キャンプ飯の筆頭とも言えるカレー。大人も子どもも好きな人が多く、さまざまな具材で楽しめるのもうれしいポイントです。ここでは、キャンプならではのカレーレシピをたくさんご紹介します。
また、カレーをよりおいしくする裏ワザと、子どもが喜ぶカレー味のキャンプ飯のレシピも合わせてお届けします。
キャンプで作りたい!簡単&おいしいカレー
スキレットやミニダッチオーブンなどを使った、キャンプ向きのカレーレシピを厳選。野菜、肉、魚など、お好きな具材のカレーを探してみてくださいね。
たった10分で完成!包丁不要の「サバとトマトのスパイシーカレー」
キャンプ飯の定番のカレーですが、外で調理するには具材の下処理が面倒、と思う方もいるはず。「キャンプでもっと手軽にカレーを楽しみたい」という方におすすめな、10分で完成する一風変わったカレーをご紹介します。缶詰なら食材が傷む心配がないため、持ち運びも安心です。
材料(2〜3人前)
- サバ缶…1缶(200〜300g)
- トマト缶…1缶(400g)
- カレー粉…大さじ2
- おろしにんにく…小さじ1
- ケチャップ…大さじ2
- 中濃ソース…大さじ1
- 塩…少々
- ごはん…適量
<お好みで>
- パセリ…少々
作り方
【1】にんにくとサバ缶(缶汁ごと)を中火で約1分炒める
【2】トマト缶を加える
【3】中火で3分ほど煮詰める
【4】ケチャップ、中濃ソースを加える
【5】カレー粉を加える
【6】中火で3分煮込み、塩で味を調えたら完成
▶詳細を見る
たった10分で完成!キャンプ飯にぴったりな包丁不要の「サバとトマトのスパイシーカレー」
ミニダッチオーブンで作る無水カレー
ミニダッチオーブンなら、1人分でも美味しいカレーが作れます。しかもダッチオーブンの特性を活かし、水を使わずに作れちゃうんです!
材料(1人前)
- 鶏もも肉 100gほど
- 玉ねぎ 1/2個
- 人参 1/3本
- じゃがいも 1/2個
- しめじ 1/2株
- トマト缶(カットトマト) 1/3缶
- カレールー 20gほど
- アウトドアスパイスほりにし 適量(※お好みのスパイスでもOK)
- ローリエ 1枚
- スパイス・ハーブ(クミンシード、バジル、ガラムマサラ、カルダモン、ハバネロペッパー) 適量
- オリーブオイル 適量
- バター 適量
作り方
【1】鶏もも肉を一口サイズに切り、スパイスをふる
【2】玉ねぎは薄切り、人参・じゃがいもは乱切り、しめじは石付きを切ってほぐす
【3】ミニダッチオーブンを温め、オリーブオイル、クミンシード、バジルを入れて弱火で炒める
【4】玉ねぎを炒める
【5】玉ねぎの上に、人参、じゃがいも、しめじ、鶏肉をのせる
【6】カットトマトを入れる
【7】ローリエを入れたらフタをして煮込む
【8】10分ほど煮込んだら火を止めてフタをあけ、カレールーを入れて溶かす
【9】ガラムマサラ、カルダモン、ハバネロペッパーを適量ふる
【10】弱火で10分ほど煮込んだら、仕上げにバターを少し入れて完成
煮込み時間が少なくても、しっかり野菜のうまみが引き出され、食材も柔らかくなりました。そして、スパイスをちょい足しすることで、本格的なお店で食べるようなカレーに仕上がります。
▶詳細を見る
玉ねぎとチキンのカレー
スキレットを使ってひと工夫を加えることで、レトルトカレーがより一層おいしく仕上がります。
材料(1人前)
- レトルトカレー 1袋
- サラダ油 大さじ1
- 鶏もも肉 150g
- きぬさや 3~5さや
- 玉ねぎ 1/4個
- 塩・こしょう 少々
作り方
【1】きぬさやの両面に焦げ目がつくまで焼く。鶏肉は焼く前にカットし、塩・こしょうを振る
【2】焼き上げたきぬさやを別の皿に移す。その後、油をひいたスキレットに鶏肉と玉ねぎを入れ、ふたをして中火で5分ほど焼く
【3】鶏肉と玉ねぎが焼けたら、レトルトカレーを加えてふたをし、中火で3分ほど加熱
【4】1で焼いたきぬさやをカレーの上に盛り付けて完成
▶詳細を見る
カレー、アヒージョ、スイーツも!スキレットを使ったお手軽キャンプ料理3選
鯖缶のドライカレー
常温保存可能な玉ねぎと人参を利用した缶詰レシピです。ご飯が進むスパイシーな味付けがポイントです。
