スキレットと言えば、キャンプで定番の調理器具。
一般的には、鋳鉄でできたフライパンのことを指し、熱伝導率の高さが特徴です。強い火力で調理できるため、熱源を選ばず、キャンプシーンでも重宝するというわけです。
今回は、そんなスキレットの魅力を最大限に活かすレシピを一挙紹介。これまでBE-PAL.NETで紹介してきたスキレット料理の中から厳選して、主食系、お肉系、おつまみ系、デザート系といたカテゴリ分けをしながらお届けします。
スキレットで作る主食レシピ
まずは、スキレットで作る主食のレシピから。お米、パスタ、パンなど、スキレットは様々な食材に使えます。
主食でお腹をたっぷり満たして、1日のエネルギーをチャージ!これから紹介する料理を食べて、アウトドアで元気に遊びましょう。
焼き鳥缶詰パエリア
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプ飯を作って気を紛らわしている。
定番のタレ味や塩味をはじめ、味にいろいろなバリエーションのある焼き鳥缶詰シリーズは、キャンプ飯としても人気の食材ですよね。シリーズの中に、お気に入りの味がある人もいるかもしれません。
そんな焼き鳥缶詰を使った、スペイン料理「パエリア」のアレンジレシピを紹介。スキレットひとつで簡単に作れるので、ぜひお試しください。
材料(2人分)
- 無洗米 1合
- 焼き鳥缶詰(塩レモン味) 2個
- ヤングコーン 1袋
- ミニトマト 6個
- オリーブオイル 大さじ1
- おろししょうが 小さじ1
- 刻みネギ 適量
★調味料
- 水 400ml
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
作り方
今回は便利な食材ばかりで、下ごしらえ不要です。まずはスキレットにオリーブオイル、おろししょうがを入れて弱火で熱しましょう。
おろししょうがの香りが立ってきたら、無洗米を加え、表面がほんのり透明になるまで中火で炒めましょう。
米を炒めるのは、米の表面を油でコーディングして粘り気を抑えるためですが、好みに応じて炒めずに作ってもOKです。
一度火を止めて水、めんつゆを加えましょう。
ヤングコーンはそのまま汁ごと加えて、ボリューミーに仕上げます。
さらに、ヘタを取ったミニトマトを加えましょう。実は、トマトは昆布にも含まれるうま味成分、グルタミン酸が豊富。和風の味付けとの相性がいい食材なのです。
今回はこのまま炊き上げるので、見栄えがよくなるように並べます。
続いて、焼き鳥缶詰を加えます。今回は和風の中にちょっぴりスペインっぽさを出したくて塩レモン味をチョイスしてみましたが、果たしてこれが吉と出るか凶と出るか…。仕上がりが楽しみです。
あとはフタをして弱火で20分ほど炊くだけ。汁が吹きこぼれることもあるので、スキレットの様子や火加減に注意しながら調理してくださいね。
お米の炊き具合は火加減やお使いのスキレット、調味料の量によっても左右されるので、フタを取ったら味見をしてお米の状態を確認しましょう。
ちゃんと炊けていたら、強火にして水分を飛ばします。
スキレットをそのまま食卓に出して、刻みネギをたっぷりちらして完成!
▶参考記事
スキレットひとつで!? お手軽「焼き鳥缶詰パエリア」レシピ
サバ缶ナポリタン
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプめしを作って気を紛らわしている。
サバの栄養が丸ごと摂取できるサバ缶は、ダイエットはもちろん、キャンプや登山にも利用しやすい食材です。
そんなサバ缶を使用して、スキレットだけでがっつりボリューミーなナポリタンを作ります。
材料(1人分)
- パスタ 100g
- サバ水煮缶(食塩不使用タイプ) 1/2個(約100g)
- ピーマン 1個(約60g)
- 玉ねぎ 1/2個(約50g)
- しめじ 50g
- オリーブオイル 大さじ1/2
- 水 200ml
- 刻みパセリ 適量
- 粉チーズ 適量
★調味料
- ケチャップ 大さじ3
- コンソメキューブ 1/2個
※スキレットは8インチを使用しました。
作り方
まずはしめじの石づきを取りほぐしましょう。買ってきた状態のままで中央から引っこ抜くようにすると、キレイに石づきのみを残して取ることができます。
また、今回はしめじを使用していますが、マッシュルームやえのきで作ると違った風味・食感を楽しめます。
ピーマンはヘタを取り、細切りにしましょう。
ちなみに、種とワタにはピラジンという血液サラサラ成分が含まれているので、筆者はそのまま調理しています。気になる方は取り除いてくださいね。
玉ねぎは薄切りにしましょう。玉ねぎはじっくり加熱すると甘みとコクがアップ。ピーマンと並んでナポリタンには必須の食材ですね。
野菜の下ごしらえが済んだらスキレットの登場。オリーブオイルを熱し、野菜を弱火で炒めましょう。
玉ねぎ、しめじがしんなりしてきたら……。
ケチャップと砕いたコンソメキューブを加えてサッと混ぜ炒めましょう。ケチャップは少し炒めると甘みと香りが引き立ちます。
また、今回コンソメはキューブタイプを使用していますが、最初から顆粒になった物でもオーケーです。
調味料が野菜になじんだら、水を加えてパスタを割り入れ、ほぐしたサバ缶を投入します。サバ缶は少し身を残しておくと、ゴロッとボリューミーに仕上がります。
また、サバ缶の汁には脂肪燃焼をサポートしてくれるDHA・EPAが溶け込んでいるので、ぜひそのまま調理に利用しましょう。
後はフタをして、弱火でパスタの表記時間通りに煮ます。ちなみに、今回パスタは茹で時間8分のものを使用しました。
パスタ同士が引っ付いたりしないよう、時々様子を見て混ぜてくださいね。
ほぐしながら煮て、パスタが茹で上がったら完成!ほのかにケチャップの香ばしい香りが漂っています。
仕上げに粉チーズと刻みパセリをトッピング。がっつりボリューミーで栄養たっぷり、サバ缶ナポリタンの完成です!
おいしく作るためのポイント
サバ缶ナポリタンをおいしく作るためのポイントは、パスタを茹でる前に野菜とケチャップ・コンソメを炒めておくこと。予め炒めておくことで、野菜もケチャップも甘みとコクがアップ。
パスタと一緒に茹でても水っぽくならず、むしろ旨みを吸い込んで風味豊かに仕上がります。茹で上がったパスタは食べごたえ十分。食べると野菜、ケチャップ・コンソメの甘みと風味が口の中にブワッと広がります。
もうひとつのポイントは、食塩不使用のサバ缶を使用すること。キャンプや登山では適度な塩分補給も重要なので、そのまま食べる分には食塩使用タイプや味付きの物でも構いません。
しかし、それらを料理に利用すると、どんな味付けをしても塩っぽく仕上がってしまいます。ナポリタンの味の決め手はやはりケチャップの甘みとコクなので、それを生かすためにも食塩不使用タイプをオススメします。
▶参考記事
缶詰でお手軽キャンプ飯!スキレットで作るがっつりボリュームのサバ缶ナポリタン
海鮮辛焼きそば
埼玉県の田舎在住。保育施設に勤務後、企業へのレシピ提供のほか、料理動画制作・飲食店のメニュー開発に携わる。キャンプ飯を作りたくてキャンプ道具を大人買い。以来キャンプにハマり中。手軽だけどちょっと豪華な、見た目も楽しいキャンプ飯をご紹介します!
韓国発祥のインスタント麺、辛ラーメン。そのやみつきになる辛さともっちりした麺がおいしいと、今や日本でも大人気の商品となりました。
辛ラーメンは、本来、麺をスープで煮込んで調理するラーメン。しかし、このアレンジレシピでは、辛ラーメンを魚介入りの焼きそばに変身させます。
その名も、「海鮮辛焼きそば」。水分量を調整することで、あとひく辛さがクセになる、ピリ辛焼きそばができますよ。もちろん、あの辛ラーメンの麺のもっちり感はそのままです!
