登山にヘッドライトは必須!日帰りでも必要な理由やおすすめ商品も
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    ランタン・ライト・ランプ

    2023.08.22

    登山にヘッドライトは必須!日帰りでも必要な理由やおすすめ商品も

    日帰り登山を計画している人の中には、ヘッドライトが必要かどうか迷う人も多いでしょう。結論をいうと、日帰り登山でもヘッドライトは必要です。登山におけるヘッドライトの必要性や、おすすめのモデルを7個紹介します。

    登山におけるヘッドライトの必要性

    ヘッドライトの代替として、懐中電灯やスマートフォンのライトで十分なのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし登山をするなら、ヘッドライトのほうが向いています。ヘッドライトの役割や必要性を解説します。

    ヘッドライトの役割

    ヘッドライトの役割として、夜道を照らすことは想像に難くないでしょう。そのほかにも、遭難時に自分の居場所を伝える上でも役立ちます。

    ヘッドライトには懐中電灯に比べ、多くの利点があります。ヘッドライトを使えば、両手が空くため転倒時にも受け身を取りやすく、安全な登山が可能です。

    またコンパクトなので、リュックの中に入れても邪魔になりにくいでしょう。顔を向ければその方向が照らされるのは、ヘッドライトならではのメリットといえます。

    さらにランタンとしても使えるモデルもあるので、野営中も役に立ちます。

    日帰り・低山登山でもヘッドライトは必須

    日中はヘッドライトを使わないので、日帰り登山では不要だと思う人もいるかもしれません。しかし万が一アクシデントが発生し、日没までに下山できなかった場合のために、日帰り登山でもヘッドライトは携行したほうがよいといえます。

    アクシデントとしては、ケガによる予定の遅れや体力不足、計画の見積もりが甘かったことなどが考えられます。

    「いざとなったらスマートフォンのライトを使えばいい」と考える人もいるかもしれませんが、そもそもスマホのライトは遠くを照らせず、光源として不十分です。また片手がふさがって危ないのに加え、連絡用にバッテリーを残しておいたほうがよいため、この意味でもヘッドライトは必要といえます。

    登山用ヘッドライトの選び方

    登山用のヘッドライトの選び方を解説します。ヘッドライトは四つのポイントに注目して選びましょう。

    電池式か充電式かで選ぶ

    ヘッドライトの給電方法は、電池式と充電式の2種類です。

    電池式のメリットには、安価な製品が多く、初期投資が安い点が挙げられます。一方で電池を買う手間と費用が発生する、電池の分だけ重量が重くなるという点がデメリットといえます。

    充電式はランニングコストが安く、高出力のモデルが多いのがメリットです。充電する手間は発生しますが、モバイルバッテリーを持参することで、急なバッテリー切れにも対応できるでしょう。

    コストパフォーマンスを総合的に見ると、充電式のほうがメリットは大きいといえます。ただし中には、電池と充電の両方に対応した製品もあります。

    明るさは100ルーメンを基準にする

    LEDライトの明るさは『ルーメン(lm)』という単位で表し、数値が高いほど明るいことを意味します。日帰り登山や一泊程度の登山・キャンプでは、100ルーメンあれば十分でしょう。宿泊を伴う登山や、メインの光源としても使いたい場合は、100~300ルーメン程度が目安です。

    光が弱すぎると光源として不十分であり、逆に明るすぎると重量が重くなったり、ほかの人の視界が見えにくくなったりするというデメリットがあります。そのため、用途に合ったちょうどいい明るさのものを選ぶ必要があるのです。

    防水性能はIPX6以上を目安にする

    山の天気は変わりやすいので、防水性能は要チェックです。ヘッドライトの防水性能は、IPX6以上があれば十分といえます。IPX6の防水性能は、暴噴流に対して耐性があるレベルです。つまり大雨の中でも問題なく使えるので、IPX6以上あれば安心といえます。

