手軽に時短調理できるホットサンドメーカーを、キャンプで活用しない手はありません。アウトドアで使うなら、選ぶべきは直火式です。キャンプ飯のレパートリーが広がる、おすすめの直火式ホットサンドメーカーと手入れ方法を紹介します。
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直火式ホットサンドメーカーの選び方
同じ直火式ホットサンドメーカーというくくりでも、商品によってだいぶ使い心地が変わります。まずは選び方のポイントについて見ていきましょう。
まずはサイズをチェック
直火式ホットサンドメーカーには、次のような種類があります。
- シングル:1個分(食パン2枚使用)
- ダブル:2個分(食パン4枚使用)
- ハーフ:ハーフサイズ1個分(食パン1枚使用)
一度に2個のホットサンドが焼けるダブルタイプは、大人数でのキャンプに便利です。ハーフサイズは少量から作れるので、ソロキャンプや食の細い人でも使いやすいでしょう。
カリカリ感を出したいなら耳まで焼けるタイプを、ふんわりとした食感が好きなら耳を圧着しないで焼くタイプがおすすめです。
さらに、プレートに仕切りが付いていて、1個のホットサンドを真ん中でプレスできるタイプもあります。半分にカットしやすい反面、仕切りなしと比べると中に入る具材が少なくなります。
一体式かセパレート式か
直火式ホットサンドメーカーのプレートは、上下が固定されている一体式と、2枚に分離できるセパレート式があります。どちらも焼き上がりに差はありませんが、準備や片付け段階のことを考えるとセパレート式がおすすめです。
プレートにバターや油を塗ることもありますし、具材にボリュームがあると、プレスしたときに中身がはみ出してしまうこともあるでしょう。
プレートが汚れてしまってもセパレート式ならすみずみまで洗うことができ、水切りをする際にも場所を取りません。
おすすめ直火式ホットサンドメーカー『セパレート式』
お手入れの簡単さを重視するなら、セパレート式がおすすめです。上下が完全に分離できるおすすめの直火式ホットサンドメーカーを集めました。
チャムス『ホットサンドイッチクッカー』
サイズ約15×35cm・重量約490gの、食パンがぴったり収まるサイズの直火式ホットサンドメーカーです。フッ素コーティング済みのアルミニウム合金でできています。
表裏両面が異なるデザインになっていて、焼き上げると表はブービーバード、裏にはロゴの焼き目が付けられます。片側だけ使ってフライパン調理もできるので、レシピの幅が広がるでしょう。
別売りの専用ケースに収納すれば、おしゃれ感がアップし、移動時のキズも防げます。カラー・デザイン豊富なので、小物の一つひとつまで自分らしさを出したい人におすすめです。
- 商品名:チャムス『ホットサンドイッチクッカー』
- チャムス公式オンラインストア:商品はこちら
- 商品名:チャムス『リサイクルホットサンドイッチクッカーケース』
- チャムス公式オンラインストア:商品はこちら
DOD『うさサンドメーカー』
その名の通り、DODのロゴでもあるうさぎマークのホットサンドが作れます。ロゴ位置がほどよく真ん中に寄っているので、肉まんや焼きおにぎりもかわいらしく仕上がるでしょう。
ギュッとプレスされて食パン同士がくっつき、端がカリカリの食感になります。中身がこぼれにくくなるので、手の小さい子どもでも上手に食べられそうです。
サイズは約16×37.5×3.6cm、重さ約765gです。プレート部分が約16×16cmと大きめなので、具材をたっぷり詰めてボリュームたっぷりのホットサンドにかぶりつきましょう。
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- 商品名:DOD『うさサンドメーカー』
- DOD公式サイト:商品はこちら
ノルディスク『Nordisk Sandwich Toaster』
具材をたっぷり挟んで焼くと、ノルディスクのロゴでもある、ポーラーベアの焦げ目が付きます。アルミニウム合金の表面をフッ素コーティングした、うれしい日本製のアイテムです。
約15×35cmサイズで、プレートには一般的な食パンがすっぽり収まります。上下別々にフライパンとしても使用可能で、片方はロゴによる凹凸がないため、より均一に火を通せるでしょう。
直火以外にも、ハロゲンヒーター・シーズヒーター・ラジエントヒーターも使用可能です。家庭の熱源によっては、さらに活用できる場が広がります。
- 商品名:ノルディスク『Nordisk Sandwich Toaster』
- ノルディスク公式オンラインストア:商品はこちら
ピークス&ツリーズ『ホットサンドメーカー』
「品質にこだわりたい」という人なら、ピークス&ツリーズのホットサンドメーカーはいかがでしょうか。熟練した職人たちが腕を振るう、金物の町として有名な燕三条製です。