材料(1人分)
- 辛ラーメン 1袋
- シーフードミックス(解凍したもの) 50g
- 中濃ソース 大さじ1.5
- 水 150cc
- プロセスチーズ 20g
※シーフードミックスは、いか・えび・あさりなどが入っているものがおすすめです。必須ではありませんが、手元にあれば青のりをトッピングすると、より焼きそばらしくなります。
作り方
【1】スキレットにお湯を沸かす
水150ccをスキレットに入れ、お湯を沸かします。
火加減の強い焚き火で調理する場合は、早めにお湯が蒸発してしまいます。心配な場合、やや多めに200ml程度の水を入れると良いでしょう。
スキレットの焦げ付きが気になる方は、事前に油(分量外)をスキレットに塗っておきましょう。
【2】辛ラーメンの麺を加える
辛ラーメンの麺のみ、お湯の中に加えます。
麺を加えたときに、お湯が麺の高さの1/3程度になるぐらいが理想です。もし、お湯が足りない場合は、上から水を足してください。
麺を入れたら、一度麺をひっくり返して、両面に水分を軽く浸しましょう。
【3】麺を蒸し焼きにし、ほぐす
アルミホイルを上からかぶせて、麺を中火で蒸し焼きにします。水分がなくなったタイミングで、アルミホイルを外しましょう。
アルミホイルを外して、水分がなくなっていたら、麺を箸でよくほぐします。
【4】シーフードミックスを加えて中火で炒める
解凍したシーフードミックス50gを加えたら、中火で1分ほど炒めます。シーフードの水分を飛ばし、全体がカラッと乾いてくるまで炒め続けましょう。
【5】かやくと粉末スープ、ソースで味つけをする
シーフードミックスに火が通ったら、味つけをします。粉末スープとかやくを、それぞれ1/3〜1/4袋ほど加え、よく混ぜましょう。中濃ソースを大さじ1.5加え、麺に絡ませながら炒めます。
水分がないため、粉末スープを入れすぎると非常に辛くなります。一気に全部入れてしまわないよう、注意してください。
【6】チーズを溶かしたら、完成
麺を炒め終わったら、プロセスチーズ20gをトッピングします。チーズを加えることで、辛さが和らぎ、まろやかな味わいになります。
チーズがとろけたら、海鮮辛焼きそばの完成です!もし持っていれば、お好みで、青のりをふってください。
▶参考記事
辛ラーメンの焼きそば?新感覚キャンプ飯「海鮮辛焼きそば」のレシピ
メキシカンなカリフラワーライス
東京のフードビジネス業界で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、一人一人のライフスタイルに合わせたカラダを整える食事やセルフケアの方法の提案やオリジナルレシピの創作、商品開発をおこなっている。http://yamabon.jp/
「メキシカンなカリフラワーライス」はロカボ料理。ロカボとは、「Low Carbohydrate(ロー・カーボハイドレート)」の略で、“低糖質”という意味です。
おうちやキャンプで楽しむパーティーメニューの主食、白米、パン、パスタの代わりとしてはもちろん、食べ過ぎた翌日の食事用としても使えます。カリフラワーライスは栄養価が高く、ダイエットや美容効果にも優れています。お米を炊く手間もなく、野菜をカットして炒めるだけなので、簡単に作れちゃいます。
材料
- カリフラワー 1/2株
- ニンニク 1片
- 玉ねぎ 大1/6個
- コーン 大さじ2~3位の量
- パクチー 1枝分
- レモン 1/2個分
- アボカド (なくても可)小1/2~1個分
- ガラムマサラ(カレー粉) 小さじ1
- チリパウダー 大さじ1弱
- ケチャップ 大さじ1~2
- ベジタブルブイヨン顆粒 小さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
作り方
【1】カリフラワーは、葉っぱを取り除き、水できれいに洗い水気をきっておきます。
【2】大きめのボウルを用意し、カリフラワーをスライサーでスライスします。続いて、スライスしたカリフラワーを手でほぐします。お米の粒くらいの大きさを目安にほぐします。自宅で作る場合はフードプロセッサーを使うと便利です。
【3】ニンニク、玉ねぎはみじん切りにします。
【4】パクチーは葉と茎を分け、茎は細かく刻みます。
【5】スキレットにオリーブオイル、ニンニクのみじん切りを入れて火をつけます。
【6】香りが出てきたら、玉ねぎを入れて炒めます。
【7】玉ねぎが透き通ってきたらコーンを入れ軽く炒め、カリフラワーを入れ、さらに炒めます。
【8】(7)に分量のガラムマサラ、チリパウダー、ケチャップを入れ炒めます。
【9】味をみて足りなければ、塩、胡椒で味を整えます。
【10】レモン、パクチー、アボカドを添えればできあがりです。
▶参考記事
スキレットで作るロカボメニュー『メキシカンなカリフラワーライス』~ヴィーガン料理
スキレットピザ
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
生地の周りがポコポコと膨らんだ、カリッとモチモチのピザ生地が、キャンプで食べられたら最高ですよね。
少し手間がかかるイメージのピザ生地ですが、ポイントさえ押さえれば意外に簡単に、失敗することなく、美味しい焼きたてピザを作ることができます。何より、生地から手作りした焼きたてピザは最高です!
ゆっくりキャンプ飯作りを楽しみたいときには、ぜひ挑戦してみてください。
材料(15cmサイズのピザ5枚分)
- A強力粉 190g
- A砂糖 5g
- A塩 2g
- Aドライイースト 2g
- Bぬるま湯 120g
- Bオリーブオイル 10g
下準備
キャンプ場で細かい粉類の計量をすることは難しいので、自宅で計量して準備したものを持って行くと良いです。Aの食材を全てひとつの袋の中に入れます。Bの食材は現地で計量などの準備をします。
【1】生地をこねる
ここからは現地にて作業を行ないます。
ボウルに、準備しておいた粉類を全て入れて、ぬるま湯、オリーブオイルを入れます。
箸を使って、全体を簡単に混ぜます。
粉のダマの部分がなくなるように、手で全体をよくこねます。
ボウルの中で、ひとまとめにします。
まな板などの上に出して、しっかりこねます。
生地はこねるうちにまとまってきますが、ベタついて作業がしにくい場合は、強力粉をまな板にふるいながらこねても大丈夫です。
【2】生地を発酵させる
10分ほどこねて、生地がなめらかになってきたら、形を整えてボウルの中に入れてラップをします。陽のあたる、少し暖かい場所に置いて発酵させます。
生地が倍くらいの大きさになったら、発酵終了です。季節や気温によっても変わってきますが、1〜2時間くらいを目安にしてください。
【3】生地を成型する
生地を5等分して、丸く成型します。
ひとつずつ、手で丸く伸ばします。
少しずつ薄くなってきたら、手で引っ張るようにしながら伸ばします。もし、穴が開いてしまったら、生地同士をくっつけて修復しましょう。
今回は、15cmほどのサイズに伸ばしました。
具材の準備
今回用意した具材は、下記の通りです。分量や具材はお好みでご用意ください。
- ピザソース
- ピザ用チーズ
- しらす
- ソーセージ
- ピーマン
- 菜の花
※菜の花はあらかじめ下茹でしたものを準備しておきます。下火のみで焼くので、少しの加熱時間でも火が入るものを選ぶと良いです。
ピザの焼き方
スキレットに伸ばした生地をのせて、具材を盛りつけます。上からチーズをかけて炭火などで焼きます。蓋をせずに焼くので、弱火で加熱するようにしましょう。
チーズが溶けてきたら、生地にも火が入ったサインです。トーチバーナーを使って、表面に焦げ目をつけます。炙ったところから、生地が香ばしく焼け、モコモコと膨らんできます。
全体的に焼き色をつけ、具材にも焦げ目がついたら完成です。
▶参考記事
スキレットで作る本格ピザレシピ。生地から手作りでカリッとモチモチ!
