突然ですが、みなさんはレインウェアをどのようにたたんで、どんな袋に収納していますか?
レインウェアは、たたみ方に工夫を凝らすと、使う時にさっと広げてすぐに着用することができます。また、たたみ方ひとつで、汚れがウェアの他の部分に移らないようにすることもできます。
山岳用のレインウェアの収納袋、小さすぎる!って感じたことはありませんか。ぎりぎりサイズの収納袋にギュウギュウ苦戦しながら詰め込むあのイライラ感も、収納袋を変えるだけで楽に出し入れできるようになります。
レインウェアの弱点を知っておこう
防水透湿素材でできたレインウェアは雨の日の救世主。でも、弱点はあります。レインウェアの構成要素は主に「ナイロン素材」「防水透湿素材」「ファスナー」の3つでできています。これらの素材は、次の4つの要素には弱いです。
- 「折れ」:生地を同じ場所で折りたたみつづけることで劣化する
- 「すれ(こすれ)」:生地同士のこすれや岩などでこすれることで劣化する
- 「湿気」:長期間湿気の多い場所で保管すると劣化する
- 「直射日光」:長期間直射日光に当てつづけると劣化する
これらの要素はすべてレインウェアの素材を傷め、そして機能低下に繋がってしまう可能性があります。そのため、保管時だけではなく、出し入れするとき、収納袋に入れるときも工夫が必要になります。
レインウェアの最適なたたみ方・収納・保管方法
レインウェアの弱点がわかると、たたみ方や収納方法、そして保管方法の最適解が見えてきます。僕がおすすめする方法は次の通りです。
たたみ方
たたむときは“なるべく折らずに丸める”を心がけます。また、パンツの裾の汚れが他に移らないように、パンツは裾から巻いていくのがおすすめです。
収納方法
山岳用レインウェアに付属している袋は、収納にはかなりギリギリのサイズ感になっています。このままだとコンパクトに収納できるのはいいのですが、出し入れにイライラすることは間違いありません。ポイントは、“付属の袋は使わない!”です。出し入れしやすい防水性がある袋に変えてみましょう。
保管方法
レインウェアの弱点を考慮すると、ポイントは“たたまず保管”という答えになります。こすれが少しでも減るハンガーを選び、たたまずにフワッとかけて収納します。また、できるだけ風が通って直射日光が当たらない場所を選びます。
いかがだったでしょうか?僕がおすすめするレインウェアのたたみ方、収納、保管方法を紹介させていただきました。さらに詳しい情報やポイントは動画で紹介していますので、こちらもご覧ください!
BE-PAL公式youtubeにて、詳しい情報をお話しさせていただいています。