2015年のネパール大地震後、写真家・石川梵さんが震源地のラプラック村に通い、そこで大自然と共にたくましく生きる人々の姿をとらえた映画『世界でいちばん美しい村』。3月25日から東京・東劇をはじめ全国劇場にて順次公開される。
この映画にコメントを寄せたオフィシャルサポーターには探検家、登山家、写真家など豪華メンバーがずらり。
関野吉晴さん(探検家)
『世界でいちばん美しい村』を観て思うことがたくさんありました。家族、共同体、風土としての土地、検診、歌と踊りの役割、信仰、死の意味、死後の世界、私たちにとって普遍的なテーマを映像で投げかける、未来に残る傑作だと思います。
野口健さん(登山家)
震災被害を伝えるだけではなく、そこで生活する村人の生活や美しい自然の姿をトータルで伝えるからこそ人々の心に浸透していく。監督の作品に触れ、改めてネパールは美しいと感じ、またそこで逞しく生きている人々の姿にネパール大震災を風化させてはならないと感じた。この映画から美しいネパールを感じてほしい。そしてこれからもネパールを愛してください。
安田菜津紀さん(フォトジャーナリスト)
「自然と人間をつなぐものは、祈り」という言葉がありありと思い出されました。東日本大震災でも「災害が起きるような土地になぜ暮らし続けるのか」という問いを何度も耳にしてきました。私は遠く海を越え、その答えがここにあるような気がします。彼らが暮らしてきた村は、今を生きる人々が手を携え、時を超え脈々と受け継がれてきた魂そのものであるということを。
竹沢うるまさん(写真家)
『世界でいちばん美しい村』を見終わったとき、心のなかに何か大切なものをもらったような気がした。そこに生きる人々の力強さと優しさに満ちた映画だった。大地、人間。その両者を繋ぐ神々の存在。人は常に大地とともにあるということを再認識させられた。地震、被災という過去ではなく、今を生き、未来を見据える大切さを教わった。『世界でいちばん美しい村』。それは世界でいちばん、人々がいまこの瞬間を本当の意味で生きている村のことなのかもしれない。
映画公開を記念した豪華ゲストトークも目白押しで、3月25日、東劇での初日イベントは、登山家・野口健✕石川梵監督の対談が行なわれる。
その後もこの映画でナレーションをつとめる倍賞千恵子さんをはじめ、山田洋次監督、高橋ツトムさん、関野吉晴さん、長倉洋海さんなど豪華サポーターとのトークショーが連日行われる予定。(映画の入場料のみで観覧可能)
<イベントスケジュールはこちら>
http://himalaya-laprak.com/special/event/722/
2017 年 3 月 25 日(土)より東劇ほか全国順次公開予定。
『世界でいちばん美しい村』
監督・撮影/石川梵 ナレーション/倍賞千恵子
公式サイト/http://himalaya-laprak.com/
©Bon Ishikawa【2016 年/日本/DCP/ドキュメンタリー/108 分】
石川梵 Bon Ishikawa
写真家・映画監督。AFP通信のカメラマンを経て、1990年よりフリーの写真家となる。1984年から伊勢神宮の神事をはじめとして「祈り」をテーマに世界各地で撮影を行う。また、近年ではヒマラヤなど世界各地で空撮映像を世界の主要な新聞・雑誌で発表。2015年に起きたネパール大震災の際に取材でラプラックを訪れたのを機に、自身初のドキュメンタリー映画を製作。
プナム基金(ラプラックを救う会)にご協力ください
教育機会に恵まれないラプラック村の女児を対象に、学業資金を支援する基金です。代表の石川梵が毎年現地を訪問し、支援状況の報告を行います。
ラプラック村を救う会
振込先:ゆうちょ銀行
1 ゆうちょ銀行同士の振り込み:10110-18404881
2 他銀行の振り込み
店名:018(ゼロイチハチ) 店番:018(ゼロイチハチ)
口座種別:普通 口座番号:1840488
口座名:ラプラック村を救う会
<石川梵監督インタビューはこちら>
【世界でいちばん美しい村・前編】写真家・石川梵さんが語る、ネパール・ラプラック村との出会い
https://www.bepal.net/trip/overseas/28044
【世界でいちばん美しい村・中編】放牧、ハニーハンティング……自然に溶け込むように暮らすラプラック村の日常
https://www.bepal.net/trip/overseas/28050
【世界でいちばん美しい村・後編】いい映画は旅をする。映画『世界でいちばん美しい村』とラプラック村のこれから
https://www.bepal.net/trip/overseas/28056