アーモンドミルクのクリームペンネ
東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、野菜や果物、ナッツなど、旬の素材を中心とした料理やヴィーガンレシピの創作、商品開発などを行っている。http://yamabon.jp/
日本では、春に花をつけ、秋以降に収穫を迎える露地栽培のレモン。収穫時期は10月から3月頃。国産レモンは、みかんなどの柑橘類と同じ「冬」が旬の果物です。寒い季節におすすめのレモンをたっぷり使った後味爽やかなパスタレシピを紹介します。
材料(1.5人分)
- 国産レモン(できれば無農薬のもの) 1個
- ペンネ 100g
- アーモンドミルク(好みのミルクでも可) 125ml
- 粉チーズ (ノンデイリーチーズ、パルミジャーノレッジャーノなど好みのもの) 適量
- 塩 少々
- オリーブオイル 適量
- パセリ 少々
- アーモンド(あれば) 適宜
下準備
レモンはきれいに洗い、グレーターなどを使って皮を削ります。
レモンを絞って果汁にしておきます。
チーズは、塊を使う場合は適量を削っておきます。
また、パセリとアーモンド(あれば)はみじん切りにします。
作り方
【1】スキレットに300mlの水を張り、塩を溶かしてペンネを入れます。少量のオリーブオイルと皮を削り、果汁を絞り終えたレモンを入れて火をつけます。このとき、蓋があれば蓋をします。水が足りない場合には、途中で水を足します。茹で上がりの時間は、表示されているより少し長くなることが多いです。
【2】パスタを茹でている間に、ソースを作ります。ボウルにアーモンドミルク、レモン果汁、チーズ、塩を入れてよく混ぜ合わせます。レモン果汁は用意したレモンによって酸味が違うので味をみながら少量ずつ入れましょう。
【3】パスタがアルデンテになったら【2】のソースを入れ全体を混ぜ合わせます。
【4】器に盛り、粉チーズとパセリ、刻んだアーモンドにオリーブオイルを回しかければできあがりです。1人で食べる場合は、スキレットのままどうぞ。
▶参考記事
スキレットひとつで作る!旬の”国産レモン”を使ったアーモンドミルクのクリームペンネ
マッシュルームで作るスパイスカレー
東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、野菜や果物、ナッツなど、旬の素材を中心とした料理やローフード、ヴィーガンレシピの創作、商品開発などを行っている。http://yamabon.jp/
“生で食べても”、”火を通しても”おいしいマッシュルーム。これを一度に楽しめるスパイスカレーをスキレットで作っていきます。
ぜひライスやパンと一緒にどうぞ!
材料(2人分)
- マッシュルーム 200g
- 玉ねぎ 大1個
- ニンニク 2片
- ショウガ 1片
- トマト 大1個
- パクチー 適量
- アーリーレッド(赤玉ねぎ) 適量
- レモン果汁(または酢) 小さじ1
- ココナッツオイル(好みのオイルで可) 大さじ1
- 塩 適量
- クミンシード 大さじ1
- 鷹の爪 1本
- クミンパウダー 小さじ1
- コリアンダーパウダー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- ブラックペッパー 小さじ1
下準備
マッシュルームはトッピング用に1~2個残して、残りは同じくらいの大きさにカットします。軸が固くなっているものは切り落とします。
残しておいた1~2個のマッシュルームは、ごく薄くスライスしてレモン果汁をかけ和えておきます。
玉ねぎ、トマト、ニンニク、ショウガはみじん切りにします。アーリーレッドは薄くスライスします。パクチーはざく切りにします。
クミンパウダー、コリアンダーパウダー、ターメリックパウダー、ブラックペッパーすべてを合わせておきます。
作り方
【1】スキレットにオイル、赤唐辛子、クミンシードを入れて火をつけます。
【2】クミンシードの周りが泡立ち、香りが立ってきたら、みじん切りにしたニンニクとショウガを加えます。
【3】(2)に玉ねぎを加えたら、火加減は中火にし、玉ねぎがしんなりとするまで3~5分ほどしっかり炒めます。
【4】炒めた玉ねぎに合わせておいたパウダースパイスを入れ、よくなじむまで炒め合わせます。
【5】トマトを加えて、トマトから出た水分がなくなる程度まで炒めます。
【6】ある程度水分が煮詰まったら、カットしておいたマッシュルームを入れて炒めます。
【7】塩で味をし、蓋をして10分ほど煮ます。
【8】パクチーを入れ、塩で味をととのえたら火を消します。
【9】スライスしたアーリーレッド、マッシュルーム、パクチーをトッピングすればできあがりです。
▶参考記事
スキレットを使って、春においしいマッシュルームで作るスパイスカレー
チーズフォンデュちぎりパン
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を持ち、料理教室の運営や企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
焼く、煮る、揚げるなど利用シーンの多いスキレットでは、パンを焼くこともできます。今回はオーブンのない野外でも、焼きたてのパンが味わえて、チーズフォンデュも同時に楽しめるレシピをご紹介します。
とろけるチーズをたっぷりと絡ませて食べる、焼きたてパンは最高ですよ!
材料(19cmスキレット1台分)
- 強力粉 250g
- 砂糖 10g
- 塩 2g
- ドライイースト 2g
- バター 10g
- 水 180g
- ピザ用チーズ 60g
※チーズはお好みのものに変えていただいても大丈夫です。カマンベールチーズや、ブルーチーズ、クリームチーズなどもおすすめです。
袋に強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れます。
水、バターを入れてよく捏ねます。バターは混ざりにくいので、あらかじめ常温に戻しておきましょう。
袋を開けて、中の生地を取り出します。
取り出した生地は簡単にひとまとめにします。
クッキングペーパーを、スキレットの内径の大きさに切ります。今回は「ニトスキ」の名前で有名な、ニトリのスキレット19cmサイズを利用しました。
丸く形を整えたら、スキレットの中に生地を入れてふんわりとラップをかけ、1次発酵させます。
生地が1.5〜2倍になったら、8等分にスケッパーで切り分けます。ひとつずつ、形よく丸めます。
クッキングペーパーを敷いたスキレットに、丸めた生地を円形になるように置きます。再びラップをふんわりとかけ、時間をおいて2次発酵させます。
生地が2倍ほどに膨らんだら発酵終了です。時間の目安は、45分〜1時間ほどです。
ラップを取り除き、スキレットをごく弱火で加熱します。
蓋をしながら加熱します。
生地が膨らみ、きつね色に焼き色がついてきたら裏返します。
クッキングペーパーは底に敷いたまま、パン生地のみを裏返します。
中央にピザ用チーズを入れます。
中に入れたチーズがすべて溶けたら完成です。
チーズフォンデュの要領で、パンにチーズを絡めながら召し上がってください。
ちぎりパンはひとつずつ簡単に食べやすいサイズに手でちぎれるので、パンをカットする手間いらずです。
▶参考記事
キャンプ定番のスキレットで焼きたてパンを作る!簡単チーズフォンデュちぎりパン
スキレットで作るお肉レシピ
キャンプといえば、なぜか無性に食べたくなるのがお肉。熱伝導率の高いスキレットは、お肉料理との相性もばっちりです。
ビーフ、ポーク、チキンと、好きな食材を使って豪快なお肉料理を作っていきましょう。
スキレットに盛り付けるだけで、なぜかいつもより美味しそうに見えるから不思議。食欲をそそるお肉レシピを紹介します。
ボリューム満点ガーリックチキン
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
遊びに集中したいキャンプでは、準備に時間のかかる料理よりも、洗い物が最小限であっという間に完成する料理がおすすめです。
今回ご紹介するレシピは、スキレットひとつで作れる簡単キャンプ飯です。野菜もお肉も食べられる、主役級のボリューム満点メニューをお試しください。
材料(2人前)
- 鶏もも肉 1/2枚
- エリンギ 2本
- 長ネギ 1/2本
- キャベツ 100g
- ニンニク 1個
- 卵 1個
- オリーブオイル 小さじ1/2
- 塩胡椒 少々
- 醤油 小さじ1
- ご飯 2人前
★下味調味料
- 塩胡椒 少々
- ニンニク 1個
- チリパウダー 小さじ1/2
- 醤油 小さじ1
- 料理酒 小さじ1
作り方
鶏もも肉の両面に、フォークで穴を開けます。
保存袋に鶏肉と、下味調味料の食材を入れて揉み込みます。漬け込み用のニンニクは、すりおろしてから入れます。
炒め用のニンニクは、皮をむいて薄切りにし、芽の部分を爪楊枝などで取り除きます。
ニンニクは厚さ2~3mmの薄切りにします。
スキレットにオリーブオイル、ニンニクスライスを入れて弱火で加熱します。
スキレットが温まってきたら、漬け込んでおいた鶏もも肉を焼きます。
ニンニクスライスはきつね色になったものから、取り出します。
鶏肉の皮面に焼き色がついたら、裏返してもう半面を焼きます。
弱火から中火でゆっくり焼くことで、中までしっかり火が入ります。串を刺してみて、中から透明な焼き汁が出てきたら、鶏肉をバットなどに取り出します。
ざく切りにしたキャベツ、エリンギ、長ネギをスキレットに入れて炒めます。
野菜がしんなりしてきたら、ご飯を入れて混ぜ合わせます。
塩胡椒、醤油を入れて味を整えます。
食べやすい大きさにカットした鶏肉を、スキレットに戻し入れます。
取り出しておいたニンニクスライスを飾ります。
お好みでチリパウダーや、野菜を飾って完成です。香ばしくジューシーな鶏肉と、ご飯、野菜が一度に楽しめるボリューム満点の仕上がりです。
半分ほど食べたら、味を変えて楽しむのもおすすめです。中心にくぼみを作って、卵を割り入れます。
卵を崩すようにして、混ぜながら召し上がってください。トロトロの卵と、熱々のご飯が最高の組み合わせです。
▶参考記事
使うのはスキレットだけ!簡単に作れる「ボリューム満点ガーリックチキン」
ローストポークとゴロゴロ野菜
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
ローストポークは簡単に作ることができ、かつ見栄えも良いため、グルキャンでの持ち寄り飯にもおすすめ。
スキレットで時間をかけて丁寧に焼き上げた豚肉は、旨味が閉じ込められて絶品の仕上がりになりますよ!
