ニトリのスキレットが評判!その理由とは
ニトリはアウトドア専門のメーカーではありませんが、ニトスキという愛称で呼ばれるスキレットがキャンパーたちから高い評価を得ています。人気の理由を4つの観点から解説します。
人気の理由
15cmと19cmの2サイズから選べる
ニトリのスキレットは15cmと19cmの2サイズが展開されています。使う人数に合わせたモデルを選べることが、高く評価されているポイントの1つです。
1人分の料理を作るにはちょうどよい大きさなので、15cmはソロキャンプや初心者におすすめです。アヒージョといった少々凝ったキャンプ飯を作りたい人は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
19cmはファミリーや複数人でのキャンプにおすすめです。スキレットはそのまま器にできるので、パエリアなど大皿でシェアしたい料理を作るのにも向いています。
価格がリーズナブル
価格がリーズナブルな点は、ニトリのスキレットの大きな魅力です。ニトリのスキレットは15cmが399円、19cmが799円(ともに税込)と1,000円未満で購入できます。他のアウトドアメーカーなら、安くても1,000円を超えるものがほとんどでしょう。
しかしニトリのスキレットは品質面も他メーカーと遜色ないため、コストパフォーマンスがよいといえます。お試しでスキレットを使ってみたい人や、買ってみたかったものの値段的になかなか手が出なかった人にはうってつけです。
ロゴのプリントなどがなくシンプル
ニトリのスキレットにはロゴのプリントがなく、いたってシンプルなデザインになっています。ロゴはブランドのアピールやおしゃれさにもつながりますが、シンプルさを好む人にはニトリのスキレットがおすすめです。
また他のメーカーと比べ、持ち手が短いことも特徴の1つです。コンパクトな設計で、持ち運びもしやすいでしょう。デザインがシンプルな代わりに、蓋やハンドルカバーなどの周辺アイテムも一緒にそろえられる点は便利です。
IHコンロにも対応している
ニトリのスキレットは、直火だけでなくIHコンロにも対応しています。家庭でも使いやすい点は、さすが家具メーカーといったところでしょう。キャンプだけでなく、普段からもスキレットを使いたい人にはおすすめです。
なお、電子レンジや食洗器には対応していませんが、オーブンには対応しています。グラタンやオーブン焼きなどの料理も作れるため、料理の幅が広がるでしょう。コストパフォーマンスもよく、使い道が広いスキレットはニトリならではです。
ニトリのスキレットはシーズニングをしよう
中にはシーズニングが不要のスキレットもありますが、ニトリのスキレットは使用前にシーズニングが必要です。シーズニングの手順と、しなかった場合のデメリットを解説するので、しっかりとチェックしましょう。
シーズニングをしよう
シーズニングの方法と手順
スキレットには、一般的に錆を防止するためのワックスが塗られています。シーズニングはワックスを落とし、油の膜をコーティングする作業です。シーズニングの手順は以下の通りです。
- 食器用洗剤でスキレットを洗い、錆止めのワックスを落とす
- スキレットを火にかけ、水分を完全に飛ばす
- 水分が飛んだら火を止め、食用油を引いて再び火をつける
- 3の手順を2~3回繰り返す
- ニンニクやネギなどのにおいが強い野菜くずを炒め、スキレットの鉄のにおいを飛ばす
- キッチンペーパーで油を全体になじませる
シーズニングは複数回行ってもよいですが、においが気にならなくなれば1回で終わっても問題ありません。
シーズニングをしないとどうなる?
シーズニングをしないと、以下の問題が発生してしまいます。
- スキレットが錆やすくなる
- 食べ物に錆や油のにおいが移る
- 調理中に焦げがつきやすくなる
フライパンと異なり、スキレットにはフッ素樹脂加工などがされていないため、そのままでは錆やすくなっています。シーズニングをして油の膜を張ることで、錆にくくしているのです。
なお焦げがつくこと自体は問題はなく、焦げがついても落として使うのがスキレットの基本です。しかしシーズニングをすることで、焦げにくくなり調理がうまくいきやすくなります。
ニトリのスキレットの使用後の手入れ方法
スキレットは使用後の手入れ方法が少々特殊です。ニトリのスキレットも例外ではありません。スキレットの手入れ方法と、長持ちさせる保管方法を解説します。
手入れ方法
洗う際の注意点
スキレットを洗う際は、中性洗剤を使わないようにしましょう。洗剤を使うと、シーズニングがはがれてしまうためです。汚れを落とすときは、お湯に入れて汚れを浮かせてから、スポンジまたはたわしで洗います。
このときスチールたわしを使うと、シーズニングが落ちてしまうので、使用は避けましょう。汚れが取れたら空焚きをし、水分をしっかりと飛ばします。汚れがなかなか落ちないときは、お湯に重曹を入れると汚れが落ちやすくなります。
長持ちさせるための保管方法
洗浄が終わったら、再び食用油を薄く塗り、加熱してなじませましょう。これで再度シーズニングされ、使用前と同じ状態に戻すことができます。
スキレットが冷め、しばらく使わないのなら新聞紙に包んで湿気の少ない場所で保管するのがおすすめです。鉄は水分に弱いため、新聞紙が余計な水分を吸ってくれることで錆防止が期待できます。
なお錆がついてしまったときは、強火で錆を炭化させ、今度はスチールたわしで錆を落とします。シーズニングが取れてしまいますが、洗い終わったら再びシーズニングをすれば問題ありません。
ニトリのスキレットの周辺アイテム
ニトリのスキレットを使いこなすための周辺アイテムを紹介します。これからスキレットを購入しようと思っている人は、一緒にそろえてみてはいかがでしょうか。
木台 角型
Sサイズは15cmのスキレットに、Mサイズは19cmのスキレットにぴったり合います。
安心してスキレットのまま料理を出せるので、キャンプの時にもおすすめです。
ニトリ 木台 角型
まとめ
ニトリのスキレットは、安価ながら他メーカーと遜色ない品質を誇り、多くのキャンパーから支持を得ています。家具メーカーらしくオーブンにも対応しており、家庭でも使える汎用性の高さが魅力です。
シーズニングの手間はかかりますが、しっかりと手入れをすれば長持ちさせることが可能です。周辺アイテムも1,000円未満でそろえられるので、コストパフォーマンスを重視する人は、ぜひ『ニトスキ』を検討してみてはいかがでしょうか。