人気ブランドのコールマンから、おすすめのランタンを10個紹介します。夜のアウトドアシーンで幅広く活躍するランタンは、キャンプにおいても必需品です。選び方を参考に、光量・燃料・デザインまで、納得のランタンを探しましょう。
コールマンのランタンを選ぶ基準は?
ランタンを選ぶ際には、使用シーンに合った光量と使用燃料に注目します。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
使用シーンに合わせて適切な光量のものを
光量はlm(ルーメン)やCP(キャンドルパワー)で表されます。それぞれのシーンで必要な光量の目安は以下の通りです。
- メインランタン:約1,000~2,000lm、約300~360CP、約100W~
- テーブルランタン:約150~300lm
- テントランタン:約100lm
メインランタンには、サイト全体を明るく照らせるだけの光量が必要です。食事のときに手元を照らすランタンには、メインほどの光量はいりません。目が疲れない程度の明るさが確保できるものを選びましょう。
夜道やテント内では、100lmもあれば十分に周囲の様子が分かります。常夜灯として使用するのであれば、20lm程度でも問題ないでしょう。
ランタンに利用する燃料で選ぶ
コールマンランタンの燃料は、電気・ガス・ガソリンの3種類です。
LEDランタンには、乾電池式や充電式があります。火を使わないため安全で、細かい光量調整ができるなど使い勝手のよさが特徴です。
ガスランタンは光量が大きく、本物の火ならではの味わいがあります。ガスカートリッジをセットするだけなので、初心者でも取り替えが簡単です。
ガソリンランタンもメインとして十分な光量があり、安定した火力を維持できます。ただし、ポンピングという作業が必要で、慣れないうちは手間取るかもしれません。
「コールマン」おすすめLEDランタン
外でもテント内でも使えるLEDランタンは、キャンパーなら誰もが備えておきたいアイテムです。ボタンで手軽に操作できる、コールマンのLEDランタンを4個紹介します。
「ラギッド パッカウェイ ランタン」
電池式・充電式のどちらでも使用できるLEDランタンです。白色で約115~405lm、暖色で約45~190lmの明るさなので、手元を照らすテーブルランプにちょうどよいでしょう。
使用時のサイズは約10×24cmですが、折りたたみも可能なため、収納すれば約10×13cmになります。コンパクトにまとまるので、バッグやクローゼットの中で場所を取りません。
本体下部にあるUSBポートから、スマホの充電も可能です。アルカリ乾電池・USBケーブルと一緒に保管しておけば、停電や災害による避難時にも活躍するでしょう。
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- 商品名:「ラギッド パッカウェイ ランタン」
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コールマン
ラギッド パッカウェイ ランタン
使用サイズ:Φ10 x 24(h) cm / 収納サイズ:Φ10 x 13 (h) cm 重量:約390g(リチウムイオン電池含む)
「クアッド マルチパネルランタン」
こちらのLEDランタンは、使用パターンの自由度が魅力です。側面の4個の発光パネルを取り外して使用できるため、このランタンが1個あればメンバーそれぞれで別行動ができます。
パネルには折りたたみ式のハンドルがあるので、子どもの小さな手でも簡単に持ち運びできるでしょう。パネルではなく、スポットライトに切り替えて使用することも可能です。
明るさは電池8本使用で約100~800lm、4本使用で約60~500lmです。パネル1個の光量は約25lm・約100lmの2パターンとなっており、シーンに合った光量を選択できます。
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- 商品名:「クアッド マルチパネルランタン」
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「リチャージャブルハンギングランタン」
約2時間の充電で約5時間の連続点灯(Highモードの場合)が可能な、置き型・吊り下げ型どちらでも使用できるLEDランタンです。
一般的な置き型ランタンは、吊り下げて使うと真下に影ができてしまいます。一方、こちらのランタンの場合はホヤが下にあるため、真下にもまんべんなく光が届きます。