ローストポークに合うタレの作り方も合わせて紹介するので、ぜひキャンプ場で作ってみてください。
材料
タレとメインの料理に使う食材・調味料をそれぞれ用意します。
- 豚かたまり肉 300?400gほど
- 塩こしょう 適量
- 人参 1/2本
- れんこん 10cmほど
- じゃがいも 小サイズ1個
- パプリカ 1/2個
- 玉ねぎ 1/2個
- サラダ油もしくはオリーブオイル 大さじ1
- イタリアンパセリ 適量
※豚かたまり肉はどの部位を使用してもOKです。赤身と脂身のバランス重視であればロース肉、赤身が多くあっさりしているのがお好みであればモモ肉がいいでしょう。こってりと油も楽しみたいならバラ肉を選択してみてください。
★調味料
- 料理酒 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 玉ねぎ 1/4個
- にんにく 1片
スキレットは、ニトリの直径約19cm(8インチ)のものを使用しました。別売りの蓋を使えばスキレットの内側に熱を留め、じっくりと調理することができます。
使用するスキレットのサイズに合わせて、野菜の量を調整してくださいね。
タレの作り方
まずはタレから作っていきましょう。材料をすべて合わせてひと煮立ちさせるだけで仕上がります。
玉ねぎをみじん切りにし、にんにくはすりおろしましょう。
すりおろしたにんにく、みじん切りした玉ねぎ、料理酒、醤油、酢、砂糖を鍋に入れ、ひと煮立ちするまで火にかければ出来上がりです。
ローストポークとゴロゴロ野菜の作り方
続いてメインのローストポークを作っていきます。
1.肉と野菜の下準備をする
肉の表面にまんべんなく塩こしょうを振り、15分ほど放置して下味を付けます。
野菜はなるべく大き目にカットしましょう。そのほうが旨味をたっぷりと感じられ、美味しく仕上がります。
2.肉の表面を焼く
スキレットに油を薄く引き、強火にかけます。煙が立ち上り、スキレットが温まったら、火を少し弱めてかたまり肉を乗せましょう。片面が焼き上がったらひっくり返し、もう一方の面も焦げ目が付くまで焼いてください。
3.野菜を追加してじっくりと焼き上げる
かたまり肉の脇のスペースに大き目にカットした野菜を乗せ、蓋をして弱火にかけます。じっくりと具材を焼き上げましょう。
かたまり肉の厚さや野菜の切り方にもよりますが、25?30分程度が目安です。
調理途中で焼き加減が気になる場合は、蓋を開けて中を確認しましょう。じゃがいもやれんこん、人参は、串を刺したときにスッと入っていったら火が通っている証拠です。
また、調理中はスキレットや蓋の表面が高温になっています。持ち上げる際は鍋つかみや皮手袋を使用して、やけどをしないように注意しましょう。
4.ローストポークをカットする
火を消し、トングなどを使ってローストポークをまな板の上に取り上げます。お好みで0.5?1cmほどの厚さにカットしましょう。
5.タレをかけてできあがり!
カットしたローストポークをスキレットに戻して盛り付け、タレをかければできあがりです。お好みでイタリアンパセリなどのハーブを添えると、より雰囲気が出ますよ。
参考記事
スキレットで簡単キャンプ飯レシピ!「ローストポークとゴロゴロ野菜」
熱々ステーキのアヒージョ
青森生まれ、東京育ち。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のレシピ開発や広告のスタイリング、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
風が冷たく寒い時期は、外で食べているとすぐに冷めてしまうのが残念なので、ステーキをアヒージョ風にオイルで煮てみましょう。
冷めにくい上に、手頃なお肉でも固くなりにくいのもメリット!ステーキに比べて使うオイルの量は増えますが、小さめのスキレット(ニトスキや100円ショップのサイズがぴったり)を使えば、意外に経済的です。
材料
- ステーキ肉 150~200g
※一口大にカット - 塩 ふたつまみ(2g)
- ニンニク 1かけ
- マッシュルーム 1パック
- オリーブオイル 適量
- あればパセリ
作り方
一口大にカットしたステーキ肉に塩をまんべんなく振る。もし焼き塩でない場合は、ポリ袋に入れて、全体にいきわたるように揉みこめば簡単。
スキレットに、粗みじん切りにしたニンニク、マッシュルームを入れてからオリーブオイルを注いで中火にかける。あとからステーキ肉を入れるので、オリーブオイルはスキレットの高さ1/3くらいまでにしておく。
マッシュルームに火が通ったら、ステーキ肉を入れる。
ステーキ肉の下側の色が変わったら、ひっくり返す。両面色が変わったら火からおろして、余熱で火を通す。
熱々のうちに召し上がれ!オイルはパンで浸してどうぞ。
撮影/西山輝彦 https://www.plog.tokyo/blog
▶参考記事
スキレットで!熱々ステーキのアヒージョ
本格ヤンニョムチキン
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
ピリ辛タレがクセになる、本格ヤンニョムチキンのレシピをご紹介。ご飯との相性も良く、おつまみにもなるので、キャンプ飯として大活躍します。
スキレットを活用し、少ない油で揚げ焼きにすることで、アウトドアでの後片付けがスムーズに進むのもポイントです。
材料(2~3人前)
- 鶏もも肉 2枚
- 片栗粉 大さじ3
- 薄力粉 大さじ1
- サラダ油 適量
★下味調味料
- 塩胡椒 適量
- 料理酒 大さじ2
- 醤油 小さじ1
- にんにくチューブ 少量
★ヤンニョムタレ
- コチュジャン 15g
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 砂糖 10g
- ケチャップ 15g
- はちみつ 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- 水 100cc
<ヤンニョムタレ>は、コチュジャンの味によって辛さ加減が変わります。辛くしたい場合には、仕上げに韓国唐辛子のパウダーなどを入れると調整しやすいです。
あらかじめ、タレの調味料は自宅で計量し、混ぜてから持っていくと便利です。
作り方
鶏肉は一口大に切って、<下味調味料>の食材を入れてよく揉み込みます。15分ほど漬け込みます。
この状態でキャンプ場に持っていくと、現地での調理作業が少なく済みます。その場合、鶏肉の漬け込み時間が長くなりますが、下味調味料は薄く味がつく程度なので問題ありません。
下味をつけることで、肉が柔らかくなり、臭みが取れる効果があります。
ボウルに片栗粉と、薄力粉を入れてよく混ぜ、漬け込んだ鶏肉を入れます。鶏肉の全面に粉をまぶします。
温めたスキレットに、サラダ油をしき、粉をまぶした鶏肉を入れます。中火でじっくり揚げ焼きにします。
焦げつきそうになったら、途中で何度か油を足しながら加熱しましょう。
全面にきつね色の焼き色がついたら、焼き上がりです。
焼きあがった鶏肉から順に、バットなどに一旦取り出します。
<ヤンニョムタレ>の調味料をよく混ぜて、スキレットに入れます。
タレが沸騰したら、取り出しておいた鶏肉をスキレットに戻し入れます。 タレは煮詰めすぎると、肉と絡みにくくなるので気をつけましょう。
タレを全体に優しく絡めるように、鶏肉をスプーンなどで混ぜます。
タレが絡まったら、器に葉物野菜などと一緒に盛りつけて完成です。
▶参考記事
暑い夏を乗り切るピリ辛キャンプ飯!スキレットで作る本格ヤンニョムチキン
サムギョプサル風キャンプ飯
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
「サムギョプサル」とは、厚切りの豚肉をカリカリに焼いて、野菜で巻いて食べる韓国料理。ピリ辛のタレとたっぷりの野菜で、いつものBBQとは少し違った焼肉料理が楽しめます。
本場韓国では専用のプレートを使って大きな豚肉を焼いて作りますが、今回はスキレットを利用し、手軽にサムギョプサルを楽しむレシピをご紹介します。
材料(3~4人前)
- 豚バラブロック肉 500g
- サラダ菜 10枚ほど
- 大葉 5枚
- もやし 100g
- キムチ 100g
★サムジャン材料
- 長ネギ 10cmほど
- コチュジャン 大さじ1
- 味噌 大さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- 砂糖 小さじ1
- ごま油 小さじ1
- 白いりごま 小さじ1
★ごまねぎ和え材料
- 細ねぎ 5本