材料(4人前)
- 鯖の水煮缶 1缶
- ご飯 人数分
- 玉ねぎ 1個
- 人参 小1本
- にんにく 1~2片
- トマトペースト 大さじ1
- カレー粉 小さじ1
- オリーブオイル 小さじ1
- 塩 少々
- ガラムマサラ 小さじ1
作り方
【1】玉ねぎと人参は粗くみじん切りにする。にんにくは皮をむいて半割りにする
【2】鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で加熱する
【3】にんにくがきつね色になってきたら、玉ねぎと人参を加えて弱火で炒める
【4】野菜がしんなりしてきたら、鯖缶を汁ごと入れ、鯖の身を崩すように炒める
【5】トマトペースト、カレー粉を加えて全体を混ぜる
【6】最後にガラムマサラ、塩を入れて味を整える
【7】全体を混ぜて、味がなじんだら鯖缶のドライカレーの完成
▶詳細を見る
クーラーボックス要らず!缶詰&常温保存の食材で作れる簡単キャンプ飯2選
スパイスをたっぷりきかせた本格派カレー
アウトドアでカレーを作るなら、時にはスパイスがたくさん入った、本格的なレシピに挑戦したい!そんな方におすすめの“ちょっと手間を掛けたカレーレシピをお届けします。
9種のスパイスで作るチキンカレー
アウトドアギアに精通しており、本誌通販担当でもある。神奈川県・三崎町で飲食店『雀家』を営む。
鶏のダシと野菜の甘み、スパイスの複雑な香りが渾然一体となった、鉄板レシピ。もりもりパワーが漲ります!
材料
・【A】クミンシード 小さじ1 マスタードシード 小さじ1 ベイリーフ 1枚
・【B】ターメリックパウダー 小さじ1/4 チリペッパー 小さじ1 コリアンダーパウダー 小さじ2 クローブパウダー 小さじ1
カルダモンパウダー 小さじ1/2 ブラックペッパー 小さじ1
・鶏モモ肉 1枚
・マッシュルーム 4個
・ニンニク 10g
・ショウガ 10g
・タマネギ 1/2個(約100g)
・ニンジン 20g
・セロリ 20g
・生トマト 大1個
・白胡麻油 80㎖
・醤油 大さじ1
・日本酒 30㎖
・チキンコンソメ 1袋(お好みで)
・水 200㎖
・塩 適量
作り方
【1】鶏モモ肉の皮を剥いてひと口大に切り分け、塩をまんべんなくふり、日本酒に漬け込む
【2】フライパンで鶏の皮を弱火で両面カリカリになるまで焼き、脂を抽出したら取り出す
【3】②に①の鶏モモ肉を加えて中火で少し焦げ目が付くように全面焼き、マッシュルーム、浸けていたお酒、水を加え10分煮込む
【4】タマネギを半分すり下ろし、残りは細かく刻み大鍋に入れ、白胡麻油を加え、中火で少し焦げ目がつくくらい炒める
【5】ニンニク、ショウガ、セロリ、ニンジンをすり下ろして加え、さらにⒶも加え、弱火でスパイスがパチパチというまで炒める
【6】Ⓑを加えさらに2分くらい炒めたら、刻んだトマト、醤油、チキンコンソメを加え、5分煮込む
【7】③を大鍋に加え、ブラックペッパーを入れてかき混ぜ、塩で味を調える
▶詳細を見る
簡単&美味しくてハマる人続出!キャンプで作る「スパイスカレー」レシピ
グリル野菜のさっぱりカレー
アウトドアギアに精通しており、本誌通販担当でもある。神奈川県・三崎町で飲食店『雀家』を営む。
野菜を別に焼いて最後にのせると、クッタリせず食感を楽しめます。
材料
・【A】クミンシード 小さじ1 マスタードシード 小さじ1 クローブ 2個
カルダモン 1個 ベイリーフ 1枚 唐辛子 1本
・【B】ターメリックパウダー 小さじ1/4 コリアンダーパウダー 小さじ1
・ナス 1本
・ズッキーニ 小1本
・赤パプリカ 中1個
・ニンニク 10g
・ショウガ 10g
・タマネギ 1/2個(約100g)
・ニンジン 20g
・セロリ 20g
・トマトペースト 1袋(18g)
・マッシュポテト 20g
・白胡麻油 適宜
・白ワイン 30㎖
・醤油 大さじ1/2
・コンソメ 1袋(お好みで)
・水 250㎖
・ホワイトペッパー 小さじ1/2
・塩 適量
作り方
【1】タマネギを半分すり下ろし、残りは細かく刻み大鍋に入れる。白胡麻油を加え、中火で少し焦げ目がつくくらい炒める
