80年以上の歴史をもつコロンビアの中で、釣りをテーマにしたウェアライン「PFG(Performance Fishing Gear)」。初代会長のガート・ボイルが釣り好きの旦那さんのために作ったフィッシングベストが原点で、その後シャツやショーツなど種類を拡大させていった。
筆者は1点目を買って2年が経ち、今ではショートスリーブだけで3枚を購入して着回している。なぜ気に入っているのか、またどこが魅力なのか、気になる点などを紹介する。
通気性と速乾性に優れたアウトドア向けシャツ
今回紹介するシャツは、PFGのロングセラーアイテムのひとつであるウェアで、釣りでも街中でも快適に過ごせるように工夫されている。古着屋でもバハマシャツはよく見られるが、現行品はバージョン2であり、生地の機能やポケットのデザインが多少変わっている。
生地はナイロン100%だが、コットンのような風合いでサラッとしており、薄めなので乾きやすい。背中には肩から腰にかけて二重の生地を配している。
この二重になった生地は、内側に縫い付けられたメッシュ生地に風を送り込むベンチレーションの役割を果たす。下からも横からも風を効率よく取り入れ、湿りやすい背中を乾きやすくする。夏場の暑い日でも、これがあることで涼しく快適に感じられる。これが筆者が
気に入っているポイントだ。
生地にはコロンビア独自性能・オムニシェイドを備える。紫外線保護指数はUPF50と高いUVカット機能があり、日差しの強い環境でもしっかり体を紫外線から守ることができる。また、襟があることで首元も日差しを守れることから、首周りの日焼けを防止したい人にはぴったりだ。
胸元には大小4つのポケットがあり、フラップがあることで中に収納したものが出にくい構造になっている。また、右ポケットの下にはD環がありサングラスや小型ライトを、左ポケットの上にはブランドロゴ付きのループがあり軽めの道具を引っかけることができる。
ゆったりサイズのため1〜2サイズ小さめをチョイス
発売当初のデザインをそのまま生かしていることから、サイズは日本サイズではなくアメリカンサイズになっている。そのため、筆者は普段SかMサイズを着ているが、バハマⅡ シャツはXSを選んだ。
大きめのサイズ設計ということもあり、1〜2サイズ下を着てもまだゆとりがある。少し涼しくなってきても、中に厚めのシャツを着てボタンを外し、シャツアウターとしても使える。
腕を動かしても前屈みしても、窮屈にはあまり感じない。むしろ、体を動かすことで背中の二重生地の間が空き、ベンチレーションが働いて風を背中へ取り入れてくれる。キャンプなら設営・撤収などで体が熱くなりがちなときでも、ベンチレーションのおかげで効率的に熱を放出できるのはありがたい。
バハマⅡ シャツを着ていて気になるところ
使ってきて気になるところは2点。1点目は筆者の個人的な感想だが、フォルムに合わせて2サイズ下の服を選ぶと、1番目のボタンが留められないこと。ジャストサイズを着ると、裾がかなり余り、ダボダボな印象になってしまうため、筆者は1番目のボタンが留まらなくてもいいと踏んだ。
フォルムを選ぶか、ボタンがすべて留められるのを選ぶか。実際に試着してみて決めたほうがいいだろう。
胸元にできた毛玉。
2点目は、使っているうちに毛玉ができてしまうこと。バックパックやサコッシュなど擦れが起きがちなものは、摩擦部に毛玉ができがちで、放置すると見た目の印象が悪くなる。バッグを背負う際は注意し、毛玉ができた際は毛玉とり器を使ってメンテナンスするようにしよう。
マットな質感でサラッと軽いバハマⅡ ショートスリーブシャツは、暑い季節で使うのにおすすめのウェア。ただし、サイズはやや大きめのため、初めて購入する際には店頭で一度試着してから使ってみよう。
商品概要
コロンビア PFG「バハマⅡ ショートスリーブシャツ」
価格:¥6,490
サイズ:XS〜XXL
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