- 塩胡椒 少々
- ごま油 小さじ1
- 白いりごま 小さじ1
葉物野菜は、お好みのものをご用意ください。サンチュやサニーレタスなども、食材が包みやすいのでおすすめです。
作り方
サムジャンの材料を準備し、容器に入れます。長ネギはみじん切りにしましょう。
よく混ぜて味をなじませます。
付け合わせにおすすめのごまねぎ和えを準備します。
細ねぎは斜めに切って容器に入れます。塩胡椒、ごま油、白いりごまを和えて味をなじませます。
出来上がったサムジャンとごまねぎ和えを容器や器に移します。
ブロック肉を焼きやすいように切ります。しっかり豚肉の味が感じられるように、5mm?1cmほどの厚切りにするのがおすすめです。
スキレットで豚肉を焼く
スキレットを温め、豚肉を放射状に入れて焼きます。中心のくぼみに、もやしとキムチを入れてます。
豚肉が焼けたら、キッチンバサミで食べやすい大きさに切ります。
葉物野菜に豚肉、サムジャン、ごまねぎ和えやキムチなどを入れて包んで食べます。ピリ辛の豚肉と、甘辛タレの相性が最高です!
好みの具材を包むことができて、野菜もたっぷり食べられるので、女性や野菜好きの方にもおすすめのメニューです。
また、サムギョプサルのシメの楽しみとして、ご飯と卵を入れて作るチャーハンもおすすめです。豚肉やキムチの旨みがたっぷりと残ったスキレットの上で作るチャーハンは格別です!
残った豚肉やキムチ、もやしなどの具材を入れたスキレットに、ご飯と卵を入れます。
卵を崩しながらご飯と混ぜ合わせ、チャーハンにします。お好みで塩を入れて味を整え、各自器に盛り付けます。
▶参考記事
初心者でも簡単にできる!スキレットで作る「サムギョプサル」風キャンプ飯
餅入りチーズダッカルビ
青森生まれ、東京育ち。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のレシピ開発や広告のスタイリング、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
切り餅は、カットする手間もいらない、常温で保存できる、腹持ちが良い、と外遊びにももってこいなので山へ向かうザックに入れることも多いです。
今回は、チーズダッカルビにお餅を入れたアレンジレシピを紹介します。
材料
- 鶏肉 150g
- 焼き肉のタレ 大さじ3
- ごま油 適量
- ミックス野菜 1袋
- コチュジャン 小さじ1
- キムチ 50g
- 溶けるチーズ 50gくらい
- 切り餅 1個(カットしておく)
作り方
鶏肉は焼き肉のタレで揉みこむ。お肉は、下味をしっかりつけた方が美味しい!おうちでここまでやっていくと楽な上、ゴミも減らせるのでおすすめです。
スキレットにごま油を熱し、香りが出たらミックス野菜を入れ炒める。油が回ったらタレごと鶏肉を入れて、色が変わるまで炒める。
コチュジャンを入れて、ざっと馴染ませる。さらにキムチ、お餅、真ん中にチーズも入れて、蓋をして蒸し焼きに。お餅に火が通れば完成です。とろーりチーズを絡めながら、あつあつのうちに召し上がれ。
鶏肉の代わりに焼き鳥(焼き鳥缶でもオーケー)を使えば、コンビニエンスストアでも材料が揃うお気軽るレシピ。軽い山用フライパンでも作れます。野菜、タンパク質、炭水化物がすべて取れるので、おうちでもどうぞ!
撮影/西山輝彦 https://www.plog.tokyo/blog
参考記事:
スキレットで チーズがとろ~り!餅入りダッカルビ
アツアツ豚串カツ
キャンプで揚げ物料理を作ることを、面倒に感じている方も多いのではないでしょうか?しかし、揚げ終わった油の処理を知っておくことで、意外にも気軽に揚げ物を楽しむことができますよ。
今回ご紹介する豚串カツは、細切れ肉で手軽に作れるので、揚げたてアツアツの串カツを野外で楽しむことができるおすすめレシピです。
材料(3人前)
- 豚切り落とし肉 250g
- 塩胡椒 適量
- 揚げ油 適量
- とんかつソース お好み
★衣
- 卵 1個
- 薄力粉 大さじ3~4
- パン粉 2分の1カップほど
- 豚肉の部位は、切り落とし肉で作るとジューシーに、ロース肉で作るとあっさりとした仕上がりになります。お好みの豚肉の部位を用意しましょう。
作り方
ボウルなどの容器に、衣の食材の卵と薄力粉を入れて混ぜます。糊状に仕上げますが、水分が足りない場合は、水で調節しましょう。
豚肉は塩胡椒を全体にまぶしたら、竹串の先に刺してギュッと手で握るようにし、形を整えます。
串に刺した豚肉に、卵液を絡めます。
余分な卵液が落ちるのを待ってから、パン粉を全体につけます。
準備した豚肉串全てに衣をつけます。
スキレットにサラダ油などの揚げ油を入れて加熱します。
油が温まったら、衣をつけた豚肉串を入れて弱火〜中火で揚げていきます。
全体がきつね色になるまで揚げたら串カツの完成です。
揚がった串カツは、クッキングシートの上など引き上げて油切りをします。
とんかつソース、からし、野菜などと一緒に器に盛りつけます。
たっぷりのソースを絡めて食べる、アツアツでジューシーな一口サイズのカツが最高です!おつまみや、ご飯のお供としても楽しめる、絶品キャンプ飯です。
知ってると便利なキャンプ場での油の処理方法
揚げ物を楽しんだ後に気になるのが、野外での油の処理方法。基本的には、冷めた油でもそのままゴミ袋に入れてしまうのはNGです。ゴミ袋が破れるという不測の事態も想定し、しっかり廃油処理をしましょう。
油が少なめの場合は、新聞紙やキッチンペーパーなどに染み込ませて捨てることも可能です。しかし、今回のように揚げ物をした大量の油の場合には不向きな方法です。
野外で安全かつ、手早く処理ができるおすすめの方法として、油を凝固剤で固める方法をご紹介します。
先ずは、油が温かいうちに用意した凝固剤を入れます。
次に、全体に凝固剤が行き渡るように軽く混ぜます。
最後に、凝固剤が冷えて固まったら、燃えるゴミとして廃棄します。揚げ物などで利用して余った大量の油も、今回ご紹介した方法を利用することで、簡単に廃油処理ができますよ。
▶参考記事
スキレットで作る、簡単アツアツ豚串カツ!気になる油の処理方法も紹介
スキレットで作るおつまみレシピ
スキレットは、おつまみを作るのにも最適です。アヒージョを作ったり、ちょっとした炒め物に使ったり…。
キャンプでの晩酌にぴったりなおつまみレシピも覚えておきましょう。
カマンベールとベーコン舞茸のアヒージョ
秋田県南部の里山に生まれ、自然が身近に溢れる環境で育つ。釣り歴22年・キャンプ歴15年の生粋のアウトドア好き。過去には、アウトドア系の大手ECショップでバイヤーとして従事し、ルアー約10万点の販売管理を担当。現在はフリーのアウトドアライターとして活動中。アウトドア以外にも、筋トレ・アクアリウム・アコギ・カメラに造詣が深い。地元でキャンプ場と釣り堀を経営すべく奮闘中。
キャンプ料理の定番おつまみといえばアヒージョ!まずは、スキレットを用いた豪快でちょっとおしゃれなアヒージョの作り方を紹介します。
材料(1人前)
- カマンベールチーズ 3切れ
- ベーコン 3枚
- 舞茸 30g
- にんにく 1片
- オリーブオイル 適量
作り方
【1】カマンベールチーズを食べやすい大きさに切りましょう。あらかじめ切られているものだと、手間が省けて便利です。
【2】舞茸にベーコンを巻きます。にんにくはスライスしましょう。
【3】スキレットにオリーブオイルをひき、にんにくの香りがでるまで炒めます。
【4】カマンベールチーズ、ベーコンを巻いた舞茸をスキレットに入れ、具材が浸る程度までオリーブオイルを入れましょう。
【5】弱火で加熱します。カマンベールチーズがほどよく溶けてきたら完成の合図です。
オリーブオイルが染み込んだ舞茸とベーコンの塩味、そしてカマンベールチーズの濃厚な味わいがワインにぴったり。ぜひ試してみてくださいね。
▶参考記事
カレー、アヒージョ、スイーツも!スキレットを使ったお手軽キャンプ料理3選
木の実と根菜のチップス
東京のフードビジネス業界で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、一人一人のライフスタイルに合わせたカラダを整える食事やセルフケアの方法の提案やオリジナルレシピの創作、商品開発をおこなっている。http://yamabon.jp/
続いては、栗、ぎんなん、さつまいも、れんこんをチップス、素揚げにして、素材の風味や食感が楽しめるレシピを紹介します。
スキレットさえあれば、誰でも失敗なく作ることができる簡単おつまみ。野菜を素揚げするだけの調理なので、スキレットのお手入れまで一気にできちゃいます!
