ダイソーでは、タンブラーがリーズナブルな価格で販売されています。中には保温保冷効果のある真空断熱タンブラーや蓋つきのタンブラーなどがあり、バリエーションも豊富!
今回は、ダイソーで販売されている5種類のタンブラーをレビューします。さらに、一定の条件下でその保冷力を徹底検証。タンブラー選びの参考にしてみてくださいね。
ダイソーで買えるタンブラーを紹介
まずは、今回ピックアップしたタンブラーの特徴をそれぞれ紹介していきます。
(1)真空2重ステンレスタンブラー(グラデーション ブラック)/550円(税込)
まずご紹介するのは、グラデーションカラーがポイントの、真空2重ステンレスタンブラーです。
カラーはブラックの他に、ネイビーとピンクも販売されています。華やかさが欲しい方にぴったりの商品です。
ビールだけでなく、ストローをさしてカクテルに使用しても様になりそう。
容量は360ml。下部が細長くなっている形状なので握りやすく、手にフィットする点がGOODポイントに感じました。
アウトドアだけでなく、自宅でのリラックスタイムにもマッチするタンブラーです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480326351
(2)フタ付きマグ(シンプルロゴ、450ml)/330円(税込)
「フタ付きマグ(シンプルロゴ450ml)」はボディが磁器、蓋はポリプロピレンとガラスでできています。
カラーは写真のブラックと、ホワイトの2色。
真空2重構造ではないため保温保冷性能はそこまで高くありませんが、他にはない目をひくデザインが魅力です。
450mlと大容量。蓋つきなので、アウトドアでは砂埃や虫などが入りにくいメリットがあります。
ただ、この商品はステンレスタイプとは異なり、落とすと割れてしまうのが難点。持ち運びや取り扱いには注意が必要です。
今回ご紹介する商品の中では、一番安価な300円商品。他にはないデザインかつ、リーズナブルなタンブラーをお探しの方におすすめです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4549131914108
(3)真空2重ステンレスタンブラー(鎚目)/550円(税込)
「真空2重ステンレスタンブラー(鎚目)」は、鎚目(つちめ)のアクセントが入ったタンブラー。
ちょうど持ち手の部分が鎚目のデザインになっており、このおかけで持った時のフィット感がありました。
容量は290mlと、やや少なめのミニサイズ。シンプルでコンパクト、かつ上品なデザインのタンブラーをお探しの方にぴったりです。
(4)真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)/550円(税込)
「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)」はコンビニのアイスコーヒーカップをそのまま収納できるタンブラーです。
直接飲み物を注いだ場合の容量は370ml。350mlのビールが注げるので、ビール用タンブラーとしても使用できます。
筆者が実際に試したところ、セブンイレブンのアイスコーヒーMサイズがぴったりハマりました。
炎天下でも長時間飲みごろの温度を保てるため、ゆったりとアイスコーヒーが楽しめます。コンビニのコーヒーをよく飲む方は、持っておいて損はない商品です。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480124636
(5)真空2重ステンレスマグカップ/550円(税込)
「真空2重ステンレスマグカップ」は400mlの容量がある、大きめのカップです。
カラーはホワイトとブラックの2色。ビールや冷たい飲み物だけでなく、容量を生かしてスープマグとして使用するのもいいかもしれません。
取っ手が握りやすくて扱いやすい商品ですが、残念な点がひとつ。
他のタンブラーと一緒にエコバッグに入れて保管していたのですが、持ち運びの際に表面がすれて傷がついてしまいました。塗装がそれほどしっかりしていないので、取扱いには注意が必要です。
傷がつくと汚れが目立つため、アウトドアでの使用はブラックカラーがおすすめです。
商品URL:https://jp.daisonet.com/products/4550480124452
保冷力に優れたタンブラーは?水温を測って徹底検証!
ご紹介した5つのタンブラーの中で、最も保冷力が高い商品はどれでしょう?
外気温約33℃の日陰にタンブラーを並べ、冷蔵庫で一晩冷やした水を注ぎ、30分後と1時間後にそれぞれの水温を測って保冷力を検証してみました!
7.3℃の水温からスタート
水を注いだ直後の水温は、7.3℃。当たり前ですが、スタート時はタンブラーごとに水温の差はありません。
冷蔵庫から出したペットボトルは、すでに少しだけ結露が出ており、表面に水滴が見られました。一方、水を注いだ全てのタンブラーに結露は発生していません。
30分後、最も水温を低く保っていたのは?
30分後…。タンブラーによって水温に差が出てきました!
最も低い水温を保っているのは、「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)」の10℃。
最も水温の上昇が激しかったのは、「フタ付きマグ(シンプルロゴ、450ml)」の24.3℃。
そのほかのタンブラーは、個別に差はあるものの、大体11〜12℃の水温を保っていました。
また、フタ付きマグには表面にびっしりと結露が見られましたが、他のタンブラーでは一切結露が見られません。
結果発表!
1時間後…水温はそれぞれどこまで上昇したのでしょうか?いよいよ結果発表です。
第1位「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)」(13.3℃)
第2位「真空2重ステンレスタンブラー(鎚目)」(14.4℃)
第3位「真空2重ステンレスタンブラー(グラデーション ブラック)」(15.4℃)
第4位「真空2重ステンレスマグカップ」(17.8℃)
第5位「フタ付きマグ(シンプルロゴ、450ml)」(27.2℃)
最も低い水温を保っていたのは、30分経過の時点でもトップだった「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応))」(13.3℃)でした。
最下位は、「フタ付きマグ(シンプルロゴ、450ml)」で、27.2℃となりました。
また、「フタ付きマグ(シンプルロゴ、450ml)」と冷蔵庫から出したペットボトルは、置いてあった場所に大きな水のシミができるほどの結露が発生していました。一方、他のタンブラーは1時間経ってもまったく結露が見られませんでした。
真空2重構造の商品と、そうでない商品とでは、保冷力に雲泥の差があるというわけです。
とはいえ同じ真空2重構造でも、その保冷力には差がある様子。第1位の「真空2重ステンレスタンブラー(コンビニアイスコーヒーカップ対応)」と第4位の「真空2重ステンレスマグカップ」では、水温の差が4.5℃程度ありました。
保冷力を求めるなら少し高くても“真空2重構造”がおすすめ!
検証の結果、ダイソーで販売されている“真空2重構造”のタンブラーには信頼できる保冷力があるとわかりました。
ダイソー商品の中では少々値が張るものの、その分性能が優れているというわけです。
暑い時期のアウトドアでは、こまめな水分補給が欠かせません。保冷力のあるタンブラーで冷たい飲み物を流し込めば、身体を内側から冷やしてくれるでしょう。
購入前に試すことができないため、たくさん並ぶタンブラーの中から優れた商品を選ぶのは難しいもの。今回の検証はあくまで参考のひとつですが、購入時のヒントにしてみてくださいね。