キャンプの夜の楽しみといえば、焚き火。めらめらとゆらぐ炎を前にして、癒やしのひと時を過ごす。そこに特別なお酒があれば、もう最高だ。
濵田酒造の本格麦焼酎「隠し蔵」は、厳選された二条大麦を白麹で仕込み、減圧蒸留、オーク樽で貯蔵熟成してつくられている。まるで宝石のような琥珀色したこの焼酎は、芳香な香りと味わい深いコクが特徴で、焚き火との相性はバッチリ!
dancyu とのコラボ企画! 焚き火と「隠し蔵」、最高の楽しみ方
そんな“隠し蔵と焚き火”をとことん楽しむために、アウトドアフィールドに「焼酎焚き火バー」を持ち込んで、“食いしん坊”のための食と暮らしを豊かにする体験型メディア『dancyu』と夢のコラボレーションを行なった。
焼酎焚き火バーは、長年東京でカフェ&バーを営みつつ、自然の岩と対峙するボルダリングにはまり、現在は茨城県鹿嶋市でボルダリングジム「ao_roc.climbing[アオロク]」を運営する三枝成之(みえだなりゆき)さんがマスターを務める。
一方、アウトドアキッチンで野外料理の腕を振るうのは、「流しのビリヤニ」の奈良 岳(ならがく)さん。奈良さんは依頼を受けた場所でビリヤニをつくる“流し”スタイルを2016年から続け、現在は東京日本橋に実店舗「流しのビリヤニ STAND」も構える。
奈良さんのアウトドア的バックボーンはボーイスカウト。三枝さんは山とジムでのボルダリングをライフワークにするなど、今回の「焚き火を囲み、隠し蔵とアウトドア料理を楽しむ」企画にはぴったりのふたりだ。
DIY素材を使った「焼酎焚き火バー」こだわりのポイント
快適なキャンプを実現するためには、サイトづくりがとても重要。ソロ、ファミリー、グループでのキャンプ問わず、持っていくギアをどれだけ活かせるかが、成功の鍵となる。
今回はバースタイルなので、大切なのは作業しやすいテーブルの高さ。雰囲気も楽しみたいため、1×6の木材(ワンバイ材)を用意し、アイアンレッグを脚にした「古材風カウンター」に仕立てた。
ワンバイ材やツーバイ材はホームセンターで簡単に手に入り、表面に木材用のワックスを塗り込めば雰囲気良く仕上がる。アイアンレッグも“木材を置くだけ”なので、設営のハードルはとても低い。キャンプビギナーでも真似できるテクニックだ。
もちろん、バーカウンター以外に、キッチンテーブルとしても十分役立つからぜひ試してみてほしい。
隠し蔵を使って色々な飲み方を楽しむために、クーラーボックスや炭酸水メーカーも用意した。
クーラーボックスは保冷力が高いシマノの「アイスボックス」を。炭酸水メーカーの「ソーダーストリーム」は電気を使わず水から炭酸ができるので、アウトドアシーンで重宝する。それに加えてサーモスの「保冷炭酸飲料ボトル」があればカンペキだ。
「ゴミはなるべく出したくないです。よくあるペットボトルや空き缶などで散らかるような宴会スタイルは、アウトドアズマンとして避けたいですよね。その点、隠し蔵のような瓶やパック、パウチの製品だと、環境を考えつつスマートにアウトドアでお酒を楽しむことができるのがうれしいです」
常日頃から自然と対峙する三枝さんの思いは、お酒を楽しむ場でも同じこと。キャンプで焼酎の瓶、パックなどを持ってくることはゴミを減らす工夫につながる。
焚き火と楽しむ、こだわりの「隠し蔵」レシピ
焼酎焚き火バーの準備も整い、隣のアウトドアキッチンからは、美味しそうなスパイスの香りが漂ってくる。いよいよバーの開店だ。ちょうど 陽も落ちてきて、フィールドが良い雰囲気になってきた。
三枝さんが用意した、焚き火と楽しむ隠し蔵レシピは3つ。ソーダ割りのハイボールには柑橘とマッチの演出を加えて。梅干しのお湯割りは焚き火ケトルで湯を沸かし、梅干しを炙ってスモーキーな香りを付ける。飲みやすさが特徴のジュース割りは、ローズマリーの香り付けがポイントだ。
「ハイボールとジュース割りのような冷たいものを作る場合、最初に何もないグラスに氷を入れてなじませるように回し、いったん取り出します。そうするとグラスの中のホコリが取れて、しっかりと隠し蔵の味を楽しめるようになります。とくにアウトドアだと、微細な汚れが付いてしまうもの。このひと手間を入れることで口当たりも良くなり、何より安心ですよね。グラスを冷やすという効果もあります」