【2】ニンニク、ショウガ、セロリ、ニンジンをすり下ろして加える。Aのスパイスも加え、弱火でスパイスがパチパチというまで炒める
【3】さらにBを加え2分くらい炒め、トマトペースト、醤油、コンソメ、水150㎖、マッシュポテトを加えかき混ぜて煮込む
【4】野菜のヘタを切り落とし、パプリカは種を取り、それぞれ食べやすい大きさに切り分ける
【5】フライパンに白胡麻油を入れ、中火で熱し、野菜を程よく焦げ目が付くように焼き、塩をふり取り出しておく
【6】フライパンに白ワインを入れ、ひと煮立ちしたら、水100㎖加え、強火で熱し、沸騰させる
【7】⑥のスープを大鍋に加え、ホワイトペッパーを入れてかき混ぜ、塩で味を調える。⑤の野菜をのせる
▶詳細を見る
簡単&美味しくてハマる人続出!キャンプで作る「スパイスカレー」レシピ
エビと白身魚の淡白カレー
アウトドアギアに精通しており、本誌通販担当でもある。神奈川県・三崎町で飲食店『雀家』を営む。
ココナッツミルクで作るカレーもキャンプ飯におすすめです。
材料
・【A】クミンシード 小さじ1 コリアンダーシード 小さじ1 唐辛子 1本 ベイリーフ 1枚
シナモン 1本
・【B】ターメリックパウダー 小さじ1/2 クミンパウダー 小さじ1
・エビ4 尾
・メカジキ 1切
・ニンニク 10g
・ショウガ 10g
・タマネギ 1/2個(約100g)
・ニンジン 20g
・セロリ 20g
・トマトケチャップ 1袋(12g)
・白胡麻油 適宜
・ココナッツミルクパウダー 大さじ1
・白ワイン 30㎖
・ナンプラー 大さじ1
・昆布ダシ 大さじ1
・小麦粉 適宜
・ターメリックパウダー 小さじ1
・バター 適宜
・ホワイトペッパー 小さじ1
・塩 適量
作り方
【1】タマネギを半分すり下ろし、残りは細かく刻み大鍋に入れる。白胡麻油を加え、中火で少し焦げ目がつくくらい炒める
【2】ニンニク、ショウガ、セロリ、ニンジンをすり下ろして加える。Aのスパイスも加え、弱火でスパイスがパチパチというまで炒める
【3】Bを加えさらに2分くらい炒め、トマトケチャップ、ナンプラー、昆布ダシ、お湯200㎖(分量外)で戻したココナッツミルクを加え煮込む
【4】エビの皮を剥き、背ワタを取り除き洗う。メカジキを食べやすい大きさに切り分け、塩をまんべんなくふり、ターメリック、小麦粉をまぶしておく
【5】フライパンにバターを入れ、中火で熱し、エビとメカジキを両面、ほどよく焦げ目が付くように焼き、塩をふり、取り出しておく
【6】フライパンに白ワインを入れ、ひと煮立ちさせる
【7】⑥のソース、エビ、メカジキを大鍋に加え、ホワイトペッパーを入れてかき混ぜ、塩で味を調える
▶詳細を見る
簡単&美味しくてハマる人続出!キャンプで作る「スパイスカレー」レシピ
スパイスから作る、夏野菜の薬膳カレー
夏野菜を中心にした、薬膳の考えを元に作ったスパイシーな薬膳カレーは、キャンプでも取り入れやすいメニューです。ぜひ暑い季節のキャンプ飯に。
材料(4人前)
・鶏もも肉 350g
・茄子 2本
・ピーマン 2個
・玉ねぎ 1個
・ズッキーニ 1本
・サラダ油 大さじ1
・おろしにんにく 小さじ1
・おろし生姜 小さじ1
・ココナッツミルク 250ml
・トマト缶 400g
・塩 適量
<カレースパイス>
・カレー粉 大さじ2
・コリアンダー 大さじ1
作り方
【1】玉ねぎはみじん切りにする。ズッキーニは食べやすい大きさに切り、ピーマンは種を取り除いたら乱切りにする
【2】茄子はヘタを取り除き、1cmの間隔でピーラーで皮をむいてから、輪切りにする。15分ほど水にさらしてアク抜きをする
【3】鶏もも肉は一口大に切り、塩で下味をつける
【4】鍋を温めてサラダ油をしき、鶏肉を入れる。両面焼き色がついたら、一旦取り出す
【5】鶏肉を取り出した鍋に、玉ねぎ、おろしにんにく 、おろし生姜を入れて炒める
【6】弱火でゆっくり炒め、玉ねぎの甘みが出るまで加熱する
【7】トマト缶、カレー粉、コリアンダー、ズッキーニ、鶏肉を入れて混ぜる。水分が足らず、焦げ付きそうな場合には少量の水を入れる