テント内の照明として使ったときはもちろん、テーブルランプとして使ったときも、全体を確認しやすくなるでしょう。明るさは約50~400lmまで3段階調節が可能で、サブランタンとして幅広く活躍しそうです。
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- 商品名:「リチャージャブルハンギングランタン」
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「メタリックランタン/200」
サイズ約13×14cmのハンギングランタンで、置き型としても使えます。明るさ調整は約50〜200lmの2段階で、テント内やテーブルランプにぴったりです。
ハンドル部分はカラビナ式になっていて一部が開閉できるため、別途カラビナを用意しなくても手軽に吊り下げられます。
ホヤをぐるりと囲むメタリックワイヤーがおしゃれで、アウトドアシーンはもちろん、家のインテリアにもなじみそうです。
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- 商品名:「メタリックランタン/200」
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「コールマン」おすすめガスランタン
取り扱いの簡単さと、メインに使える光量のどちらもかなえたいのなら、ガスランタンを選ぶとよいでしょう。コールマンからおすすめのガスランタンを3個ピックアップしました。
「ルミエールランタン」
LPガスを燃料とした、キャンドルのようなランタンです。器具栓ツマミを操作してガスを出しながら、ライターなどで点火します。
マントルがないため空焼き作業がいらず、ガスランタン初心者でも扱いやすいでしょう。炎の大きさは調節レバーで変えられます。
光量はそれほど大きくありませんが、穏やかな雰囲気を演出するには持ってこいです。メインの明かりを落とした後、自然の心地よい静けさの中で炎のゆらぎを楽しんではいかがでしょうか。
- 商品名:「ルミエールランタン」
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「2500ノーススターLPガスランタン」
メインの照明にも使える、力強さのあるガスランタンです。約320CP(約1,543lm相当)の光量があり、日が落ちた後も十分にサイト全体を照らしてくれます。
ワイヤークリップ付きで、ワンタッチでマントルを取り付けられます。難しい作業ではないため、マントル式ランタンが初めてでも、それほど戸惑うことはありません。
マントルの中でガスが燃焼されて灯る明かりは、LEDとはまた違った柔らかな印象です。しっかりと明るさを確保しながら、非日常感も盛り上げてくれるでしょう。
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- 商品名:「2500ノーススターLPガスランタン」
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「フロンティアPZランタン」
テーブルランプにちょうどよい、約108CP(約273lm)のガスランタンです。サイズ約10×7.5×13cm・重量約200gとコンパクトながら、テーブルランプとしては十分な光量があります。
230g缶のガスを使用して約6~12時間連続燃焼が可能なので、1泊であれば予備の燃料を持っていかなくても問題ないでしょう。
ガラスグローブは曇りガラスでできているため、ふわりとした明かりが広がります。フックの代わりに長めのチェーンが付いているので、吊り下げ照明や移動時のライトとしても便利に使えそうです。
- 商品名:「フロンティアPZランタン」
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「コールマン」おすすめガソリンランタン
ガソリンランタンは、非常に明るいため、キャンプのメインランタンとして長年定番人気を得ています。バッテリーやガスは低温下で出力が下がり、暗くなってしまうという欠点がありますが、ガソリンランタンは寒冷地でも火力を維持する力強さがあります。シーズン問わず一年中キャンプを楽しみたい人向けに、コールマンのガソリンランタンのおすすめ3個の特徴をまとめました。
「ワンマントルランタン」
コールマンの人気商品『286Aワンマントルランタン』のリニューアルモデルです。クラシックなたたずまいで、シュゴーという静かな燃焼音がキャンプの夜に安心感をもたらしてくれます。