お湯割りもあらかじめお湯でグラス内を温めておく(汚れを流す)のがポイントだと三枝さん。美味しい隠し蔵にきちんと向き合うために、手間を惜しまない。
レシピ1:キリッと飲みやすい「隠し蔵」のスモーキーオレンジハイボール
最初の一杯は爽やかな炭酸割りから。オレンジを使って演出的にも楽しめるレシピをご紹介する。とくにマッチが一瞬ボゥッと火がつく様は、乾杯前に盛り上がること間違いなしだ。
三枝さんは「オーク樽で貯蔵熟成された隠し蔵は、バニラのような芳香な香りが特徴的です。マッチで燃やしたオレンジピールのスモーキーな香りが程よくマッチします」と、相性の良さをオススメする。
材料(焼酎と炭酸水の割合は、1:2~4が一般的です)
・隠し蔵※グラスや好みで適量
・氷
・炭酸水
・オレンジ
手順(あらかじめ氷でグラスを冷やす※その氷はいったん捨てる)
1)グラスに隠し蔵、炭酸水の順に注ぎ、ゆっくりとバースプーンで混ぜる。
2)新しい氷を入れて、なじませる。
3)オレンジをカットし、絞らず入れる。
4)オレンジの皮を一片カットする(オレンジピール状にする)。
5)グラスの上でマッチに火をつけ、その火に向けてオレンジピールを絞る(吹き付けるイメージで)。
6)一瞬、マッチの火が大きくなり、スモーキーなオレンジの香りがアクセントになる。
レシピ2:焚き火を使ってスモーキーさをプラス「隠し蔵」の梅干しお湯割り
せっかく焚き火があるのだから、使わない手はない。ポイントは焚き火でお湯を沸かす演出効果と、焚き火で梅干しを炙って香り付けする燻製効果だ。春先から夏にかけてのキャンプでも、夜は冷える場所が多い。そんなときは焚き火にあたりつつ、温かいお湯割りがうれしいもの。体の芯からポカポカ温まる。
「梅干しは燻製されたものを買うのもアリなのですが、キャンプで焚き火をするのであれば、じっくり炙ったほうが楽しいし、何より炙り加減を調整できます。個人的には梅干しを潰さず、隠し蔵とお湯を継ぎ足して2、3杯味わうのが好きです」(三枝さん)
材料(焼酎とお湯の割合は、6:4か、5:5が一般的です。ロクヨン、ゴーゴーとも言います)
・隠し蔵※カップや好みで適量
・お湯
・梅干し
手順(あらかじめお湯でカップを温めておく※そのお湯はいったん捨てる)
1)焚き火ケトルでお湯を沸かす。
2)焚き火の炎で梅干しを炙る。
3)耐熱カップに梅干しを入れて、隠し蔵、お湯の順に注ぐ。
4)梅干しを潰す、足すは好みで。そのまま隠し蔵とお湯を継ぎ足ししても楽しめる。
レシピ3:香りたつ爽やかな「隠し蔵」のグレープフルーツジュース割り
飲み慣れていない人にオススメなのが、隠し蔵をグレープフルーツジュースとトニックウォーターで割る飲み方。爽やかな飲み口に、ローズマリーの香りがプラスされ、まるで焼酎カクテルのような味わいに。BBQ前の食前酒として、はたまた、うだるような夏の暑い日にも合う一杯だ。
「隠し蔵はクセが強くないのでどんな割り方にも合いますし、お酒をあまり飲み慣れていない方にも最初の焼酎としておすすめです。イギリスでは、夏の暑い時季に柑橘系のアルコールにミントを添えたものをよく飲みます。隠し蔵のグレープフルーツジュース割りはそれに近いイメージ。ハーブがプラスされることで、爽やかさがグッと高まりますよ」と、三枝さん。暑い夏のBBQのときにも、ぜひ試してもらいたい。
材料(焼酎とトニックウォーター、ジュースの割合は、2:1:1、もしくは1:1:1ぐらいを目安に)
・隠し蔵※グラスや好みで適量
・氷
・トニックウォーター
・グレープフルーツジュース
・ローズマリー
手順(あらかじめ氷でグラスを冷やす※その氷はいったん捨てる)
1)グラスに隠し蔵、グレープフルーツジュース、トニックウォーターの順に注ぎ、バースプーンで混ぜる。
2)新しい氷を入れて、なじませる。
3)ローズマリーをカットし、手のひらでパンッと叩く。
4)香りを引き出したローズマリーを入れて、完成。
焚き火と隠し蔵の相性は、やっぱり最高!
