お弁当に麵料理を持っていきたいけれど、麺が伸びることや温度管理の問題であきらめていませんか。
つけ麺タイプなら麺が伸びてしまう心配は少なく、そうめんをお弁当にすることもありますが、ラーメンやうどん類をお弁当にするのはハードルが高いですよね。
そんな麺好きにうれしいお弁当箱がサーモスから新登場です。発表会で、その魅力をチェックしてきました。
サーモスが「そと麺」を提案する理由
今までお弁当として持ち運びがむずかしかったものを、おいしい状態で持ち運べることで新たなランチスタイルを提案したいと考え、新しいお弁当箱の開発に着手したサーモスの新提案が「そと麺」です。
その名の通り、外で麺料理を楽しめる画期的なお弁当箱。
サーモスで実施した「お弁当を作るうえでの悩み」の調査結果で、「おかずを数種類用意する」「メニューを考える」ことが上位だったことから、準備が手軽かつ1品で満足できる麺料理に着目したそう。
以前から麺をお弁当箱に入れ、保冷・保温のジャーにスープを入れて持ち歩いていた人もいると思いますが、筆者の経験からすると、温かいスープを麺が入った容器に移すと、結構温度が下がります。あつあつの麺料理を期待していると、残念なことに…。もちろん、初めからスープに麺を入れた状態で持ち歩くと、ふやけてしまい、もっと残念なことに…。
そんな、外で麺を食べるための問題をクリアして誕生したのが、サーモス「ヌードルコンテナー JEC-1000」です。そこには、麺を外でおいしく食べる工夫がいっぱい詰まっていました。
温度だけでなく、食べるときの快適さにも配慮された設計
「サーモス ヌードルコンテナー(JEC-1000)」は、保温・保冷ができる360mLのスープジャーと、常温で1人前の麺約200gが持ち運べる容器本体、トッピングやおかずを入れるうち容器、それらを入れられる断熱構造のポーチがセットになっています。
スープジャーは、通常のタイプより口径を狭くすることで、つゆの温度を高く保ち、麺とつゆを合わせたときに温かく、おいしく感じられる温度を実現したそうです。
容器本体は、ちょっと大きめのスープジャーのように感じます。一般的に生麺のうどん1人前が120gのため、麺にスープを注いでも十分なサイズです。
サイズは大きいですが、持ちやすいように表面が凸凹になっていました。これなら、汁物をこぼしにくいですね。
また、食べるときの口当たりにもこだわり、容器本体の口元にネジが当たらない形状に。スープジャーで食べるときに直接口をつける部分が、ステンレスのネジになっていることが気になっていた筆者にとって、これはうれしい。
ちょっとした違いかもしれませんが、グラスを変えることでビールがおいしくなるように、口当たりは重要で、麺料理をよりおいしく食べられるのではないかと感じています。
使い方は、簡単。本体容器に麺類を入れます。
内容器には、トッピングやおかずを入れ、麺の上にセット。スープジャーには熱々のつゆを入れ、ポーチに入れれば準備OKです。食べる直前に、つゆを麺にかけ、トッピングをのせればでき上がりです。
麺料理だけでも、さまざまなアレンジができるため、お弁当のメニューに悩んできた人にとっては画期的な商品。麺好きの人も、今までよりおいしく、手軽に麺料理を楽しめますよ。
ステンレスボトルの回収サービスにも注目
また、サーモスでは、ステンレス製魔法びんの回収も行っています。
回収場所は、関東エリアのサーモス直営店3店舗です。回収されたステンレス魔法びんは、リサイクルされ、新たな製品へと生まれ変わります。
今回の新製品発表会の会場でも回収ボックスが設置されていました。新たなステンレス製品を購入するときに、今まで愛用してきたステンレス製品を不燃ごみに出すのではなく、回収ボックスに入れることで循環が生まれます。
筆者はヌードルコンテナーを自宅に迎え入れようと考えているため、10年以上ヘビーユースしたステンレスボトル数本を、回収ボックスに入れてきました。
循環の仲間入りをすることで、やさしい気持ちで、アウトドアで麺を楽しめる気がします。
サーモス「ヌードルコンテナー JEC-1000 」
価格:4,950円(税込)
容量・サイズ:1L
カラー:ベージュ、ネイビー