材料(2人分)
- さつまいも 小2本くらい
- れんこん 小2~3節
- 栗 5~6個
- ぎんなん(殻つき) 10~15粒くらい
- すだちやカボス 好みで
- 塩(天然塩) 適宜
- 揚げ油
★準備する道具
- スキレット
- スライサー(あると便利です)
- ざる(れんこんとさつまいもを乾かす際に使います)
- ペンチやキッチンバサミ(ぎんなんの殻を割るため)
- キッチンペーパー(油ならし用に)
- 新聞紙(保管用に)
- 耐熱容器
- 茶漉し
- 調理用温度計(あると便利です)
作り方
【1】れんこんとさつまいもはきれいに洗い、皮ごと薄くスライスし、水にさらします。ざるなどを使ってしばらく干し、完全に水気をなくします。
【2】栗は鬼皮を剥きます。渋皮は剥いても剥かなくてもお好みで。栗は、れんこんやさつまいもより少し太めにスライスすると栗らしい味わいがでます。※栗は固いので、剥くときにはくれぐれもケガをしないように注意してください。油で揚げるまでに時間がかかる場合は、栗も水にさらしておきましょう。
【3】ぎんなんの殻をペンチなどを使って割ります。
それぞれの食材をスキレットを使って少量の油で揚げていきます。
【4】スキレットに1.5センチくらいの量の油を注ぎ入れます。この時、油の量は多くても2センチくらいに留めておきましょう。
栗から揚げていきます。160℃くらいの低温でじっくり揚げていきます。表面がカリッとしてうっすら黄色く色づいてきたら取り出し、油を切ります。時間にしてだいたい2分くらいです。揚げたてに軽く塩を振ります。
【5】次にれんこんを揚げていきます。油の温度は170~180℃、時間はだいたい3分程度です。油の泡が小さくなって、ほとんど泡が出なくなったら取り出し油を切り、揚げたてに軽く塩を振ります。
【6】次はさつまいもです。油の温度は170~180℃で揚げます。時間にすると3分程度で、皮の部分がカリッとして色づいてきたら取り出し油を切り、揚げたてに軽く塩を振ります。
【7】ぎんなんは丸ごと素揚げにします。油の温度は160℃前後です。軽く動かすと薄皮が剥がれます。全体的に色鮮やかな翡翠色になったら取り出し、油を切って軽く塩を振ります。
余った油とスキレットの扱い方
素揚げで使った油は、耐熱容器に濾して移します。
素揚げをしただけの油なので、キャンプ中の料理に再利用したり、廃油としてスキレットのお手入れ用に保管もできます。今回は、油を耐熱容器に移した後、スキレットに残った油をキッチンペーパーでキレイに拭き取ることでシーズニングも完了です!※ただし、焦げ付き等スキレットの汚れが気になる場合は、お湯洗いなど通常のお手入れ後、廃油でのシーズニングをお願いします。
スキレットのお手入れがてら作ってみませんか?
『木の実と根菜のチップス』は、ビールやお酒のつまみとしてはもちろん、煎茶にもよく合います。ひと息ついたくつろぎ時間のお茶請けにもどうぞ。
▶参考記事
スキレットで揚げ物ならお手入れも簡単!「木の実と根菜のチップス」
アツアツポテトグラタン
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子供と海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
スキレットとトーチバーナーがあれば、キャンプでもアツアツのポテトグラタンが完成!
こんがり焦げたチーズと、とろとろのホワイトソースが美味しいグラタンは、ワインの美味しいおつまみになります。
材料(2人前)
- ソーセージ 2本
- じゃがいも 小2個
- 玉ねぎ 小1個
- ほうれん草 1/2袋
- バター 20g
- 薄力粉 大さじ2
- 豆乳 200cc
- ピザ用チーズ 大さじ3
- 塩胡椒 少々
ホワイトソースにコクを出すために豆乳を使っています。豆乳は持ち運びに便利な、パック豆乳がオススメです。豆乳が苦手な方は、牛乳と少量の生クリームに材料を変更しても、美味しく作れます。
ソーセージは食べやすい大きさに切ります。玉ねぎ、じゃがいもは皮をむいて薄切りにします。
加熱時間を短く仕上げるために重要なのが、じゃがいもの厚さです。3mm程の薄切りにすることで、スキレットでも短時間で火が入ります。
ほうれん草はザク切りにし、水にさらします。
スキレットを温め、バターを入れて溶かします。
ソーセージと、玉ねぎを入れて炒めます。
玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
薄力粉を入れて全体を混ぜます。バターと薄力粉を混ぜることで、ホワイトソースの素が出来上がります。
粉っぽさがなくなったら、豆乳、水(200cc)を入れて全体を混ぜます。じゃがいもを入れてサッと、かき混ぜます。
弱火で蓋をしながら火を入れます。
蓋を開けて何度か混ぜながら、とろみがつくまで煮詰めます。丁度良いとろみがついて、じゃがいもが柔らかくなったら、塩胡椒で味を整えます。濃いめの味付けが好きな方は、コンソメなどを入れても美味しいです。
ほうれん草を入れて、全体をかき混ぜます。
ピザ用チーズを振りかけたら、トーチバーナーで炙って焦げ目をつけて完成です。
トーチバーナーを使うときは、一気に近づけすぎないように気をつけましょう。遠火で全体を少しずつ焦がしていくと、丁度良いキツネ色の美味しそうな焦げ目がつきますよ。
▶参考記事
スキレット×トーチバーナーのキャンプ飯!野外でできるアツアツのポテトグラタン
スパイシーれんこんナッツ
東京のフードビジネス業界で20年以上活動。その間、ヴィーガンカフェの店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、一人一人のライフスタイルに合わせたカラダを整える食事やセルフケアの方法の提案やオリジナルレシピの創作、商品開発をおこなっている。http://yamabon.jp/
スキレットで作る”あたたかい”乾きもの「スパイシーれんこんナッツ」は、寒い冬の時期に必要な栄養価の高い食材を厳選した、“おやつ”にも“おつまみ”にもなる、カラダがよろこぶあたたかいメニュー。動物性の食材を使わないヴィーガン対応メニューでもあります。
厳選した食材には、どれも寒い時期にカラダを守ってくれる効果があるといわれています。
・ナッツ~良質な脂質がカラダの内側から乾燥を守る
・れんこん~カラダを温める効果、カラダを内側から潤す効果
・ブラックペッパー~カラダを温める効果
ぜひ冬のおつまみとしてどうぞ!