【8】トマトの酸味がなくなるまで、弱火で煮る
【9】水気をきった茄子、ピーマンを入れて弱火でさらに煮る
【10】茄子が柔らかくなったら、ココナッツミルクを入れて全体を混ぜ、塩で味を整える
【11】カレーをご飯と共に器に盛り付けて完成
▶詳細を見る
韓国の土鍋で作るトッポギのスープカレー
スパイスカレーにトッポギをトッピングしたスープカレーです。ご飯を浸して食べるのがポピュラーなスープカレーの食べ方ですが、トッポギをトッピングすることで一皿(ひと鍋)で十分の食べごたえのあるスープカレーになりました。
材料 1人前
- トッポギ(市販の6㎝のもの) 6本~
- にんにく 1片
- しょうが 1片
- 玉ねぎ 小1/4個
- 長ネギ(青い部分も) 1/4本
- 白菜 1枚
- にんじん 1/3本分
- ぶなしめじ 少量
- 豆苗(あれば)少々
- プチトマト 6粒くらい
- ごま油 大さじ1
- 塩 小さじ1
≪ホールスパイス≫
- クミンシード 小さじ1/2
≪パウダースパイス≫
- クミンパウダー 小さじ1/2
- コリアンダーパウダー 小さじ1/2
- ターメリックパウダー 小さじ1/2
- コチュジャン(好みで)
<下準備> - トッポギは、30分ほど水に浸けて柔らかくしたあと、塩ゆでして水で洗い水けをしっかり切る
- パウダースパイスはすべて合わせる
- にんにく、しょうがはみじん切りにする
- 玉ねぎは薄切り、長ネギは斜め薄切りにする
- 白菜は食べやすい大きさにカット
- プチトマトは半分、または、1/4にカット
- にんじんは薄切りにする
作り方
(1)鍋にごま油を入れて熱し、クミンシードを加えて炒める。クミンシードの周りに小さな泡が出てきたら、水けを切ったトッポギを入れて炒める
【2】トッポギにクミンの風味がついたら、トッポギは一旦、別の皿に取り出す。
【3】鍋に少量のごま油を足し、にんにく、しょうがを炒める。香りが立ってきたら玉ねぎ、長ネギ、にんじん、白菜、しめじの順に炒める
【4】野菜にしっかり油がまわったら、プチトマト、パウダースパイスを入れ炒める
【5】全体にスパイスが混ざったら適量の水を入れ、中火で沸騰するまで煮る
【6】沸騰したらトッポギを入れ、ひと煮立ちさせてから塩で味をととのえる。とろみがついてきたら完成
▶詳細を見る
キャンプで旨いスパイスカレー!韓国の土鍋で作る熱々の『トッポギのスープカレー』
まるごとトマトの焼きカレー
ここで紹介するカレーレシピは、スパイスを使って作る南インドのカレーをベースにヴィーガン仕様に創作したものです。ヴィーガンであることを忘れるほど満足感のあるカレーです。
材料(1~2人前)
・トマト 中1個
<ホールスパイス>
・マスタードシード 小さじ1/2
・赤トウガラシ 2本
・ココナッツオイル(なければほかの油でも可)大さじ2 太白ごま油やこめ油など
・玉ねぎ 小1個 薄切り
・ニンニク 1片 千切り
・ショウガ 1片 千切り
<パウダースパイス>
・コリアンダーパウダー 小さじ1/2
・ターメリックパウダー 小さじ1/2
・クミンパウダー 小さじ1/2
・フェヌグリークパウダー 小さじ1/2
・ガラムマサラ 小さじ1/2
※スパイスはカレーパウダーなどで代用も可能。
・ココナッツパウダー 大さじ2
・水 150~200ml
・香菜 適宜 ざく切り
作り方
【1】トマトをきれいに洗い水気を切る
【2】玉ねぎは薄切り、ニンニク、ショウガは千切りにする
【3】ホールスパイスのマスタードシードと赤トウガラシ、パウダースパイスのコリアンダー、クミン、ターメリック、フェヌグリークを合わせる
【4】トマトにフォークなどを刺して直火で皮を焼き、水をはったボウルの中で皮を剥き、別にしておく
水をはったボウル中で皮を剥くと剥きやすくなります。
【5】スキレットを熱し、オイルを入れマスタードシードがパチパチと弾けるまで中火で炒める。パチパチと弾けてきたら蓋をする
【6】音がおさまったら蓋を開け、玉ねぎを軽く炒める。その後、順にニンニク、ショウガを炒める
【7】⑥にパウダースパイスを入れて炒め、香りが立ったらココナッツパウダーと水を加え、塩で味をととのえる