    心配な人は、IPX7を選んでもよいでしょう。防水性能としては、水に浸かっても壊れにくいといったレベル感です。

    なお、キャンプ程度であれば、IPX4でも十分といえます。性能が高くなるほど価格も高くなるので、必要十分なレベルのモデルを選びましょう。

    連続照射時間やモード切替などの機能にも注目

    基本性能に加え、連続照射時間や点灯モードの切替などの機能性もチェックしましょう。日帰り登山・低山ハイキングでの万が一に備える目的であれば、連続照射時間が4時間あれば十分です。

    ただし製品情報に記載されている連続照射時間は目安であり、使用方法によって若干増減する点を覚えておく必要があります。また、点灯モードを切り替えられると便利です。具体的には、遠距離・近距離モードの切替ができるかチェックしましょう。

    遠距離モードは夜道で前方を照らすのに使うため、重要な機能です。近距離モードは立ち止まって作業をする際に便利です。

    白色・暖色の切替や点滅モードなどもあります。ただし機能が充実するほど価格が上がり重量も増すので、適切な機能を見極める必要があるでしょう。

    【ハイブリッド】登山におすすめのヘッドライト

    電池と充電の両方に対応したヘッドライトを三つ紹介します。ハイブリッド型であれば、どちらかの給電方法が使えなくても、別の方法で給電ができるので便利です。

    ペツル「ティカ」

    単4アルカリ電池3本・バッテリーの両方に対応した、ハイブリッド型のヘッドライトです。重量約94gとコンパクトながら、高い機能性を誇ります。

    明るさは約350ルーメンあり、宿泊を伴う登山・キャンプや、メインの光源としても活躍するでしょう。カラーモードは白色光と赤色光の2種類があり、白色光はボタン一つで3段階の明るさに調節が可能です。

    バッテリーモードでの連続照射時間は、白色光の中レベル(100ルーメン)で約7時間です。防水性能はIPX4、カラーは4種類あり、好みの色を選べます。

    ペツル
    ティカ

    重量:82g 最大照射力:300ルーメン、65m 最大照射時間:120時間(弱モード/6ルーメン)


    ブラックダイヤモンド「スポット400」

    単4アルカリ電池3本と、バッテリーの両方で駆動します。全光束は400ルーメンと強力ですが、明るさは調節できます。連続照射時間は高照度で約2.5時間、低照度で約200時間です。

    照度メモリー機能によって、最後に使用した明るさを自動で点灯できる点は便利です。近接・遠距離モードの切替や、ストロボ機能なども備えており、使い勝手はよいでしょう。

    防水性能はIPX8を誇り、これは1.1mの真水に30分浸しても故障せず、バッテリーケースに浸水しても使用できるレベルです。カラーバリエーションが豊富な点もおすすめポイントです。

    • 商品名:ブラックダイヤモンド「スポット400」
    • 公式サイト:商品はこちら

    ブラックダイヤモンド
    スポット400

    重量:78g(電池込) 全光束:400ルーメン 照射距離:高照度86m/低照度8m 電池寿命:高照度2.5時間/低照度200時間/リザーブ32時間 電池:単4アルカリ電池×3本(付属)


    ジェントス「DPX-418H」

    単3アルカリ電池3本とバッテリーの両方で駆動します。手をかざすだけでオンとオフを切り替えられるモーションセンサースイッチモードが搭載されており、手がふさがっている状態でも操作できる点は便利でしょう。

    明るさは700・400・30ルーメンで調整でき、連続点灯時間はそれぞれ3.5時間・5時間・34時間です。IP64に準拠しており、防水だけでなく防塵にも対応しています。また2mから落下しても壊れない耐久性も重要でしょう。

    レバー操作により、照射する幅を無段階で調整できる点も優れています。

    ジェントス
    DPX-418H

    サイズ(約):ヘッド部/幅72×奥行44.2×高さ47.9mm 電池ボックス部:幅84.8×奥行30.4×高さ53.8mm、本体重量:約236g (電池含む) 明るさ:High/460ルーメン・Mid/260ルーメン・Eco/30ルーメン、使用電池:単3形アルカリ電池×3本 実用点灯:High/7時間、Mid/10時間、Eco/63時間、後部認識灯 点灯/100時間、後部認識灯 点滅/150時間