奈良さんの料理も準備が整い、いよいよ乾杯の時間だ! まずは隠し蔵をシンプルに味わうためにハイボールからスタート。キンキンに冷えたグラスにシュワシュワっと炭酸が泡立つ様を見るだけで、もう待ちきれない。ふたりの息が合った「カンパーイ」から、同時にグラスを傾けて喉へと流し込む。
ゴクゴクゴク。「ぷはー! この瞬間、最高ですね」と三枝さんが声を漏らせば、奈良さんも「くわー、美味しい!」と、心の底から喜びの声をあげる。
ひと口、さらにもうひと口と隠し蔵ハイボールを口にする三枝さん。「香り豊かな隠し蔵は、自然のなかで飲むと一層美味しく感じますよね。熟成された香りが、“フィールドの香り”“焚き火の香り”に絶妙にマッチします。しかも、びっくりするほどすっきりしていて飲みやすい」と、隠し蔵が持つアウトドア的なポテンシャルの高さに、思わず唸る。
美味しいお酒と食事、さらに焚き火があれば、それだけで大満足なふたり。
三枝さんは「ハイボールの次は、ぼくのレシピ。スモーキーオレンジハイボールと梅干しのお湯割りを立て続けに楽しんでもらって、食事の前にはグレープフルーツジュース割りですね」と、奈良さんに隠し蔵“焚き火”レシピのフルコースを提案。
「いや、食事も一緒に楽しんでもらいたいので、ハイボールの次はグレープフルーツジュース割りにしましょう」と、飲み方の順番について、話が盛り上がる。
荷物を減らしたいなら、「隠し蔵」のパウチがおすすめ!
隠し蔵は瓶以外に紙パックやパウチ製品も揃えている。とくにパウチは飲み終えた後にくるくると巻いてコンパクトにできるので、ゴミを持ち帰るようなシーンで便利だ。
「キャンプ場によってはゴミ持ち帰りのところもあります。山のテント場などではとくにそう。パウチ製品は500mlサイズと1000mlサイズがあるので、一緒に行く仲間の人数や行動日数で選びたいです。バックパックに入れて持ち運びやすいし、片付けも簡単。家やオートキャンプでは瓶か紙パックで、徒歩旅はパウチなど、シーンによって使い分けできますよ」(三枝さん)
バックパック担いで山に入り、目的地のテント場で幕を張ったら、その後はリラックスタイム。そんなときにサッと取り出せる隠し蔵のパウチがあったら最高だ。
奈良さんの料理はdancyuのサイトで紹介!
流しのビリヤニ、奈良さんの隠し蔵に合う料理は、dancyuのサイトで同時公開している。本記事と合わせて読むと、より一層、隠し蔵の魅力について知ることができる。BE-PALとdancyuの記事を合わせて読んで、キャンプのお供に、隠し蔵を用意していこう。
BE-PAL×dancyu “美味しいアウトドア達人”への道
隠し蔵/濵田酒造
種類:麦焼酎
原材料:麦/麦麹
麹:白麹
アルコール分:25%
300ml(瓶):619円
720ml(瓶):1309円
900ml(瓶):1335円
1800ml(瓶):2319円
900ml(パック):1306円
1800ml(パック):2296円
1800ml(パック/アルコール分20%):1987円
500ml(パウチ):783円
1000ml(パウチ):1464円
本格麦焼酎「隠し蔵」特設サイト
https://www.hamadasyuzou.co.jp/kakushigura_brand/
問い合わせ
https://www.hamadasyuzou.co.jp/faq/
※飲酒は20歳になってから。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児