので、速乾性の高いウェアが望ましいでしょう。スピードを出したい場合は、風の抵抗を受けにくいサイクリングウェアを用意するのもおすすめです。

    よりスピードを出して楽しみたいなら、ビンディングシューズをそろえてもよいでしょう。ビンディングシューズとは、ペダルに固定できる靴のことで、漕ぎやすさをサポートしてくれます。靴裏に留め具(クリート)がついているため歩行に適さないものもあり、飲食店などに立ち寄る場合は、床を傷つけないよう歩行用のクリートカバーもあると安心です。

    持ち物はできるだけコンパクトに

    ポタリング中はリュックをずっと背負うことになるので、荷物はできるだけ最小限に抑えて重量を軽くしたいところです。

    必須の持ち物として、まず水分補給用のドリンク類が挙げられます。自動販売機・売店が見つからないことも考えられるので、持参するのが確実です。長時間走行する場合は、補給食も持っておくとよいでしょう。

    そのほかにあると便利な持ち物は、以下の通りです。

    • モバイルバッテリー
    • 雨具
    • タオル
    • ヘルメット・帽子
    • パンク修理キット(スポーツバイクの場合)
    • 自転車用ライト
    • 日焼け止め
    • 虫よけスプレー(山など自然が多い場所が目的地の場合)

    荷物はコンパクトにするに越したことはありませんが、ポタリングは楽しむのが第一です。お土産を買って帰りたい場合は、少し大きめのリュックでも問題はありません。持ち物は、動きやすさ・キャパシティのバランスを考えて決めましょう。

    ポタリングコースの決め方のコツ

    最後に、ポタリングのコースを決めるときのコツを紹介します。楽しいポタリングにするためにも、ポイントを押さえておきましょう。

    ポタリングのテーマ・寄る場所を決める

    ポタリングの目的は、人それぞれ自由です。まずは、ポタリングのテーマ・立ち寄る場所を決めましょう。春のポタリングで欠かせないのが『お花見』です。止まって眺めるのもよいですが、桜並木を走り抜けるお花見も新鮮で楽しめること間違いなしです。

    夏ならあじさいやひまわり、秋なら紅葉がテーマになり得ます。冬なら、クリスマスツリー・イルミネーションを見に行くのがおすすめです。

    また、ちょっと遠くまで足を伸ばしてグルメを堪能したり、夜景を見に出かけたり、ほかにも寺社巡りや早朝ポタリングからのモーニングなど、テーマはさまざまに考えられます。テーマをもとに寄る場所を決めたら、コースは自ずと決まってくるでしょう。

    休憩場所は事前にチェック

    テーマ・スポットが決まったら、休憩場所をあらかじめチェックし、決めておくことが大切です。スピードを出していると、ついどこまでも行ける気持ちになるかもしれません。

    しかし、いざ止まってみると、自分が思っているよりも体が疲れていることに気付くでしょう。特に夏場は、熱中症・脱水症状のリスクもあります。また、寒い日など、急にトイレ休憩が必要になることもあるかもしれません。

    コースによっては、休憩できる場所が限られていることもあるので、事前に目星を付けておくのがおすすめです。

    走行距離は30km以内がおすすめ

    慣れていないうちは、30km以内で終了できるコース作りがおすすめです。ママチャリ・クロスバイクで1日で快適に走行できる距離は、20〜30km程度と考えられます。最初は張り切りすぎず、慣れてきたら徐々に遠くへ、距離を伸ばしていくのがポイントです。

    グループでポタリングをする場合は、一番ペースが遅い人に合わせることも大切です。ただし、単にペースを合わせるだけでは、一番遅い人が気にして無理をする可能性があります。

    ペースメーカーとなる人が、走りながら遅い人のペースを把握することが、全員が楽しめるポタリングのコツです。

    イベントに参加する手もある

    ポタリングを楽しむ人たちや、自転車屋主催のイベントが開催されていることもあります。イベントに参加すれば、コースを考えることなく気軽に楽しめるので、お試しでポタリングをしてみたい人にはおすすめです。

    ただし、『ポタリング』といっても予想以上に本格的なケースもあるので、事前の確認が重要です。過去開催分の口コミを確認したり、運営者に問い合わせてみたりするとよいでしょう。

    実際にポタリングのイベントに参加してみたい人は、イベントを検索できるサイトなどで探してみてはいかがでしょうか。

    スポエンCYCLE | 自転車イベント・レースの検索・エントリー

    まとめ

    ポタリングは、誰でも気軽に楽しめるサイクリングです。本格的な装備は必ずしも必要ではなく、距離もスピードも自分・メンバーの体力と相談しながら、無理のないスケジュールを組むことが大切です。

    ポタリングは、テーマ決めが何よりも重要となります。季節・その日の気分に合わせてテーマ・寄る場所を決めれば、プチ旅行をしたような満足感を得られるでしょう。

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