    【充電式】登山におすすめヘッドライト

    充電式のおすすめヘッドライトを二つ紹介します。コンパクトで使い勝手のよいモデルを探している人は、ぜひチェックしましょう。

    マイルストーン「MS-i1 “Endurance Model”」

    重量は175gと軽量で、トレッキングやトレイルランニングで活躍するヘッドライトです。明るさは65~1,000ルーメンまでの4段階で調整できます。照射時間の目安はMIDモード(260ルーメン)で約11時間と十分です。

    防水性能はIPX4に準拠しており、多少の雨なら十分に使えます。専用の充電池はモバイルバッテリーとしても使えるため、いざというときの電源を確保できる点は安心につながるでしょう。

    • 商品名:マイルストーン「MS-i1 “Endurance Model”」
    • 公式サイト:商品はこちら

    レッドレンザー「NEO1R」

    電池を含めて約39gという軽量さが売りのヘッドライトです。明るさは最大250ルーメンと、日帰り登山や一泊程度の登山には十分なパワーです。明るさ150ルーメンのパワーモードでの連続点灯時間は約3時間と、日帰り登山に耐えられる水準といえます。

    コンパクトな設計ながら、IP67の防塵・防水性能を備えているのもポイントです。カラーは3種類から選べます。軽量性を重視する人におすすめです。

    レッドレンザー
    NEO1R

    サイズ:W48×H21×D23(ヘッド部) 重量:約39(電池含)g 光束(lm):ブースト:250 / パワー:150 / ミドル:-/ ローパワー:20 照射距離(m):ブースト:80 / パワー:50 / ミドル:-/ ローパワー:15 点灯時間(h):ブースト:- / パワー:3 / ミドル:-/ ローパワー:15


    【電池式】登山におすすめのヘッドライト

    電池式のヘッドライトを二つ紹介します。お試しで使ってみたい場合や、とにかく費用を抑えたい場合は検討する価値があります。

    WAQ「LED ヘッドライト」

    メインとサブの二つのLEDを搭載することで、300ルーメンのパワフルな性能を実現しています。一般的なヘッドライトと異なり、ランタンとして使えるほど広範囲を照射することが可能です。

    重量は電池を入れてもわずか100gと、電池式のデメリットの一つを解消しています。明るさは5段階で調節でき、連続点灯時間は4~115時間と、日帰り登山には十分なスペックです。手をかざしてオン・オフを切り替えられる点も便利です。

    WAQ
    LED ヘッドライト

    サイズ:3.8 x 5.7 x 3.8 cm 重量:70 g


    モンベル「パワー ヘッドランプ」

    単4電池3本で駆動するヘッドライトです。電池を入れても約85gと、重量は気にならないでしょう。明るさは10~300ルーメンで調節でき、連続点灯時間は40~120時間と長持ちするので、万が一のときも安心です。

    光色は白色と電球色の切替ができ、電球色は手元で作業をする際に便利です。防水性能はIPX6と強い雨でも耐えられます。ワイドモードやスポットモードなどの3種類のモード切替も可能で、安価ながら高い性能を発揮してくれるでしょう。

    • 商品名:モンベル「パワー ヘッドランプ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    まとめ

    日帰り登山であっても、アクシデントにより日没までの下山ができない可能性があります。そんなときにヘッドライトがあれば、両手を空けて前方を照らせるため、ヘッドライトは登山の必需品です。

    ヘッドライトを選ぶときは、駆動方式や明るさ・防水性能・モード切替などの使い勝手のよさに注目して選びましょう。特にこだわりがなければ、バッテリー式やハイブリッド型がおすすめです。ヘッドライトを準備し、万が一に備えましょう。

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