【8】スキレットの中央に、皮を剥いたトマトをヘタの部分を下にして加え5分ほど煮る
【9】ざく切りにした香菜を散らせばできあがり
▶詳細を見る
味の旬は今!濃厚トマトを崩しながら食べるヴィーガンカレー。スキレットで作る『まるごとトマトの焼きカレー』
秋キャンプで食べたい!カシューナッツのスパイスカレー
ナッツは猛暑を越えた秋に向かっておすすめしたい食べ物のひとつ。ここでは、季節の変わり目に起こりがちな疲労感や消化不良などに効果があるとされているカシューナッツを使ったスパイスカレーのレシピを紹介します。
材料(2~3人前)
- カシューナッツ(無添加) 100
- にんにく 2片
- ショウガ 1片
- 玉ねぎ 小1個
- トマト(ここではトマトの水煮缶) 大1個分
- ししとう(ここでは長甘唐辛子を使用) 適量
- 赤ピーマン(あれば) 1~2個
- タカノツメ 1本
- マスタードシード(クミンシードでも可) 大さじ1/2
- クミンパウダー 小さじ1
- コリアンダーパウダー 小さじ1
- パプリカパウダー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- ガラムマサラ 小さじ1
- 塩 適量
- こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ1
- 水 200ml
<下準備>
- カシューナッツは1時間以上浸水する
- にんにく、ショウガはみじん切り
- 玉ねぎは粗みじん切り
- 生のトマトを使う場合は粗みじん切り
- ししとうは2~3等分にカット
- 赤ピーマンは、食べやすい大きさにカット
- クミンパウダー、コリアンダーパウダー、パプリカパウダー、ターメリックは合わせる
作り方
【1】スキレットにオリーブオイルとマスタードシードを入れ熱する
【2】マスタードシードがピチピチと音がし始めたら、にんにく、ショウガを入れ香りが出るまで炒める
【3】香りが立ってきたら、玉ねぎを入れ、つや、甘みが出るまで5分以上玉ねぎを炒める
【4】トマトを加え炒める
【5】合わせておいたパウダースパイスを入れ軽く炒め、カシューナッツ、水200mlを注ぎ、蓋をして5分ほど煮込む
【6】蓋を開け、ししとう、赤ピーマンを加えて軽く炒め、ガラムマサラ、塩とこしょうで味を調える
【7】再び蓋をして、ししとう、赤ピーマンに火が通ればできあがり
簡単ターメリックライスの作り方
普段通り、米を炊く要領で、米(2合)に対して、ターメリックパウダー小さじ1/2、オリーブオイル小さじ1に塩少々をして手早くかき混ぜたら、あとは炊くだけ。
▶詳細を見る
ナッツがおいしくなる季節。スキレットで作る、秋キャンプで食べたい『カシューナッツのスパイスカレー』
秋薫るすだちのスープカレー
秋の味覚、松茸やサンマなどに添えられ素材のおいしさを引き立ててくれる「すだち」。すだちは一年を通して流通している柑橘ですが、露地栽培されたすだちの旬は9~10月。そのすだちを使ったスープカレーは、冷や麦やそうめん、うどん、糖質オフ麺など、麺と一緒に食べるのがおすすめです。
材料(1.5人前)
・玉ねぎ 中1個
・トマト 大1個
・ショウガ 1片
・ししとう(または、青唐辛子) 2~3本
・すだち 3~4個
<スパイス>
・クミンシード 大さじ1
・クミンパウダー 小さじ1
・コリアンダーパウダー 小さじ1
・ターメリック 小さじ1/2
・チリパウダー 小さじ1
・カイエンペッパー 小さじ1
・塩 小さじ1~
・オリーブオイル 大さじ1
<下準備>
・トマトはきれいに洗って、ざく切りにする
・玉ねぎは皮をむき薄くスライス
・ショウガは千切り、ししとうは小口切り
・すだちは薄くスライス
・スパイスは合わせておく
作り方
【1】スキレットを熱してオリーブオイルを入れ、クミンシードを炒め、さらにショウガの千切りを入れて炒める
【2】ショウガの香りがしてきたら、スライスした玉ねぎを入れししとうも炒める
【3】玉ねぎをある程度炒めたら、トマトを入れ蓋をして5分ほど煮込む
【4】5分ほど経ったら蓋を開けて、スパイスを入れてよく炒める。再度蓋をして5分ほど煮込んだら、水を300ml加える