材料
- れんこん 2節くらい
- パセリ(乾燥でも可)
- アーモンド 適宜
- くるみ 適宜
※ナッツは好みのものでOK
※ナッツの量は1人につき、手のひらにのる程度、ひとつかみを目安にしてください - 塩 少々
- 好みのハーブ(ハーブソルトなどでも可)
- ブラックペッパー(ホールをすり鉢や包丁を使って粗めに砕いたり、粗びきを使います)
※スパイスはブラックペッパーのほかにも鷹の爪など好みのもので - オリーブオイル 小さじ1/2程度
★道具
- スキレット
- スキレットの蓋、もしくは、同じサイズのスキレットを蓋用にもう1個
- クッキングシード
- トング
作り方
【1】れんこんをきれいに洗います。れんこんは皮ごと使うので、泥などの汚れをしっかりと落とします。
【2】スキレットを火にかけ、まずは強火で熱し、煙が出てきたら火を弱火にし、洗ったれんこんにハケなどでオイルを塗り、スキレットに入れ蓋をします。火加減は弱火で中までじっくりと火を通します。
【3】火加減は弱火のまま、10分間隔で蓋を開け、れんこんの向きを変えながらまんべんなく火を通します。大きさ、太さによりますが、20分くらいが目安です。
【4】れんこんは固いのでできあがりは竹串などを刺しても分かりづらいと思いますが、香ばしい匂いがしてきたらできあがりのサインです。
【5】れんこんが焼き上がったら、取り出して粗熱をとっておきます。
【6】れんこんを取り出したスキレットに、アーモンド、くるみを入れて乾煎りにします。乾煎りできたら、一旦取り出します。
【7】粗熱が取れたれんこんを食べやすい大きさにカットします。スティック状にすると食べやすいです。
【8】スキレットにクッキングシートを敷き、小さじ1/2弱のオリーブオイルを入れます。そこへ、れんこん、ナッツ、好みのスパイス、ハーブ、塩を入れて全体を混ぜ合わせます。蓋をして1分程度全体を馴染ませます。
【9】火を止め蓋を開け、クッキングシードごと取り出し、さらにシャカシャカとシェイクして、まんべんなく混ぜ合わせればできあがりです。
※スキレットは熱いうちにキッチンペーパーなどで汚れをふき取ります。気になる汚れがなければ洗う手間もありません。
▶参考記事
スキレットで作る“あたたかい”乾きもの『スパイシーれんこんナッツ』~ヴィーガン対応
ポテトとコーンのスパイス炒め
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を取得し、子どもの不調を整える薬膳料理講座や、企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。https://motto-cooking.com
スパイシーなフライドポテトとコーンが楽しめる簡単缶詰レシピ。こちらはビールのおつまみとしてぴったりです!
材料(2人前)
- じゃがいも 5個
- コーン缶 1缶
- オリーブオイル 大さじ1
- 薄力粉 大さじ1
- チリパウダー 適量
- 塩 適量
※じゃがいもの代わりに、さつまいもやかぼちゃを使用しても美味しく作れます。
作り方
じゃがいもは皮をむいて棒状に切り、水にさらしてアク抜きをします。
アク抜きを終えたら、クッキングペーパーなどで水分を拭き取ります。
ビニール袋に、上記のじゃがいも、薄力粉、チリパウダーを入れます。
袋に空気を加えて膨らませ、中のじゃがいもに薄力粉とチリパウダーが均等に付くよう、袋ごと振りましょう。
続いて、じゃがいもを焼いていきます。スキレットなどにオリーブオイルを入れ、先ほど粉をつけたじゃがいもを入れます。
焼き色がついたらじゃがいもを裏返します。全面に焼き色が付くようにしましょう。
じゃがいもの全面に焼き色が付いたら、じゃがいもはいったんスキレットのふちに寄せておきます。
そして、スキレットの中心部分に、水気をきったコーンを入れます。
コーンを入れたら、チリパウダー、塩を振りかけて味付けをしましょう。
コーンが温まるまで加熱したら、完成です。
▶参考記事
クーラーボックス要らず!缶詰&常温保存の食材で作れる簡単キャンプ飯2選
フライドチックピー
名古屋市在住の料理研究家。東京を拠点に食に携わる仕事で20年以上活動。その間、銀座のヴィーガンカフェでは立ち上げから店長を務め、レシピ・商品開発から体調改善に特化したメニューを考案し、カウンセリングにも従事。現在は、旬の素材を使った料理やローフード、ヴィーガンレシピの創作、商品開発などを行っている。http://yamabon.jp/
「フライドチックピー」に使う「ひよこ豆」は、英語で「Chickpea(チックピー)」といいます。日本では、ひよこの頭の形に似ていることから「ひよこ豆」と呼ばれているそうです。
ています。「フライドチックピー」は、たった大さじ2杯のオリーブオイルでカラッとホクホクに仕上がるスナック。ちょっとつまみたい時にぴったりです。
材料
- ひよこ豆 200g
- 片栗粉 大さじ2~3
- オリーブオイル 大さじ2
- 岩塩(塩) 適宜
- ブラックペッパー 適宜
- 青のり 適宜
下準備
茹でひよこ豆は、ざるにあげ、水けを切っておきます。
作り方
【1】ボウルに水けを切っておいたひよこ豆を入れ、片栗粉をまんべんなくまぶします。
【2】スキレットに大さじ2のオリーブオイルを熱し、【1】のひよこ豆を入れます。
【3】ひよこ豆を入れたら、触らずそのまま揚げ焼きにします。菜箸でひよこ豆を触って、底からはがれるようになったら全体を混ぜ合わせ、カリッとなるまでこんがり揚げ焼きにします。使用する鍋(今回はスキレットを使用)は使い勝手の良いものでもOKです。
【4】こんがりと揚げ焼きできたら火を止め、キッチンペーパーなどで油を切り、熱いうちに塩をします。
【5】【4】の半量に青のり、半量にブラックペッパーを適量かければできあがりです。
▶参考記事
おいしさが止まらない。スキレットで作る、ヴィーガンスナック『フライドチックピー』
スキレットで作るデザートレシピ
甘い物は別腹という人も多いでしょう。しょっぱい料理で空腹を満たしたら、〆にデザートはいかが?