LEDやガスを燃料とするランタンに比べると手間がかかるといわざるを得ませんが、実はそれこそが本格派キャンパーの挑戦心をくすぐるポイントです。マントルの空焼き・燃料となるガソリンの注入・ポンピングと、手間をかけて明かりをつけると、不思議と満たされた気持ちになるでしょう。
ガソリンランタンは低温下に強く、秋や冬場の冷え込むキャンプでも出力が下がることなく、しっかり明るく照らしてくれます。
明るさは白熱球で約130W相当です(100W相当=1,520lm)。小規模なキャンプサイトであれば、落ち着いたメインの明かりとして使えます。
- 商品名:「ワンマントルランタン」
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「パワーハウス ツーマントルランタン」
二つの光源が、周囲へまんべんなく明かりを届けます。白熱球で約190W相当(100W相当=1,520lm)の大光量なので、明るさが足りないと感じることはほとんどないでしょう。燃焼音もワンマントルランタンに比べて静かです。
約7~14時間連続で使えるため、日没の早い冬場でも途中で明かりが消えてしまう心配もいりません。付属の収納ケースに入れておけば、安全にランタンを持ち運べます。メインランタンとして使いやすく、コールマンの中でも定番の人気商品となっています。
- 商品名:「パワーハウス ツーマントルランタン」
- コールマン公式オンラインストア:商品はこちら
「ノーススター チューブマントルランタン」
ファミリーキャンプやグループキャンプでは、広いスペースを照らせるこちらのランタンがおすすめです。マントルがチューブ型をしていて、約360CP(白熱球で約230W相当)の明るさが確保できます。
光量は大きいのですが、暖色系の光なのでまぶしすぎるということもありません。自然になじむ温かみのある明かりが、キャンプの夜を盛り上げてくれるでしょう。
コールマンのガソリンランタンは、メンテナンスを定期的に行っていれば長く使えます。大人数でのキャンプ予定があれば、一つ持っておいて損はないでしょう。
- 商品名:「ノーススター チューブマントルランタン」
- コールマン公式オンラインストア:商品はこちら
ランタンに関するQ&A
初めて購入するアイテムは、実際に使用して初めて「こんなときはどうすればよいのだろう?」と思うことがあります。商品説明だけでは分かりにくい、使用前後の取り扱いについてまとめました。
ランタンのガソリンは入れっぱなしでいい?
使い切れなかったガソリンは、基本的に毎回本体から抜くようにしましょう。タンク内にガソリンを入れっぱなしにすると、さびや劣化などトラブルの原因になります。
移動中に漏れるおそれもあり、車中であったり火気のそばであったり、場合によっては大変危険です。少なくとも次の予定が立っていないときは、タンクを空にしておくことをおすすめします。
毎回メンテナンスしておきたいのは、ホヤの清掃とポンプカップへの潤滑油の注入です。後は必要に応じて、ジェネレーターやフィラーキャップの交換を行いましょう。
なお、コールマンの「残ガソリン抜き取りポンプ」を使うと、ポンピングの力を利用して簡単にタンク内に残ったガソリンを携行缶に戻せます。
- 商品名:コールマン「残ガソリン抜き取りポンプ」
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ランタンケースって必要?
ランタンケースは必須ではありませんが、あると便利なアイテムです。むき身のままコンテナに詰めた場合、ガラス製のホヤなどが移動時の衝撃により破損することもあります。
また燃料を燃やして火をつけるタイプのランタンは、使い込んでくると煤が付きます。ほかのギアへの汚れ移りが心配な場合も、ケースがあったほうが安心です。
ただし、LEDランタンは割れにくい素材が多く、煤汚れもありません。ランタンの種類によってケースの要不要を判断するとよいでしょう。
- 商品名:コールマン「ランタンケース /L」
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まとめ
ランタンを選ぶ際は、まず置く場所や照らす範囲に合う光量が基準となります。そのため、まずどのようなシーンで使いたいかを明確にしておかなければいけません。
また、燃料によっても使い勝手が異なります。手軽に使うならLEDやガスを、明るさとクラシカルなデザインをを楽しみたいならガソリンランタンがおすすめです。
街灯のないキャンプ場の夜は、驚くほど真っ暗になります。明るさ・連続点灯時間・燃料の特徴をよく比較し、頼りになるランタンを選びましょう。