具材を挟んだ後は取っ手をロックすれば、手で押さえていなくてもプレスしたまま焼き目を付けられます。パンの耳を圧着するタイプと、端までふわふわとした食感を楽しめる圧着なしタイプから選べる点もポイントです。
軽く丈夫なアルミニウム合金で、セパレート式となっています。上質かつ、ごくシンプルな作りだからこそ使いやすく、飽きのこない長く愛用できるアイテムとなりそうです。
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- 商品名:ピークス&ツリーズ『ホットサンドメーカー』
- Amazon:商品はこちら
おすすめ直火式ホットサンドメーカー『仕切りタイプ』
「ほかのメンバーとシェアして食べる」「手で持ちやすいホットサンドが作りたい」というなら、仕切り付きのホットサンドメーカーを選びましょう。
コールマン『ホットサンドイッチクッカー』
サイズ約13.5×40×3.8cm・重量約550g、シングルタイプの中でも比較的コンパクトなホットサンドメーカーです。シンボルでもあるランタンマークの焦げ目が付く、コールマンファンには外せない一品といえるでしょう。
仕切りが斜めに入っているので、三角形のホットサンドが2個できあがります。長方形に仕切られるものより角がしっかり焼けるため、カリカリした食感が強めの仕上がりです。
セパレート式で細かい部分まで洗えるので、具材がはみ出して汚れてしまっても気になりにくい仕様です。専用の収納袋が付属しているので、取っ手を外してすっきりと収納できます。
- 商品名:コールマン『ホットサンドイッチクッカー』
- コールマン公式オンラインストア:商品はこちら
バウルー『サンドイッチトースター・ダブル』
バウルーは約40年以上愛され続ける、ホットサンドメーカーの老舗ブランドです。こちらは『ダブル』となっていますが、約14.2×35×3.7cmサイズのシングルタイプで、縦に仕切りが入っています。
フッ素コーティングを施したアルミダイキャスト製で、約420gと毎日の料理でも扱いやすい軽さです。食材をぎっしり詰めても、それほど手首に負担はかからないでしょう。
深さがあるのでカツやソーセージなど、ボリュームのあるホットサンド作りにもってこいです。左右で違う具を挟んで2種類焼けば、短時間でバラエティー豊かな盛り合わせを作れます。
- 商品名:バウルー『サンドイッチトースター・ダブル』
- バウルー公式オンラインストア:商品はこちら
おすすめ直火式ホットサンドメーカー『2枚焼きタイプ』
そろってできたてのホットサンドを食べるなら、一度にたくさんのホットサンドが焼けるものが便利です。グループキャンプやファミリーキャンプで活躍する、ダブルタイプの直火式ホットサンドメーカーを紹介します。
スノーピーク『ホットサンドクッカー トラメジーノ』
スノーピークらしく、シンプルな機能美のあるデザインが魅力のホットサンドメーカーです。熱伝導率の高いアルミダイキャストを使用しており、食パンを焦がさずサクっと焼き上げられます。
プレートはやや小さめで、食パンの耳をカットしてちょうどよく収まるサイズです。ボリュームがない分、いろいろな具材のホットサンドを楽しめるので、パーティーメニュー作りにも向いています。
ハンドルは取り外し式ではなく折りたたみ式となっているため、うっかりなくしてしまうことはありません。
- 商品名:スノーピーク『ホットサンドクッカー トラメジーノ』
- スノーピーク公式オンラインストア:商品はこちら
スノーピーク
ホットサンドクッカー トラメジーノ
サイズ:330×205×40(h)mm 、収納サイズ:215×180×40(h)mm 重量:880g
キャプテンスタッグ『キャストアルミ ダブルサンドトースター(ウェーブ)』
「パニーニのような長さのあるパンも焼いてみたい」というなら、こちらのホットサンドメーカーがいち押しです。仕切りのないダブルサイズなので、パンをカットすることなく丸ごと焼けます。
食パンを並べて、同時に2個のホットサンドを作ることも可能です。しま状の焼き目が付き、カットして並べるだけで本格的なカフェメニューのようなプレートができあがります。
素材はフッ素コーティングを施したアルミダイキャストです。食材にムラなく素早く火を通しやすいため、いつもと同じ料理も格段においしく仕上がるでしょう。
- 商品名:キャプテンスタッグ『キャストアルミ ダブルサンドトースター(ウェーブ)』
- キャプテンスタッグ公式オンラインストア:商品はこちら
アイリスオーヤマ『アイリスプラザ ホットサンドメーカー 直火式 ガス火専用 2枚焼き』
コスパのよさを重視するなら、こちらの直火式ホットサンドメーカーが筆頭候補になるでしょう。約25×35.5×3.2cmのダブルサイズに、フッ素コーティングされた丈夫なステンレス製です。
食パンをカットせず2枚分並べられるため、食材を無駄にしません。耳を圧着せずにカリカリに焼き上げ、最後までおいしく食べられます。