スキレット一つあれば、主食からデザートまで、全て完成します。荷物を増やしたくないキャンパーにとって、スキレットは万能調理器具なわけです(ちょっと重いけれど…!)。
見た目も華やかで可愛いデザートのレシピを最後にいくつか紹介します。
スキレットスモア
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
焚き火や炭で炙って食べるマシュマロスイーツの、焼きマシュマロやスモアは子どもから大人まで人気の定番キャンプデザートですよね。自分好みに焦がして焼く楽しさもあり、キャンプの際には必ず食べる!という方も多いのではないでしょうか。
今回は、モコモコと膨らみ、こんがりと焼けたマシュマロが可愛い、スキレットで作るスモアのご紹介です。とろけたマシュマロをグラハムクラッカーで挟みながら食べるスモアは、ザクザクの食感もポイントです。スモアのアレンジレシピとして、バナナを入れて作るので、チョコバナナを思わせる味も一緒に楽しむことができますよ。
材料(19cmスキレット1台分)
- 板チョコ 2枚
- マシュマロ 1袋
- バナナ 1本
- グラハムクラッカー お好みの量
板チョコの種類は、ミルクタイプなどお好みのチョコレートを使用してください。今回はフルーツにバナナを使用しましたが、いちごなどもオススメです。ナッツや、シリアルを一緒に入れて作っても食感の違いを楽しめて面白いです。
作り方
0.5~1cmの厚さに切ったバナナをスキレットに並べます。このとき、スキレットにはあらかじめオイルを塗っておくことで、焦げ付きを防ぐことができます。
チョコレートを適当な大きさに割って、バナナの上に散らします。
弱火で加熱し、ゆっくりチョコレートを溶かします。途中で混ぜてしまうと、チョコレートが固まってしまう場合があるので、触らずにゆっくり溶かすように注意してください。
チョコレートが溶けてきたら、スキレット全体にマシュマロを散らします。マシュマロは、19cmのスキレットを使用して、ちょうど1袋入れました。
マシュマロに火が入るまで、アルミホイルなどで蓋をします。スキレット専用の蓋がある場合は、そちらを使用しても大丈夫です。
モコモコと、マシュマロが膨らんできたらアルミホイルの蓋を取り除きます。
トーチバーナーを使用して、表面に焦げ目をつけます。遠火で加熱し、ゆっくり全体を焦がしましょう。焦げやすいので、火を近づけすぎないように気を付けながら作業しましょう。
中にはバナナも入っているので、このままスプーンや、フォークですくって食べても美味しいです。
▶参考記事
スキレット活用スイーツレシピ!簡単おしゃれで皆喜ぶ「スキレットスモア」
濃厚ガトーショコラ
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
ちょっとしたデザートが食べたい時などに、スキレットを使って簡単に焼けるガトーショコラのレシピはとても役に立ちます。
お菓子作り初心者の方でも挑戦しやすく、失敗も少ないシンプルな作り方をご紹介。大人から子どもまで笑顔になれる一品です。
材料(19cmサイズ1台分)
- 板チョコ 2枚
- 卵(Mサイズ) 2個
- バター 30g
- 砂糖 大さじ3
- 薄力粉 大さじ3
- ココア 小さじ1
- サラダ油 適量
チョコレートは、ブラックを使用しましたが、ミルクチョコレートでも美味しく仕上がります。砂糖は、優しい甘さにするためにきび糖を使用していますが、グラニュー糖や、上白糖を使用しても大丈夫です。
容器にバターと、適当な大きさに割ったチョコレートを入れて湯煎で溶かします。容器は、ボウルや、シェラカップなど耐熱のものでしたら、お手持ちの他の容器を使用してもよいです。
しっかりチョコレートが溶けるまで湯煎にかけます。途中で混ぜてしまうと、チョコレートが分離してしまうので注意しましょう。
チョコレートが全部溶けたらスプーンなどでよく混ぜます。バターとしっかり混ざるまで、よく混ぜ合わせることで、分離せずに仕上げることができます。
ボウルに卵と砂糖を入れます。
泡立て器でよく混ぜて、全体が白っぽくなり、砂糖が溶けるまで混ぜます。
よく混ぜたチョコレートを入れて泡立て器で混ぜます。
滑らかな状態になるまでよく混ぜます。
薄力粉とココアを入れて混ぜます。
泡立て器で粉っぽさがなくなるまで、さっと混ぜます。
温めてサラダ油を塗ったスキレットに生地を流し込みます。ごくごく弱火でゆっくり焼きます。焦げやすいので気をつけながら加熱しましょう。
蓋や、アルミホイルを被せて焼くと中心まで火が入りやすいです。
5分焼いた状態です。まだ表面が焼けていないのでこのままもう少し焼きます。
10分焼いた状態です。よく膨らんで、しっかり焼きあがりました。
楊枝を中心に刺して、どろっとした生地がついてこなければ焼きあがりです。
しばらく冷やすと、膨らんだケーキがしっとり仕上がり、濃厚なチョコレートの美味しさが増します。
フルーツや、クリーム、粉糖などを飾り付けて完成です。
▶参考記事
スキレットで作るキャンプデザート!カンタンにできる濃厚ガトーショコラレシピ
ダッチベイビー
秋田県南部の里山に生まれ、自然が身近に溢れる環境で育つ。釣り歴22年・キャンプ歴15年の生粋のアウトドア好き。過去には、アウトドア系の大手ECショップでバイヤーとして従事し、ルアー約10万点の販売管理を担当。現在はフリーのアウトドアライターとして活動中。アウトドア以外にも、筋トレ・アクアリウム・アコギ・カメラに造詣が深い。地元でキャンプ場と釣り堀を経営すべく奮闘中。
ダッチベイビーは、ドイツに由来するパンケーキ。シアトル発祥とも言われています。
お腹がたっぷり満たされるデザートを探している人は、ダッチベイビーに挑戦してみましょう。
材料(1人前)
- 薄力粉 大さじ3
- 卵 1個
- 牛乳 40ml
- はちみつ 大さじ2(好みに応じて調整)
- バター 1片
作り方
【1】ボウルなどの容器に卵と牛乳を入れ、よく混ぜます。
【2】1のボウルにはちみつ・薄力粉を加え、混ぜ合わせます。このとき、ダマにならないように注意しましょう。また、加熱時に膨らみにくくなるので、混ぜすぎにも気をつけます。
【3】スキレットを熱し、バターを溶かしましょう。
【4】バターが溶けたら生地を入れてふたをし、弱火~中火で15分程度加熱して完成です。
お好みでバナナやリンゴなどのフルーツを乗せると、スイーツらしさが増しますよ。個人的には、シナモンパウダーを振りかけるのがおすすめです。
スキレットを使った料理に挑戦してみよう
カレー、アヒージョ、スイーツも!スキレットを使ったお手軽キャンプ料理3選
濃厚クラフティ
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を持ち、料理教室の運営や企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
甘くて酸っぱい「いちご」。そのまま食べても美味しいですが、今回はスキレットを使って手軽に作れるキャンプデザートをご紹介します。
スキレットひとつで完成するオーブンいらずの簡単スイーツレシピは、キャンプのおやつタイムにも大活躍しますよ。
材料(19cmスキレット1台分)
- いちご 8個
- 卵 2個
- 砂糖 大さじ2(30g)
- 米粉 大さじ2(20g)
- 生クリーム 100ml
- クリームチーズ 50g
米粉の代用品として、小麦粉を使用しても大丈夫です。米粉を使用すると、ふんわりとした食感が楽しめるのでおすすめですよ。
作り方
ボウルに卵を割り入れてホイッパーで混ぜたら、砂糖を入れてしっかりと混ぜ合わせます。
別のボウルを用意し、クリームチーズに少量ずつ生クリームを入れてなじませます。
何回かに分けて生クリームを入れ、クリームチーズをなじませていきます。
生クリームを全て入れたら、米粉を入れます。
ダマになっている部分がないように、ゴムベラでしっかりと混ぜ合わせます。
はじめの工程で混ぜた卵液を、ボウルに流し込みます。
ホイッパーを使って、しっかりと混ぜ合わせます。
ダマもなく滑らかな生地が、完成しました。
いちごは洗ってヘタを取り除き、大きいものは半分に切ります。
スキレットにバター(分量外)を薄く塗り、切ったいちごを均等に並べます。
いちごを並べ終えたら、作っておいた生地を流し込みます。
ごく弱火で、ゆっくりと加熱を開始します。
蓋をかぶせて蒸し焼きにします。火力にもよりますが、15〜20分ほどで焼き上がります。
美味しそうに焼き上がりました!
生地全体が盛り上がり、表面を触ってみても生地がついてこなければ焼き上がりです。
オーブンで焼いたような焼き焦げを作るために、トーチバーナーで表面を焦がします。
お好みのサイズにカットして、皿に盛り付けたら完成です。ふんわり温かい状態で食べるのがおすすめですが、冷やすとしっかりした食感が楽しめます。
甘酸っぱいいちごと、ふわっとしたクリームの食感が美味しいキャンプデザートです!
▶参考記事
春のいちごたっぷりデザート!スキレットで作る「濃厚クラフティ」
キャンプで料理にこだわりたいならスキレットは必携!
メンテナンスが少し大変で、ちょっと重い…。「たしかにスキレットに盛り付けた料理は美味しそうだけど、扱いが面倒」という理由で、敬遠していた人もいるはず。
とはいえ、これだけ魅力的なレシピがあることを知れば、今度のキャンプではスキレットを利用した料理に挑戦してみたくなりますよね。
主食、お肉料理、おつまみ、デザートと、スキレットで作れる料理はいろいろ。もちろん、これ以外にもレシピは無限大にあります。
手間だと思っていたシーズニングなどのお手入れも、覚えてしまえば簡単!この機会に、スキレットを使った料理にぜひチャレンジしてみてくださいね。美味しい料理を作りたいなら、スキレットは必ず持って行きたいキャンプの相棒です!