日本独自のイベントに3000人が集結!
100年以上の歴史を誇る、フランスの大手自動車メーカー、ルノー。日本では広いラゲッジと洗練されたスタイリングのRV(ヨーロッパではMPV=マルチ・パーパス・ビークルと呼ぶ)、カングーが人気を集めている。オーナーが集まるイベントも大盛況で、日本法人のルノー・ジャポン主催による「ルノー カングージャンボリー」は、フランス本国でも見られない、カングーに特化したお祭りだ。その勢いはとどまることを知らず、7回目となる今年5月17日のイベントでは、カングーを含む計1773台ものルノー車が集結。参加人数は3600人を超え、いずれも過去最高の動員数を記録した。
会場は山中湖交流プラザ「きらら」。カラフルなボディカラーを揃えるカングーならではの壮大な光景。
大盛況のフリーマーケット
「ルノー カングージャンボリー」は日帰りのイベントで、カングー&ルノーオーナーによるフリーマーケットや多彩なブランドが出展するマルシェのほか、ジャズやアコーディオン演奏が楽しめるステージ、そして大道芸アーティストが出没したりと盛りだくさんの内容。参加者の多くはヤングファミリーで、ルノーグッズやボーダー柄のフレンチカジュアルスタイルを身に着けている人も目立った。クルマはカングーが9割、残り1割がハッチバックのルーテシアやメガーヌや旧型の4(キャトル)といった印象。見どころはなんといってもカングーオーナーによるフリーマーケットで、観音開きのラゲッジと、その前に趣向を凝らしたグッズを並べた光景は、商用車ベースのカングーならではの実用性に加え、クルマがもつ楽しい世界観を感じさせるものだった。
フリーマーケットではオリジナルのカングー関連グッズなどが販売され、大いに賑わった。
みんなで工夫する楽しみがある
自動車オーナーを対象にしたイベントはほかにもあるが、その多くはスポーツカー系で、走ることが目的だ。その点、ライフスタイル系の「ルノー カングージャンボリー」は異色の存在であり、ニッチマーケットのクルマであることを考えると、動員数の多さは突出している。理由として、カングーの関連グッズが決して多くないことから、オーナー同士の情報交換の場として重宝されていることが挙げられるが、それだけではない。根底にあるのは、「クルマを買ってからどう遊ぶか」をオーナー自身が工夫し、みんなで楽しもうという気風だ。カングーは楽しく暮らすための道具であり、所有歴が長くなるほど経験値も増えて、上手に使いこなせるようになる。だから古くなっても見劣りはしないし、経済的にもお得だ。こうした、自動車を核としたライフスタイルのブランディング戦略は、現在世界中の自動車メーカーが目標としているものの、いまだ成功例は少ない。そういう意味で「ルノー カングージャンボリー」はとても進歩的なイベントといえる。フランスのエスプリを体現したカングーを手に入れて、たくさんの夢を詰めてみてはいかがだろう。
会場内のいたる場所で大道芸人が出没し、ジャズ演奏隊が闊歩。フランスののどかな景色と重なる。
サンリオ”マイメロディ”の40周年アニバーサリーイベント企画「マイメロディの思いやりお花屋さん」。カングーをベースとしたスペシャルカー「マイメロディ カングー」は、6月20日(土)、神奈川県横浜市の日産スタジアム東ゲート前にも登場予定。
カングーのベッドキット/ウッドパネルキットも会場に。キャンピングカービルダーのトイファクトリーがてがけたオリジナル商品で、「ゆったりベッドマット」(¥54,800)ほか、全7アイテムを販売(一部近日発売予定)。
フリーマーケットで販売されていた、トリコロールカラーのかわいいブレスレット。純正パーツ以外にも、オーナー自身が楽しみながらつくったオリジナルグッズが揃う。このブレスレットは写真の彼女・ひなこちゃんの手作りなんだそう。
南仏プロヴァンスをイメージした「オランジュエタンセル」を専用特別塗装色にした限定車「カングー ペイサージュ」もイベントで初披露(¥2,415,000)。近年、カングーの限定車発売は恒例となっていて、毎回完売する人気ぶり。
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