キャンプの楽しみといえば、美味しい料理に美味しいお酒。
そして、キャンプの中でビールと並んで人気のお酒といえば、ウイスキーではないでしょうか。ハイボールにオン・ザ・ロックと様々な楽しみ方ができるので、ウイスキーのボトルが1本あるだけでキャンプのお酒タイムが至福のものになります。
そんなウイスキーを美味しく飲むのに欠かせないのが、氷です。アウトドアで飲むキンキンに冷えたお酒は、最高の一言ですよね。
今回は、ちょっと特殊な製氷器を2種類紹介します。
大きい氷でウイスキーを飲むと美味しく感じる不思議
キャンプ場で飲むウイスキーをちょっと特別なものにするコツ。ズバリそれは、大きい氷です。
筆者は2つの製氷機を使って、大きな氷で作るロックやハイボールを楽しんでいます。氷をちょっと工夫するだけで、バーにいるようなお洒落な気分が味わえます。
今回は、大きい氷が作れる2種類の製氷機を紹介しますが、2つの違いは氷の形状(一つは丸で、一つは四角)。ぜひ好みの製氷器を選んでみてください。
オン・ザ・ロックに!丸い巨大氷を作れる製氷器
まず紹介するのが、ドウシシャの丸型製氷器。その名も「透明まる氷」です。
これを使えば、バーで見かけるような大きくて綺麗な丸い氷を作ることができます。
氷の作り方
こちらの製氷器は、3つのパーツによって構成されています。
まず、貯水容器に水を入れます。MAXと書かれた目盛りがあるのでそこを超えないように注意します。
次に丸型容器を貯水容器の中に入れます。空気を抜きながら入れる必要があるため、ゆっくりと下ろしていきます。
このとき水が溢れてくるので、下にトレーなどの水受けを用意しておきます。
布巾やペーパータオルで貯水容器の周りに落ちた水滴を拭き取ります。
そして、貯水容器を断熱容器の中にいれます。
その後、本体を冷凍庫の中に入れます。傾きのない平坦な場所へ静置するのがコツ。およそ、16時間ほどで丸氷が完成します。
氷を取り出す時は、まず常温で10分ほど放置します。
その後、断熱容器から製氷器を取り出し、側面や底部を流水に当てます。
丸型容器を取り出し、丸氷を取り出します。きれいな形に仕上がりました!
オン・ザ・ロックが格段に美味い!
見た目にも美しい丸氷。ハイボールもいいですが、この形状ならやはりオン・ザ・ロックでしょう。
雰囲気は抜群。気分も上がり、キャンプの酒が一段と美味しくなります。
ハイボールに!四角の巨大氷を作れる製氷器
続いて紹介するのが、TRYDIOの四角氷の製氷器です。
巨大氷を1度に8個作ることができます。
丸型製氷器は美しい氷ができますが、作り方がやや煩雑なところがあります。
こちらはそれに比べて製氷が簡単なので、手軽に使いたい方におすすめです。
氷の作り方
イメージとしては、普通の製氷器と作り方が同じです。
まず、製氷器の中に水を入れます。目一杯入れてしまうと、このあと乗せるフタに触れて氷の形が悪くなってしまうので、少なめに入れるようにしましょう。
水を入れたらフタをします。
その後、冷凍庫に入れます。
製品のサイズは、21cm×11.5cm×5cmなので、冷凍庫内にスペースを確保しておきましょう。凍るまで待ったら完成です。
製氷器の素材が柔らかいシリコンでできているため、大きな氷でもスルスルと取り出すことができます。
ハイボールが格段に美味い!
では四角氷を使って、今度はハイボールを作りましょう。
やはり大きい氷は溶けにくく、長い間美味しいハイボールが楽しめます。
氷の形がわかりやすいように透明のグラスで撮影してますが、真空2重構造のタンブラーなどを使うと、保冷力が高まりさらに氷が溶けにくくなります。
アウトドアにはどうやって持ち出すの?
ここまで読んでいて、これらの巨大氷をアウトドアへ持ち出せるのか疑問に思った人もいるでしょう。
キャンプに持ち出す際は、しっかり保冷して出かけてください。
筆者の場合、サーモスのクーラーバッグ「REQ-020」に、ロゴスの保冷剤「倍速凍結・氷点下パックL」を入れ、さらに3Lの水を凍らせたウォーターバッグを入れて保冷しながら持ち運んでいます。中の隙間にはできるだけ保冷剤を詰めるようにしましょう。
最高気温30℃以下の日であれば、昼前に出発し、可能な限り日陰に置いておく、といった条件で夜まで氷を溶かさずに保管できています。
氷を変えてワンランク上のキャンプ酒を!
大型の氷が作れる2種類の製氷器を紹介しました。
形状の違いや、作り方の違いなど、それぞれに個性があるので、好みの製氷器を選んでみてください。
作る際や持ち運ぶ際に少し手間がかかりますが、それを忘れるくらい最高なキャンプ酒体験ができます。お酒が格段に美味しくなり、キャンプでの晩酌がもっと楽しいものになるはずです!