アウトドアに本気で取り組める時期がやってきた! 自然を慈しみ、ひとりでも家族でも楽しむためにキャンプのベストギアを揃えよう。BE-PAL編集部員が実際に使ってわかった「凄いキャンプ道具」から、今回は1~2名用テントをご紹介!
キャンプ修行中の編集部員が選んだテントは?
私が試しました! 編集部 タカセ
ソロキャンパーの激増で需要拡大中の小型テント。数ある中からデュオ向け2型、ソロ向け2型を選んだのは、ビーパルに異動して4年目となる編集者・タカセ。アウトドアとは無縁の部署から異動してきただけに、キャンプスキル自体はまだまだ修業中の身だ。
そんなタカセの一番のお気に入りは、設営・撤収が超カンタンなケシュア。リーズナブルなのに遮光生地が使われていて、1泊ロケ時には朝までぐっすり眠れて寝不足を一気に解消できたとご満悦だ。
上部のポールが上向きになっているシートゥサミットは、「えっこのポール、尻切れトンボじゃない?」と、やや戸惑いながらもその機能を理解すると、「おぉー、これは凄く画期的!」と大絶賛。
ソロ用として選んだ2型は、その半端ない軽量性に驚愕。
「これなら車がなくてもバックパッキングでキャンプに行ける。渋滞の心配もしなくていいし…」と、都会の喧噪を離れひとりでワイルドに過ごす休日を夢見つつ、羨望のまなざしでチェックに余念がない様子。
かくして出揃った、タカセが自信を持ってお薦めするデュオ&ソロ向けテント。姿形や構造だけでなく収納サイズや重さも考慮して、自分のアウトドアスタイルに合うモデルを選ぼう!
※以下のテント紹介で掲載したタイムは、風速8メートルの中、男性1人での設営時間です。
for デュオ
2アクションで立てられるからデイキャンプでも大活躍
A ケシュア/2 SECONDS EASY FRESH&BLACK – 3人用
¥44,900
1人で02:45
両側のロープを引っ張るだけでテント地ごと立ち上げられるので、設営は本当にアッという間でビックリ! テントのセットアップに時間を費やしたくないならコレでしょう。遮光性に優れたテント地は遮熱性も併せ持つので、暑い季節にもお薦め。
●収容人数/3人
●サイズ/約210×205×高さ128㎝
●重量/8.2kg
問い合わせ先:デカトロンジャパン 0570-07-2345
自己ベストでました!
遮光生地だから朝までぐっすり。
CHECK POINT
設営だけでなく撤収もアッという間にできちゃう
設営時は紐を引っ張るだけ。撤収時は赤いボタンでロックを解除して、フレームをたためる。
↓
フレームを中央に集めて、地面に接していたフロアが外側になるようにテント地をまとめる。
↓
あとは収納袋に入れるだけ。開口部が大きく横に開くので、最後までノンストレスだ。
天井が広くて快適。2人でゆったり過ごすならコレ!
B シートゥサミット/IKOS TR3
¥68,530
1人で07:30
上部の「テンションリッジ」という斬新なフレームは、先端を上に向けることでテント地を大きく外側に押し広げてくれる。出入り口もほぼ垂直に立ち上がるので、出入りがとても楽だ。別売りのポール(¥6,270)があればフライだけの立ち上げも可能。
●収容人数/3人
●サイズ/約230×200×高さ127㎝
●重量/3168g
問い合わせ先:ロストアロー https://www.lostarrow.co.jp/store/
CHECK POINT
フライの固定にペグは不要
フライはポールの石突きにセットするタイプ。インナーさえ固定しておけばフライのためのペグダウンが必要ない。
結びのスキルが不要なガイライン
ガイラインのフライ側接続部は、結ぶ手間のないトグル式。やじろべえのような形状で、しっかりと留まる。
自動で立ち上がるベンチレーター
フライ上部2か所にあるベンチレーターは、支柱でしっかり開口できるので、空気の流れがとてもスムーズ。
for ソロ
身軽に歩いて広々休みたい山岳キャンパーは購入必須!
C ライペン/SLドーム
¥64,900
1人で05:30
シンプルなクロスドームで、ポールスリーブの片側が袋状になっているからひとりでもスムーズに設営可能。しかもこのモデルは2人用なのに980gという軽さ! テント内でもゆったりくつろぎたい山系ソロキャンパーにぴったりです。
●収容人数=2人
●サイズ=210×120×高さ95㎝
●重量=980g
問い合わせ先:アライテント 04(2944)5855
CHECK POINT
極薄生地の採用で大幅軽量化に成功!
インナー生地は、中から手を当てると透けるほど薄い12デニール地。
フレームをしっかり固定できる
ガイラインはフライシートではなく、フレームから引っ張れるタイプ。
圧倒的に入り口が広いから張り出し下でワイルドに遊べる
D プロモンテ/BOKUNO-KICHI-1
¥50,600
1人で06:45
本体はトレッキングポールだけで設営できるから、バックパッキングでの持ち運びも楽ちん。張り出しの下でも安心して焚き火できるよう、張り出し裏に付ける別売りの難燃シート(¥8,250)が用意されている。
※張り出しを張るには別途ポールが必要。
●収容人数/1人
●サイズ/
約205×90×高さ105㎝
●重量/約860g
問い合わせ先:HCS 03(5200)0770
CHECK POINT
超ミニマルにパッキング可能
幕体はバックパックのポケットに収納できるサイズだから、荷物がコンパクトにまとまる。
難燃シートの着脱もすごく簡単!
張り出し裏の角に、難燃シートを取り付けるためのガイドループが付く。
小さくて軽いは正義! 収納サイズと重さ比べてみた
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※構成/坂本りえ 撮影/中村文隆 協力/影山盛太、木村泰河
(BE-PAL 2023年5月号より)