キャンプの楽しみのひとつ、キャンプ飯。
毎回同じものをつくっていては飽きてしまうため、色々なキャンプ飯に挑戦してみたいという方も多いことでしょう。
そこで、筆者がおすすめしたいのは、キャンプでのパンづくりです。キャンプで焼きたてのパンが食べられて満足できる上、つくる過程も楽しいので、やらない手はありません。
ファミリーやグループで行うキャンプの予定が増えてくるこれからの季節には、まさにもってこいのメニュー!
そこで今回は、キャンプでのパンの作り方やアレンジ方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
キャンプでパンづくりに挑戦!
パンづくりで重要なのは、生地。生地が、キャンプでのパンづくりの成功を決める、といっても過言ではありません。
発酵など、時間がかかる作業も含まれるので、生地づくりは家で済ませておくのがおすすめ。
キャンプ場で生地をつくる場合は、材料を混ぜてこねる工程をジップロックなどに入れて行うとスムーズにいきます。
材料
- 小麦粉 300g
- 塩 3g
- 砂糖 24g
- 牛乳 120ml
- 卵 1個
- バター 35g
- オリーブオイル 25g
- ドライイースト 3g
※オリーブオイルのかわりに、バターを60gにしてもOKです。
生地のつくり方
1.小麦粉、塩、砂糖、ドライイーストをさっと混ぜ合わせる。
2.常温に戻した牛乳と卵をしっかりと混ぜ、1に加えてこねる。
3.ある程度まとまったら、常温に戻したバターとオリーブオイルを合わせ、再びしっかりとこねる。
4.なじんだら、丸めてラップをかけて1次発酵させる(季節にもよりますが、20℃前後で40〜50分程度)。
5.指で穴を開け、塞がらなければ1次発酵完了。生地を何等分かに分けて丸めて、ラップをかけて15分程度寝かせましょう。
ここまでの工程で、パンの生地づくりは完了です。
家で前日までに生地をつくった場合は、ラップに包んで冷凍しておけばOKです!
キャンプに行くときにクーラーボックスに入れて持ち出せば、いつでも手軽にパンづくりができます。
パンを焼いていこう!
生地の準備ができたら、以下の手順に沿ってパンを焼いていきましょう。
1.ダッチオーブンにクッキングシートを敷き、生地を並べて2次発酵させる(季節にもよりますが、20℃前後で40〜50分程度)。
※なお、今回はダッチオーブンを使用していますが、蓋ができる調理器具であればダッチオーブン以外でもつくれます。
2.蓋をして火にかけ、15分程度焼きます。途中、蓋を開けて焼き加減を確認しますが、頻繁に確認しすぎると熱が逃げてうまく焼けない可能性があるので、回数は控えめに。
熱源は、火力の強い焚き火がおすすめ。
また、火のついた薪を蓋に乗せることで、パンを均一に焼きあげることができます。
バーナーでも焼くことは可能ですが、パンの下部からしか熱を入れられないため焦げやすくなります。その場合は、熱を入れる方向を変えるなど、均一に焼く工夫を施しましょう。
3.良い焼き加減になれば、パンのできあがり。
あつあつの焼きたてパンをいただきましょう。
生地づくりの手間は多少あるものの、意外にも簡単にできてしまうことがおわかりいただけたかと思います。
手作りパンならアレンジも可能!
パンの基本的なつくり方をここまでで紹介しましたが、アレンジも可能です。
例えば、生地をつくる段階で好みの材料を入れれば、簡単にアレンジができます。
チョコチップやレーズン、くるみなど、パンの定番トッピング、さらにハチミツやバナナなどを入れてもおいしくなりますよ。
また、パンの付け合わせに1品プラスするだけでも、キャンプ飯として十分なメニューになります。
ファミリーやグループで囲むテーブルに、焼きたてパンをプラスしてみてはいかがでしょうか。間違いなく盛り上がります!
キャンプで焼きたてパンはいかが?
キャンプで焼きたてパンが食べたいと思い、実際にチャレンジしてみましたが、意外にも簡単かつ楽しくできました。
子どもも手伝いやすいレシピ!キャンプでパンをつくって食べたというのは思い出にもなりますよね。
次のキャンプ飯の計画に入れてみてはいかがでしょうか。