メスティンで1合の炊飯をするには?基本の手順をマスターしよう
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    2023.07.16

    メスティンで1合の炊飯をするには?基本の手順をマスターしよう

    皆さんは、メスティンを使っていますか?

    メスティンとは、直接火にかけられる箱型のアルミ製飯ごうのこと。ご飯を炊いたり、麺を茹でたりと、万能調理器具として活躍する人気のキャンプギアです。

    今回は、メスティンの基本を押さえるため、上手に1合のお米を炊く方法を、ガスバーナーを使う場合と固形燃料を使う場合に分けて紹介します。

    すでに持っているキャンプギアの種類や、やりやすさを加味して、あなたに合った調理方法を選んでみてください。

    1合の炊飯に適したメスティンとは?

    メスティンで炊きあがった様子

    1合炊きが簡単にできるメスティンは、ソロキャンでもグルキャンでも大活躍!

    メスティンには、1合炊き用の小さいサイズから、3合以上炊飯できる大きなサイズまで、さまざまな大きさがあります。

    1合の炊飯をするのであれば、1.5~2合程度炊飯できるレギュラーサイズのメスティンがおすすめです。

    実際、市販されているレギュラーサイズのメスティンの多くが750~850ml程度の容量であり、1.5〜2合までの炊飯に対応しています。

    1合のメスティン炊飯に挑戦してみよう

    メスティン炊飯はとても簡単です。とはいえ、「キャンプ飯を作った!」という気分を存分に味わうことができます。

    手順を覚えれば誰でもすぐに実践できます。さっそく以下の手順を確認し、1合のメスティン炊飯に挑戦してみましょう。

    ガスバーナー(コンロ)を使った場合

    ガスバーナーでメスティン炊飯する様子

    ガスは火加減の調節をできるのがいいところ。風が強い日でも比較的安定して炊飯できます。

    キャンプでの調理にあると便利なガスバーナー。ガスバーナーは、メスティン炊飯でも役立ちます。

    ガスバーナーを使用した場合の炊飯時間は、およそ30分。炊飯前の下準備を含めると1時間程度の時間が必要です。

    また、ガスバーナーでの炊飯は固形燃料での炊飯とは異なり、途中で火加減を調節する必要があります。

    ステップ1:浸水させる

    メスティン炊飯で重要なポイントのひとつが、お米をしっかりと浸水させることです。

    土鍋でお米を炊くときに欠かせない工程ですが、メスティン炊飯の場合も同様に必要となります。

    研いだお米をメスティンに入れ、水を加えます。1合炊きの場合、30分~1時間を目安に浸水させましょう(夏場は30分、冬場は1時間程度)。

    ステップ2:強火で炊飯する

    浸水を終えたら、メスティンに180ml程度の水を入れて、火にかけます。

    はじめは、ガスバーナーを強火にして炊飯しましょう。

    水蒸気が染み出たメスティン

    水がじわじわ滴ってきたら、弱火にする頃合い。このあたりからごはんのいい香りが立ち込めてきます。

    強火で5~10分程度炊くと、メスティンとフタの間から水蒸気が出ると同時に、水がじわじわとこぼれ出てきます。これが火加減を変えるサインです。

    ステップ3:弱火に調整する

    強火から弱火に変えて、8分ほど炊きます。タイマーで時間を測りながら炊飯すると、失敗しにくいのでおすすめです

    ステップ4:蒸らす

    メスティン炊飯では、蒸らしの工程も大切です。

    タオルで包んだメスティン

    蒸らしの工程も大事。火傷に注意して、タオルに包みましょう。

    炊飯が完了したら、メスティンをタオルに包んで15分ほど蒸らします。蒸らしの工程の有無で、ごはんの仕上がりが大きく変わります。蒸らしが終わったら、できあがりです。

    固形燃料を使った場合

    固形燃料を使った炊飯でも、調理手順に大きな違いはありません。炊飯時間もほとんど同じで、浸水が完了したお米であれば30分ほどで1合分の炊飯ができます。

    唯一の違いは、火加減の調整が不要であるということ。固形燃料に着火したあと、放置しておけば炊飯できます。

    ただし、固形燃料1個の燃焼時間は15~20分のものが多いため、大きいサイズの固形燃料でない場合は複数個用意する必要があります。

    ステップ1:浸水させる

    ガスバーナーでの手順と同様、まずはお米を30分~1時間ほど浸水させましょう。

    ステップ2:炊飯する

    ポケットストーブに固形燃料を設置してメスティンを上に乗せれば、あとは燃料に火をつけるだけ。

    メスティンとフタの隙間から水が滴る程度まで炊飯を続けます。

    エスビットでのメスティン炊飯

    固形燃料での炊飯はほったらかしで完成するので、とっても簡単!

