どんな料理も簡単におしゃれに仕上がるスキレット。キャンプ飯とも相性がいい調理器具ですが、「重い」「お手入れが面倒」というデメリットが存在するのも事実。
そこで今回は、ホームセンターのコーナンから発売されているアルミスキレットをご紹介。料理家である筆者が実際に料理を作り、その使い心地をレビューします。
コーナンオリジナルの「軽くて錆びにくいアルミスキレット」って?
今回レビューするのはコーナンオリジナル「軽くて錆びにくいアルミスキレット」の20cm。フッ素樹脂塗膜加工がされていて、食材がこびりつきにくいとのこと。
パッと見は普通の鉄製スキレットと変わりません。
コーナンのアルミスキレットの特徴3つ
今回はこちらを使ってベーコンエッグとアヒージョの2品を作り、実際の使用感を確かめてみます。まずは、筆者が実際に使って料理を作って感じた、3つの特徴をご紹介します。
(1)とにかく軽い
何と言っても軽いのが、このスキレットの特徴。
同じ20cmサイズの鉄製スキレットは約1.5kgあるので、キッチンスケールではエラーとなって量れませんが……。
コーナンのアルミスキレットならキッチンスケールでも計測可能!実際に計測したところ350gとなっていますが、商品情報では353g。どちらにせよ、鉄製スキレットの約1/4という軽さ。
普通のフライパンよりも軽くて取り扱いも楽々。炒める、煮る、蒸すなど、すべての調理がスムーズに行なえます。
(2)お手入れが簡単
コーナンのアルミスキレットは当然シーズニングも不要。使用後は普通の調理器具やお皿と同じように洗えばいいだけなので手間いらずです。
鉄製スキレットに比べて、ぶつけたり落としたりしても割れる可能性が低いため、他の食器と並べて乾燥させておけるのも嬉しいですね。
(3)収納しやすい
筆者は仕事で料理をするため、写真のように台所には調理器具を始め、食器や食材で溢れています。
しかし、鉄製スキレットは他の調理器具のように引っ掛けるわけにもいかず、食器との干渉にも気を使うので、毎日料理する人間にとっては収納場所に悩むアイテムの1つです。
その点、コーナンのアルミスキレットは軽くて簡単にフックに引っ掛けられるため、収納場所を選びません。
毎日キッチンに立つ身としては、この「収納しやすい」というのが一番嬉しいポイントです。
アルミスキレットの使い心地をレビュー!
ここからは、実際に料理に使っている様子を紹介します。
アルミスキレットでベーコンエッグを作ってみた
1品目はスキレット料理の定番、ベーコンエッグを作ってみます。まずは少し油を引いてベーコンを炒めます。
加工のおかげかこびりつくことがなく、ベーコンはスルッと炒められました。
ベーコンがこんがり焼けたところで、卵を割り入れて白身が固まるまで火を通します。
なお、こちらのコーナンのアルミスキレットには、記事執筆時点ではフタの取り扱いがありませんでした。
そのため、今回は蒸し焼きにはせずに、弱火にしてそのまま仕上げます。
卵を焼き上げて粗挽き黒こしょうをちらして完成。ベーコンはこんがり、卵もふっくらキレイに仕上がりました。
コーティングのおかげでフォークの通りもスムーズ。
アルミスキレットは鉄のスキレットよりも熱伝導が早いので、調理時間も短めでパパッと作ることができました。火加減が調節しやすいのも嬉しいポイントです。
続けてアルミスキレットでアヒージョを作ってみた
続いてはスキレット料理の王道アヒージョを作ります。まずは、オリーブオイルとみじん切りにしたにんにく、鷹の爪を入れて熱します。
香りが立ってきたら具材を投入します。今回はエビとエリンギ、ブロッコリーとシンプルな構成。
エリンギがしんなりしてきたら、レンジで下茹でしたブロッコリーを加え、塩で味を調えて完成。
エビはぷりぷり、エリンギは噛むとうま味がジュワッと溢れ出て、ブロッコリーもホクホク食べごたえがあります。
鉄のスキレットでアヒージョのように油をたくさん使う料理を作るときは、持ち運びやスキレットそのものの取り扱いにかなり気を使います。
その点、アルミスキレットなら軽くて取り扱いがしやすく、キッチンから食卓まで運ぶのも楽々。普通のフライパン感覚で使えるので、とても料理がしやすいです。
コーナンのアルミスキレットで快適なキャンプ飯ライフを!
今回はコーナンのアルミスキレットを使って実際に料理を作ってみましたが、予想以上に取り扱いやすく、調理もスムーズに行えました。
お手入れも簡単で収納場所も選ばないので、普通のフライパンより便利でコスパ抜群だといえるかもしれません。「スキレットは使いにくそう」と躊躇していた料理初心者の方にぜひ試してもらいたいアイテムです。
鉄製のスキレットにハードルの高さを感じていた人は、コーナンのアルミスキレットを使ってみてはいかがでしょうか。