春と秋に開かれる日本最大級のアンティークマーケット『第11回東京蚤の市』の開催期日が迫ってきました。2017年は5月13日(土)と5月14日(日)の2日間。場所は東京・調布市の京王閣競輪場(東京オーヴァル京王閣)です。
今回は昨年開催された第9回東京蚤の市の模様をレポート。今年、参戦されるみなさん、参考にしてくださいね。
開場前は黒山の人だかりができていた。お宝を見つけたい人は早めに会場入りしよう。
まずば、受け付けでもらったパンフレットをチェック。ひとくちにアンティークマーケットといっても内容はバラエティに富んでいて、古道具から雑貨、古書、古着、器などなど。もちろん、おいしそうなフード屋台も。全部で250ほどのブースがある。人も多いし、すべて回っていたら1日あっても足りない……。ということで、本日の目的である「キャンプ・アイテム」を扱っていそうなブースに的を絞り、回ることにした(といっても、しょっちゅう、脇道にそれていたけど)。
まず目を付けたのが、ミリタリー系のショップ。バーナーや飯盒、アルミの食器やカトラリーなど、キャンプに使えそうなものがたくさん並んでいる。ウルトラライトとは真逆の重厚なつくりだけど、オートキャンプなら問題ない。こういうアンティークをひとつふたつ、キャンプ道具にしのばせておくだけで、熟練キャンパーに見られるかも(うしし)。
アルミ系の食器は安くてかわいいので、大量買いしている人も多かった。
ミリタリー系に的を絞ろうかと思い、ふと雑貨系のブースを除くと、ランタンやアルコール系固形燃料など、ちょこちょことキャンプに使えそうなアイテムが潜んでいる。それを知り、会場を回るペースはますますゆっくりになってしまった。
ランタン系も目に付いた。アンティークならではのぬくもりのある繊細なつくり。こういったランタンを使えば、ひと味ちがったキャンプの夜が過ごせそうだ。
ケトル類は長い付き合いになるアイテム。お気に入りが見つかったら、奮発して買うべし。
フードブースでコーヒーを飲んでひと休みしつつ、会場をうろうろ回る。豆箒づくりやハンモック編みなど、面白そうなワークショップも開催されていた。今回はパスしたが、次回はワークショップ狙いで訪れるのもいいかも。そんなことを思いながら、きょろきょろしていたら、アンティーク・アウトドア・アイテムだらけのブースを発見! ここは宝の山じゃー! テントからストーブ、クーラーボックス、水筒、ファニチャーと、ありとあらゆるアイテムがぎっしりと並んでいる。
東京の「ガジェットモード」のブース。ヨーロッパブランドのヴィンテージ・アウトドアグッズが中心で、珍しいアイテムが目白押し。カメラマンN氏は我慢できずに、サーモスのジャグ(激レア)を購入! 今春も出展されるそうなので、要チェックですよ~。
東京蚤の市には、現行品にはない無骨だけど温かみのあるキャンプ・アイテムがあらゆる店に潜んでいる。ただ、出店数も来場者も膨大なので、商品を見るにも会場を歩き回るにも時間がかかる。HPでは出展者を詳しく紹介しているので、どんなアイテムを扱っているのか、事前にチェックしておくと、スムーズに行動できるかも。友人や家族を誘って、自分のキャンプ・スタイルにあった掘り出し物を見つけに行きませんか!
第11回東京蚤の市
■日程:2017年5月13日(土)、14日(日)
■時間:13日(土)9:30~18:00/14日(日) 9:00~17:00
■開催場所:東京オーヴァル京王閣 東京都調布市多摩川4-31-1
■入場料:500円(小学生までは無料)
http://tokyonominoichi.com/2017_spring/
文=松村由美子 撮影=中村文隆