    キャンプでよく使われるエスビットの固形燃料(ミリタリー)は、1個14gあたり12分間燃焼します。この燃料であれば、風が弱い日には1個、風が強い日には2~3個使えば炊飯が可能です。

    100均やホームセンターで販売されているアルミ箔に包まれたタイプの燃料は、だいたい1個25gで、20分ほど燃焼します。これだと1個だけ準備すれば十分でしょう。

    なお、2個以上の燃料を使う際は、前の燃料が燃焼しきってから次の燃料を追加するようにしましょう。

    ▶こちらの記事も読む
    超軽量!エスビットの固形燃料の上手な使い方と保管方法

    ステップ3:蒸らす

    固形燃料が燃え尽きたら、ポケットストーブからメスティンを下ろします。

    メスティンをタオルで包み、15分ほど蒸らしましょう。

    1合ぴったりで作る!炊き込みご飯レシピ3選

    メスティン炊飯では、炊き込みご飯も手軽に作れます。

    炊き込みご飯は、キャンプであれこれ調理する時間がないときにもおすすめ。メスティンひとつにさまざまな具材を入れて炊き込むことで、たんぱく質や食物繊維などの栄養を一緒に摂取できますよ。

    今回紹介するレシピは、全て炊飯時に材料を入れて炊くだけで完成します。

    中華風ザーサイ炊き込みご飯

    中華風炊き込みご飯

    具材がゴロゴロ入っていて、食べ応えアリ!

    まず紹介するのは、中華風の炊き込みご飯の材料です。

    材料

    • 米 1合
    • 水 180ml程度
    • サラダチキン 1/2パック
    • ザーサイ 大さじ1程度の量
    • 顆粒鶏ガラ 小さじ1
    • ごま油 小さじ1

    ザーサイの塩気とごま油の香ばしさがマッチして、しっかりとした中華の味わいを楽しめます。

    サラダチキンで簡単!チキンライス風炊き込みご飯

    炊きあがったチキンライスとメスティン

    半熟ゆで卵を割り入れてもおいしそう。焼いた卵を追加してオムライス風にも!

    こちらは、サラダチキンを使った洋風の炊き込みご飯です。

    材料

    • 米 1合
    • 水 180ml程度
    • サラダチキン 1/2パック
    • トマトペースト 大さじ1
    • 顆粒コンソメ 小さじ1
    • オリーブオイル 小さじ1
    • 砂糖(お好みで) 小さじ2

    トマトペーストは、個包装のものを使うと便利です。砂糖を小さじ2ほど入れると、酸味がやわらいでマイルドな仕上がりになります。お子さまでも食べやすくなりますよ。

    キムチ入り韓国風炊き込みご飯

    韓国風キムチ炊き込みご飯

    キムチのうまみがご飯にしみ込んで美味。

    炊飯時にキムチを入れれば、韓国風の炊き込みご飯ができあがります。

    材料

    • 米 1合
    • 水 180ml程度
    • キムチ お好みの量
    • タコ お好みの量
    • だしの素 小さじ1

    シンプルな材料ですが、しっかりとうまみのある一品に仕上がります。今回はタコを入れてみましたが、ひき肉やその他の魚介類でもおいしくできます。

    ▶こちらの記事も読む
    メスティンで作る「炊き込みごはん」7レシピ

    メスティンでの1合炊飯にチャレンジしてみよう!

    メスティンでの炊飯は、初心者キャンパーでも気軽にチャレンジできます。はじめてのキャンプ飯としてメスティンでご飯を炊けば、できあがったときの喜びもひとしおでしょう。

    白いご飯を炊けるようになったら、記事で紹介した炊き込みご飯にもチャレンジしてみてくださいね。

    ぜひMyメスティンを使って、お米の美味しさを存分に味わいましょう!

    私が書きました!
    フリーライター
    鈴川あかね
    夫婦でデイキャンプをメインに外遊びを楽しんでいるフリーライター。茨城県在住。趣味は旅行やアウトドア、カメラ、バイク、手作りギア作り。持っている道具やその場にあるもので外遊びを楽しむ方法を模索中。はじめて買ったキャンプギア「チェアワン」がお気に入り。もっとアウトドアを楽しみたい!という人が「いいかも!」と思えるような情報を発信していきます。

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