キャンプが苦手な理由は人それぞれ
アウトドア好きの家族に連れられてキャンプへ来たものの、「不便なことが多すぎて楽しめない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
生活に便利な電化製品があり、電子レンジにかければ指一本で調理ができてしまう現代。テント設営や火おこしが面倒だと感じるのは、当然だと思います。
しかし、キャンプは日常生活では得られない経験ができるメリットもあります。そもそもキャンプは楽しむもの。不便だと感じることは便利な道具を使ったり、対策を講じたりして、キャンプのいいとこ取りをしてみませんか?
今回はキャンプが苦手だと感じる理由別に、対策を5つ紹介します。キャンプを好きになれるきっかけを、一緒に見つけていきましょう。
苦手な理由1.料理を作るのが面倒
キャンプの楽しみといえば食事。しかし、火おこしから始める食事作りは、労力と時間がかかるものです。それゆえに苦手意識を抱いている人もいるはず。
食事作りを簡単にするには、火にかけるだけで食べられる食材を使うのがおすすめ。
例えば冷凍パスタや冷凍チャーハンは、袋から出して火にかけるだけでおいしい一品に仕上がります。
手作りにこだわりたいなら、食材をあらかじめ切っておくのも重要!作りたい料理に合わせて、家で食材を適当な大きさに切っておきましょう。
切った食材をチャック付きポリ袋にしまってクーラーボックスに入れておけば、キャンプ場ですぐに調理が開始できるのでわずらわしさから解放されます。
また焚き火や炭での火おこしが手間だと感じる人は、ガスコンロやコンロ付きのテーブルを利用してみましょう。
ガス管をセットしてボタンを押せば、家のガスコンロと同じように火がすぐ使えます。
苦手な理由2.テント設営や撤去が面倒
テント設営や撤去は時間と手間がかかるため、作業が面倒だと感じる人も多いかもしれません。
できるだけ手間を省きたいのであれば、テント泊ではなくコテージ泊をしてみましょう。
コテージは宿に泊まるような感覚でキャンプを楽しめます。テント設営の時間を、他のあそびや作業に使えるので、時間に余裕ができるメリットも。ただしテント泊と比べ、費用が多くかかるデメリットもあるので、そこだけ注意しましょう。
「キャンプ=テント泊」と、必ずしも決めつけなくていいのです。
苦手な理由3.洗い物が面倒
食事後の洗い物が面倒な場合は、家に帰ってから洗うのも一つの手です。
冷たい季節の油汚れは、キャンプ場の水で洗っても落としにくいもの。汚れが落ちる前に、水の冷たさで手先が限界を迎えるでしょう。
そんなときは、無理してその場で洗わなくてもOK。秋や冬のキャンプでは、自宅でお湯を使って洗ったほうがいい場合もあります。
使用後の鍋やフライパンを家に持ち帰る場合は、あらかじめキャンプ場にてウエスや新聞紙などで汚れを拭いておきましょう。家に帰ってからの食器洗いがラクになりますよ。
次の日の朝に使うことが多いお皿やコップだけ、キャンプ場でさっと洗いましょう。
苦手な理由4.出かけるまでの準備が面倒
人数が多いファミリーキャンプだと、荷物を準備するだけでも一苦労です。毎回持参するものをリスト化しておくことで、準備がラクになります。
いつも持参するギアや持ち物を洗い出し、A4用紙へ印刷したらチェックリストに沿って荷物を用意すればOKです。
何を持っていけばいいのかわからない場合は、「キャンプ 持ち物 チェックリスト」と検索するなどし、自分に合ったリストを探してみましょう。
苦手な理由5.虫が嫌い
自然豊かなキャンプ場では、虫は避けられないものです。特に、過ごしやすい春や夏のキャンプは虫も増えます。
虫が苦手な人は、秋や冬など虫が少ない季節のキャンプを選んでみましょう。
春や夏など、虫が多い季節にキャンプをしたい場合は、以下のような虫よけ対策が必須です。
- 肌の露出を少なくする
- 虫よけスプレーを使う
- 蚊取り線香を持参する
複数の虫よけ対策をして、快適なキャンプを楽しみましょう。
苦手な理由を知れば、きっと好きになれる!
キャンプに苦手意識を持つ理由と、それに対する対策を紹介しました。
キャンプはルールやマナーを守る必要がありますが、やり方は人それぞれです。100人いれば100通りの楽しみ方があります。
便利な道具を利用する、これまでのやり方を変えてみるなど、自分に合った方法でキャンプを楽しんでくださいね。