太陽がカンカンに照り、何もしたくなくなるようなあつ~い休日こそ、絶好の川遊び日和! 子どもと一緒に近所の清流へ出かけて川遊びデビューをしてみませんか? 子どもと一緒に川で楽しむ「ガサガサ」のやり方と服装、道具をご紹介します。
安全に川遊びを楽しむために
子供連れで川遊びをするなら、流れが比較的緩やかで、水温がある程度高い中流域がおすすめ。顔をつけたくなるような水質であればいうことはありません。
上流域は水質こそよいですが、水温が低く岩が鋭いこと、水流が強いことから子連れで遊ぶには気を使います。下流域は水温は高いものの水質が悪い場合や、万一の事故のときに救助しづらいことがあります。
川遊びデビューは川幅が5〜10m程度で、子供でも背が立つ程度の中流域を選びましょう。
近くの清流を知らない人は「住んでいる都道府県名」「清流」「川遊び」といった言葉で画像検索すると、意外なほど近所に遊びやすい川が見つかるはずです。
道具と服装
基本はタモとバケツがあればOK。タモは網の部分がカマボコ型で網が黒いものがおすすめです。カマボコ型のものは丸いものより網が水底にフイットして魚を逃がしづらく、追われた魚は暗がりへ逃げ込む習性があるので、黒い網の方がよく魚が入ります。
子供は川へ入るとまず、全身ずぶ濡れになるので、服装は濡れてもいい格好で。化繊のラッシュガードやシャツ、化繊のズボン、足元は使い古した運動靴や足をしっかりと覆うタイプのサンダルがおすすめです。
「ガサガサ」の基本
「ガサガサ」とは、川岸の茂みに潜む魚を、ガサガサと脅して網へと追い込む漁法のこと。
アシなどの草が川岸にかぶった場所に網をそっと差し入れ、上流側から足で勢よく水音を立てながら魚を追い込みます。このとき、ポイントとなるのは足を差し入れる深さとスピード、網を上げるタイミングになります。
足はなるべく茂みの奥側を通るようにして、すばやく網へ向かって動かします。
網をあげるタイミングは早くても遅くてもダメ。早ければ魚は網に入らず、遅ければ一度網に入った魚が逃げ出してしまいます。
魚の種類や追い込む場所の地形などでもベストなタイミングは変わります。
出会える生き物
エビ、ザリガニ、小魚、カニ……ときにはスッポンやナマズといった大物まで、川にすむほとんどの生き物が網におさまります。
捕った魚は観察してからに逃がしてもよし、食べてもよし、持ち帰って飼育するのもよし。特別に保護された場所や生き物でなければ、触ること、飼うこと、食べることは決して悪いことではありません。
ただし、飼育するときは責任をもって。採集した場所の水質や水温、環境を再現できない場合は、持ち帰ってもすぐに死なせてしまいます。水槽やエアレーション、水草などが用意の仕方は飼育編の記事を参照してください。