スパイスを入れ、5分ほど炒め味を馴染ませてから、水を入れます。
【5】沸騰したら塩で味をととのえ、スライスしたすだちを飾ればできあがり
▶詳細を見る
キャンプにもおすすめ。喉ごしさっぱり!スキレットで作る秋薫る『すだちのスープカレー』
春に食べたい!新タケノコのスパイスカレーと木の芽ごはん
辛さはタケノコと相性のよい、山椒を使ってみました。カレーには、四川料理でマーボー豆腐などに使われている花椒(ホアジャオ)でピリリと刺激的な辛さを、カレーに合わせるご飯には、山椒の木の芽を混ぜ込んで、爽やかな香りをプラス。
材料(2人前)
- 新タケノコ(ゆで)小1個分
- 玉ねぎ 大1個
- トマト 大1個
- ししとう 5~6本
- ニンニク 1片
- しょうが ニンニクの2倍量
- 花椒(ホアジャオ) 大さじ1程度
- クミンシード 大さじ1
- クミンパウダー 小さじ1
- コリアンダーパウダー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- ガラムマサラ 小さじ1
- 塩 適量
- ごま油 適量
<下準備>
- 新タケノコは食べやすい大きさにカットし、水けをとる。固い部分はくし形に、穂先のやわらかい部分は放射状に縦に6等分する
- 玉ねぎはみじん切りにする
- トマトは粗みじん切りにする
- ししとうは3等分くらいにカット
- ニンニク、しょうがはみじん切りにする
- 花椒(ホアジャオ)は細かく刻む。パウダーの花椒でも可
作り方
【1】スキレットを熱し、ごま油とクミンシードを温める
【2】クミンシードの周りが泡立ってきたら新タケノコを入れ、焼き色がつくまで両面しっかりと焼く
【3】新タケノコに焼き色がついたら、軽く塩をして一旦取り出す
【4】空になったスキレットに少量のごま油を足し、ニンニクとしょうがを入れ、香りが立つまで温めたら、玉ねぎを入れて透き通るまでしっかりと炒める
【5】トマトを加え、蓋をして3分ほど煮る
【6】合わせたパウダースパイスと花椒を加えてさらに5分ほど煮込む
【7】5分ほど経ったら塩で味をし、新タケノコを戻し入れる。仕上げにガラムマサラを入れ、軽く煮込めばできあがりスパイスはあくまで風味づけ。スパイスカレーの味の決め手は塩。味がぼやけているときは、スパイスではなく塩を足せば味は締まります。
木の芽ごはんのレシピ
【1】米を炊きます。米を炊くときに、昆布と少量の酒を入れるとよりおいしくなる
【2】木の芽はきれいに洗い、水けを切って、葉を軸から外しておく
【3】炊き上がったご飯の粗熱がとれたら木の芽の葉を加えてふんわりと混ぜ合わせる
▶詳細を見る
スキレットで美味しく作る『新タケノコのスパイスカレーと木の芽ごはん』
春や秋においしいマッシュルームで作るスパイスカレー
キャンプでも簡単に作れる”生で食べても”、”火を通しても”おいしい、マッシュルームを一度に楽しめるスパイスカレーレシピです。
材料(2人前)
- マッシュルーム 200g
- 玉ねぎ 大1個
- ニンニク 2片
- ショウガ 1片
- トマト 大1個
- パクチー 適量
- アーリーレッド(赤玉ねぎ) 適量
- レモン果汁(または酢) 小さじ1
- ココナッツオイル(好みのオイルで可) 大さじ1
- 塩 適量
- クミンシード 大さじ1
- 鷹の爪 1本
- クミンパウダー 小さじ1
- コリアンダーパウダー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- ブラックペッパー 小さじ1
<下準備>
- マッシュルームはトッピング用に1~2個残し、残りは同じくらいの大きさにカット。軸が固くなっているものは切り落とす
- 残した1~2個のマッシュルームは、ごく薄くスライスしてレモン果汁をかけ和えておく
- 玉ねぎ、トマト、ニンニク、ショウガはみじん切り
- アーリーレッドは薄くスライス
- パクチーはざく切り
- クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、ブラックペッパーすべてを合わせる
