近年人気を集めているエールビール。筆者の周りでも続々とファンが増えています。
エールビールは一般的に、8℃から13℃の温度でゆっくりと飲むのがおすすめ、と言われています。
しかし、普通のグラスでゆっくり飲んでいると、次第にビールの温度が上がり、その特徴でもある本来の香りが損なわれてしまうことが…。せっかくのエールビールが、楽しんでいる最中にぬるくなってしまい残念な思いをした、という経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを解消するのが、今回紹介するスノーピークの「サーモタンブラー470」です。
このサーモタンブラーは、中に入れた飲み物をいつまでも同じ温度に保ってくれるので、エールビールの香りを楽しみたい人におすすめです。スノーピークの公式サイトでも「エールビールにぴったりな香りを楽しめる真空断熱構造のタンブラー」と謳われており、正真正銘エールビール用のタンブラーと言えます。
エールってどんなビール?
日本で飲まれているビールのほとんどは、苦味のキレがよく、クリアな味わいが特徴のラガービールと呼ばれるものです。
一方のエールビールとは、ラガービールとは異なる酵母を使用したビール。フルーティで豊かな香りと、ホップの苦味をバランス良く楽しめるのが特徴です。
最近はとくに、各地のクラフトビールの中でエールビールを目にすることが多くなりました。筆者の住む日光で売られているクラフトビールにも、エールビールが何種類か含まれています。
「サーモタンブラー470」の特徴
真空タンブラーならではの保温保冷機能
「サーモタンブラー470」は、真空断熱構造による保温保冷機能を備えたタンブラーです。そのため中に入れた飲み物を、入れたときの温度のまま長く楽しむことができます。
また、真空断熱構造のおかげで結露しにくいのも特徴のひとつ。冷たい飲み物が入ったタンブラーを長いこと置いておいても、結露してテーブルを濡らしてしまうことはありません。
大きな開口部
サーモタンブラーは、エールビールの特徴の「温度と共に変化する香り」を楽しめるように、開口部が広く設計されています。
フルーティーな香りを存分に楽しみながらビールを味わえるでしょう。
開口部が広いことでビールが注ぎやすく、また、大きな氷も入れやすいです。また、洗浄する時には手が入りやすいので、奥までしっかり洗えて便利です。
薄い飲み口
「サーモタンブラー470」は、飲み口の薄さが0.8mmと非常に薄いのも特徴です。
これにより、ビールを少しずつ口に入れて味わうことができます。舌全体に味や香りが広がり、エールビールの特徴である苦味を存分に楽しむことができますよ。
シンプルで持ちやすいデザイン
「サーモタンブラー470」の外側はポリエステル塗装が施されており、わずかな凹凸を加えることでグリップ感を高め、滑りにくくなっています。
サーモタンブラーの底部にはシリコンゴムのボトムカバーがついており、テーブルに置いた時に安定感があります。クッションの役目も果たすので、テーブルを傷つけてしまうこともありません。
カラーは全部で4色
カラーラインナップは、ブラック、オリーブグリーン、シルバー、サンドの4色で、お好みのカラーを選べます。
どのカラーもかっこいいので、アウトドアでも自宅でも絵になるでしょう。シンプルなロゴマークが特徴の、洗練されたデザインも魅力的です。
「サーモタンブラー470」を実際に使ってみた
実際にエールビールを注いで飲んでみました。
このタンブラーの容量は470ml。クラフトビールでよく使用される330mlの瓶や、一般的な350mlの缶ビールを注いだ時に泡まで収まる、ちょうどいい大きさです。
しっかりとしたグリップ感があるので、ビールが入った状態でも滑りにくくいのが嬉しいポイント。
保冷性能が素晴らしく、飲み終わるまでの10分間、エールビールの香りを楽しめました。
そして、なんといっても飲み口の薄さが筆者にはとても好印象でした。この絶妙な薄さのおかげで、ビールの香りや苦味を少しずつ味わうことができました。
ビールだけではなく、ソフトドリンクやホットドリンクも飲んでみました。
まずは冷たいコーラを入れてみましたが、ほどよい冷たさをキープしてくれて、喉ごしの良さを実感できました。
途中で氷を投入したところ、ほとんど溶けず、コーラが薄まってしまうことはありませんでした。これには感激です。
次に温かいコーヒーを試しましたが、マグカップで飲む時に比べて、より香りを感じることができたように思います。
保冷力を検証してみたところ…
次に、温度計を使って保冷力を検証してみました。
今回は約5℃の冷水を作り、どれほどのあいだ温度を保てるのか確認してみました。
温度計の上段に水温、下段に外気温が表示されています。外気温は約22℃、湿度は77%の環境で検証スタートです。
30分後の水温は5.4℃。外気温がそこまで高くない状況とはいえ、温度上昇はわずか0.4℃という驚きの結果に。
この数字からも、飲みごろのビールをこのタンブラーに入れれば、その温度を保ったまま飲み切れるということが証明されました。
ちなみに、今回の検証で興味深い現象を目にすることができました。
真空構造になっているのは開口部から1cmほど下がったところまでなのですが、冷水をたっぷり入れて30分後、見事にそれより上部の、真空構造ではない部分のみが結露しました。
通常なら結露するような状況でも、真空構造部分は全く結露しなかったということです。断熱構造がすばらしい証拠です。
サーモタンブラーで極上のエールビールを!
スノーピークの「サーモタンブラー470」は、エールビールを楽しむのに最適なタンブラーです。
もちろん、エールビールだけでなく、ラガービールを含むすべてのビールや様々な飲み物に使えますし、見た目もシンプルでおしゃれなので、キャンプや自宅、職場など場所を問わず活躍してくれるでしょう。ちなみに、350ml缶にピッタリの容量で、スタッキングも可能です。
ぜひ「サーモタンブラー470」で、極上のビールタイム、ドリンクタイムを楽しんでください。
スノーピーク「サーモタンブラー470」
価格:5,544円(税込)
本体サイズ:Φ84×150mm
重量:215g