セパレート式ではないためフライパンとはやや勝手が違いますが、ひっくり返す工程のある料理はお手のものです。仕切り付きでそれぞれ別の料理ができるので、お弁当のおかず作りにも重宝します。
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- 商品名:アイリスオーヤマ『アイリスプラザ ホットサンドメーカー 直火式 ガス火専用 2枚焼き』
- Amazon:商品はこちら
おすすめ直火式ホットサンドメーカー『コンパクトタイプ』
1人分を気軽に作れるのがコンパクトタイプのよいところです。小さくて持ち運びにも便利な、ハーフサイズのホットサンドメーカー2点を紹介します。
スモア『【スモアサンド ワン 】ホットサンドメーカー パン1枚で作れるシングルタイプ』
約14×30×3.8cm・約300gの、ソロキャンプにぴったりなホットサンドメーカーです。天然木でできたハンドルは取り外し可能なので、収納すると約18×24cmまで小さくなります。
たっぷり具材を詰めれば、食パン1枚でも食べ応え十分です。上下別々に使って片方にチーズ、もう一方で具材を同時焼きすれば、1人チーズフォンデュといった楽しみ方もできます。
付属の収納袋は厚みのあるキルティング地でできているため、移動時の衝撃を和らげてくれるでしょう。耐熱性があり、袋に手を入れて鍋つかみ代わりにも使えます。
- 商品名:スモア『【スモアサンド ワン 】ホットサンドメーカー パン1枚で作れるシングルタイプ』
- スモア公式オンラインストア:商品はこちら
スモア
【スモアサンド ワン 】ホットサンドメーカー パン1枚で作れるシングルタイプ
重量:300g サイズ:幅14cm 長さ30cm 厚み3.8cm 収納サイズ:幅18cm 奥行き24cm
ロゴス『LOGOS ホットサンドパン(ハーフ)』
約12.8×28×3.5cm・約320gの、アルミニウム製ホットサンドメーカーです。ハンドルを取り外して収納すれば約10×19×4.5cmとコンパクトになるので、リュックの中にすっぽり収まります。
アウトドアだけではなく、カフェ気分の朝食を取りたいときにも活躍するでしょう。ロゴスのメイプルリーフが焼き印されたホットサンドはおしゃれで、目も舌も楽しませてくれます。
シリコン樹脂コーティング済みで扱いやすく、調理・片付けに便利なセパレート式と、使い勝手のよさも申し分ありません。
- 商品名:ロゴス『LOGOS ホットサンドパン(ハーフ)』
- ロゴス公式オンラインストア:商品はこちら
ロゴス
LOGOS ホットサンドパン(ハーフ)
総重量:(約)320g サイズ:(約)全長28×幅12.8×高さ3.5cm サンドパン内寸:(約)幅12.5×奥行6.5cm 収納サイズ:(約)縦10×横19×高さ4.5cm
直火式ホットサンドメーカーの使い方・手入れ方法
どんなアイテムも、使い方次第で寿命が伸び縮みするものです。お気に入りを長く活用できるよう、直火式ホットサンドメーカーの上手な扱い方を確認しておきましょう。
基本の使い方や電気式との違い
電気式との大きな違いは、ひっくり返す工程の有無です。直火式ホットサンドメーカーの基本の調理手順を紹介します。
- プレートに油を薄く塗る
- 食パンに具材を乗せる
- プレスして火にかける
- 両面に焦げ目が付いたら完成
フッ素コーティングが施してあるフライパンでも、油やバターを塗っておいたほうが塗装が長持ちします。油をしみ込ませたキッチンペーパーで、表面に薄く伸ばしておきましょう。
プレスすると上の食パンが手前に押し出されてくるため、プレートを閉じる際は手で食パンをしっかり押さえます。
弱火~中火にかけたら、焼き加減をチェックしながら焼いていきましょう。約1~2分で焦げ目が付いてくるので、ひっくり返して両面焼けたら完成です。
手入れ方法も押さえておこう
直火式ホットサンドメーカーの多くは、フッ素コーティングを施したアルミニウム製です。手入れには柔らかいスポンジと食器用洗剤を使います。軽い汚れなら水洗いだけでもよいでしょう。
具材がはみ出ると焦げ付きができることもありますが、スチールたわしや研磨剤は使いません。コーティングのはがれやキズの原因となり、サビが出やすくなってしまうためです。
鋳物や鉄製の場合は鉄製フライパンと同じく、油をならす工程がプラスされます。使用後は洗剤を使わず水洗いし、手早く水分をふき取った後、完全に乾燥させてから収納しましょう。
まとめ
直火式ホットサンドメーカーは、ホットサンド以外にも、さまざまな食材を使って見た目にも楽しい料理を作れます。1個持っておけば、キャンプがよりいっそう盛り上がるに違いありません。
商品選びのポイントは、サイズと仕切りの有無です。耳を圧着するかしないかでも、食感が変わります。いつも作る量や作ってみたいレシピを、前もって考えておくとよいでしょう。
また、フッ素コーティングしてあるものや、上下が分割できるセパレート式なら、お手入れも簡単です。自分にぴったりのホットサンドメーカーを見つけて、キャンプで新しい直火料理に挑戦してみましょう。