作り方
【1】スキレットにオイル、赤唐辛子、クミンシードを入れて加熱する
【2】クミンシードの周りが泡立ち、香りが立ってきたら、みじん切りにしたニンニクとショウガを加える
【3】玉ねぎを加えたら、火加減は中火にし、玉ねぎがしんなりとするまで3~5分ほどしっかり炒める
【4】合わせたパウダースパイスを入れ、よくなじむまで炒め合わせる
【5】トマトを加え、トマトから出た水分がなくなる程度まで炒める
【6】ある程度水分が煮詰まったら、カットしておいたマッシュルームを入れて炒める
【7】塩で味をし、蓋をして10分ほど煮る。パクチーを入れ、塩で味をととのえたら火を消す
【9】スライスしたアーリーレッド、マッシュルーム、パクチーをトッピングすればできあがり
▶詳細を見る
スキレットを使って、春においしいマッシュルームで作るスパイスカレー
カレーをもっと美味しくする!裏ワザ
いつものカレーも、ちょっとした手間をかけるだけで、グンとおいしくなります!ここではそんな裏ワザをいくつかご紹介。
”あめ色玉ねぎ”を10〜20分で作る裏技
調理師免許を持つ筆者が、あめ色玉ねぎの簡単な作り方をご紹介します。事前に家庭であめ色玉ねぎを作り、キャンプへ持参するだけなので、次回以降のキャンプで気軽に試していただけると思います。あめ色玉ねぎを加えるだけでカレーは驚くほど美味しくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
材料(2人前)
- 玉ねぎ 1個
- 塩 ひとつまみ
- オリーブオイル 10ml
作り方
【1】玉ねぎを薄くスライスする。スライサーを使用するのもおすすめ
【2】薄くスライスした玉ねぎを耐熱容器に入れ、ラップをかけて600Wで5分加熱する。加熱すると水分が抜けやすくなる
【3】フライパンにオリーブオイルを引き、塩ひとつまみを加えて、強火で炒める
【4】全体があめ色になるまで炒め続ける
▶詳細を見る
調理師キャンパーが教える!キャンプのカレーに必須の”あめ色玉ねぎ”を10〜20分で作る裏技
キャンプ飯のカレーをグレードアップ!自家製福神漬けの作り方
カレーといえば、キャンプ飯の定番ですよね!そんなカレーに添えたいのは、名脇役の福神漬け。
実は福神漬けは、自分好みの野菜を使って、簡単に作ることができます。野菜を干して作った乾燥野菜を調味料と一緒に漬け込み、しばらく寝かせれば完成です。
材料(作りやすい分量)
- 大根 200g
- にんじん 100g
- レンコン 100g
- 昆布5cmx5cm 1枚
- 生姜 1かけ
- みりん 100ml
- 醤油 100ml
- 砂糖 25g
- 米酢 10g
- 瓶(300ml~400ml程度のもの) 1つ
【1】野菜を薄さ1〜2mm程度、大きさは1cm角くらいになるようにカットする
【2】全ての野菜を切り終わったら、ざるなどに広げ、カラッとするまで干す
【3】小鍋にみりんを入れ、火にかける。弱火で1〜2分沸騰させ、アルコールを飛ばす
みりんがボコボコしてきました。
【4】残りの調味料の醤油、砂糖、米酢を入れてひと煮立ちさせたら火を止める。スライスした生姜と昆布を入れる。
【5】熱湯で煮沸消毒した瓶に、乾燥させた野菜を入れる。そこに煮たたせた調味料と生姜、昆布をいれ、蓋を締める
1週間くらい置いて味をなじませたら、食べごろです。キャンプ場に持っていくときは、食べる分だけ小瓶に入れて持ち運ぶのがおすすめです。
▶詳細を見る
スプーン1杯で、市販のルーでつくったカレーの旨味がアップするスパイスも!
スプーン1杯分入れるだけで、既成のルーでつくったカレーの旨味がアップするペースト状のスパイス。味の好みが異なる家族や友人とキャンプカレーを食べる際に重宝する。甘口カレーをコク旨カレーに変える「レギュラー」と、甘口カレーを辛口カレーに変える「HOT」の2種。
- 「PEACE SPICE レギュラー」95g・1,500円
- 「PEACE SPICE HOT」95g・1,500円
▶詳細を見る
キャンプ飯を手軽にワンランクアップさせる「クラフト・レトルトフード」15品をご紹介!
子どもも大好き!カレー風味のキャンプ飯
キャンプで食べたいカレーはカレーライスだけにあらず!ここでは、カレー風味のおかずやカレー風味の鍋など、子どもも喜ぶレシピをご紹介。
子供と作るカレー鍋レシピ
材料(4人前)
- 豚薄切り肉 200g
- ちくわ 2本
- キャベツ 1/4個
- しめじ 1袋
- 人参 1本
- ブロッコリー 1房
- ミニトマト 10個
- じゃがいも 5個
- カレールー 2〜3個
- 醤油 小さじ1
- 水 1000ml
作り方
【1】しめじは石づきを切り落として房に分ける。キャベツはざく切り、トマトはヘタを取り除き、ブロッコリーは房に分ける。人参とちくわは食べやすい大きさに切る。じゃがいもは、皮をむいて一口大に切り、水にさらす
【2】鍋に水、キャベツ、しめじ、ちくわ、人参を入れて一煮立ちさせる。鍋の汁が沸騰したところに、豚肉をほぐしながら入れる
【3】野菜が柔らかくなってきたら、ブロッコリー、じゃがいも、ミニトマト、カレールー、醤油を入れて弱火で加熱する
▶詳細を見る
親子でキャンプ飯クッキングを楽しむ5つのポイント!野菜たっぷりカレー鍋レシピも紹介
焼き鳥缶詰のカレー野菜炒め
焼き鳥缶詰で作る野菜炒め。缶詰のタレを調味料として利用し、カレー粉スティックと合わせてスパイシーな風味に仕上げます。
材料(2人前)
- 焼き鳥缶詰(タレ味) 1個(75g)
- 炒め物用カット野菜(もやし、キャベツ、ピーマン、にんじん) 200g
- サラダ油 大さじ1
- カレー粉スティック 1本(2g)
- おろしにんにく 小さじ1
- 塩コショウ 少々
作り方
【1】フライパンにサラダ油を熱し、カット野菜を加えて強めの中火で炒める。やや強めの火力で手早く炒めると、野菜のシャキシャキ感も残りやすい
【2】野菜がしんなりしてきたら焼き鳥缶詰をタレごと加える
【3】おろしにんにくとカレー粉スティックで味付けし、サッと混ぜ炒める
【4】塩コショウで味を調えたら火から下ろす。シェラカップなどに盛り付けて完成!
▶詳細を見る
赤缶カレー粉のスティックが超便利!ちょい足しで決まるカレー風味キャンプ飯3選
ソース風味のカレーチャーハン
材料(2人前)
- ごはん 2人分
- ウインナー 8本(約70g)
- ミックスベジタブル 50g
- サラダ油 大さじ1
- 刻みパセリ 適量
★調味料
- カレー粉スティック 1本(2g)
- ウスターソース 大さじ1
- 塩コショウ 少々
作り方
【1】ウインナーを1cm幅に切る。形を残して、ゴロッとボリューミーに仕上げる
【2】フライパンにサラダ油を熱し、ウインナーを中火でじっくり炒める
こんがりするまで炒めます。
【3】ごはんを投入し、ウインナーから出た脂をなじませる
【4】ミックスベジタブルを加えてウスターソースを回し入れたら、カレー粉スティックで味付けし、サッと混ぜ炒める。塩コショウで味を調えたら火から下ろす。お皿にチャーハンをたっぷり盛り付け、刻みパセリをちらして完成!
▶詳細を見る
赤缶カレー粉のスティックが超便利!ちょい足しで決まるカレー風味キャンプ飯3選
かきたまカレーラーメン
キャンパ\-に大人気のマルタイ棒ラーメンを使った簡単アレンジレシピ。かきたまのとろみとカレーの香ばしい風味がやみつきになります。
材料(1人分)
・マルタイ棒ラーメン(付属のスープ、調味油含む) 1人前
・水 450ml
・卵 1個
・カレー粉スティック 1本(2g)
★トッピング
・刻みネギ 適量
・七味唐辛子 適量
作り方
【1】クッカーでお湯を沸かし、マルタイ棒ラーメンを表記時間どおりに茹でる
【2】麺を茹でている間にシェラカップなどで溶き卵を作る
【3】麺が茹で上がったら火を止め、付属のスープと調味油、カレー粉スティックで味付けする
【4】溶き卵をフォークなどにつたわせながら加える。卵を細くして加えることで、ふわふわに仕上がる
【5】再度加熱して沸騰させ、大きくかき混ぜて卵が半熟になったら火から下ろす
【6】器にラーメンを盛り付け、刻みネギと七味唐辛子をトッピングして完成!
▶詳細を見る
赤缶カレー粉のスティックが超便利!ちょい足しで決まるカレー風味キャンプ飯3選