2022年に国際宇宙ステーション(ISS)に初搭載された、マンダムの「ギャツビー スペースシャワーペーパー」をご存じだろうか。
実際に宇宙で使用された「ギャツビー スペースシャワーペーパー」が、現在全国の科学館・博物館の一部で順次販売を開始。頭皮用とボディ用の2種類で、実際のISS搭載品と仕様・パッケージが同一のものをゲットすることができる。
水が希少な宇宙空間でもリフレッシュできるボディペーパー
水が希少な宇宙では、基本的に入浴ができない。入浴によって心身ともにリフレッシュすることが難しい、それが宇宙空間での生活課題の一つだったという。
「宇宙でもまるでお風呂上りのような爽快感を得られないか…」と考えたマンダムが開発したのが「ギャツビー スペースシャワーペーパー」だ。
「ギャツビー スペースシャワーペーパー」の大きな特長は“エタノールフリー”であること。
一般的なボディペーパーではエタノールを配合することにより気化熱を利用し、肌から熱を急速に奪って清涼感を与えるメカニズムになっている。しかし、ISS内では安全な環境を保つため、エタノールの使用は厳しく制限されている。そのため、エタノールフリーで心地よい清涼感を実現することは困難だったという。
そこで注目されたのが“Kai-tech技術”。
2005年からマンダムが取り組んでいるTRPチャネル研究によって生まれた技術である。Kai-tech技術をベースに、アルコールが使用できない環境でも清涼感を得られる技術を開発、エタノールフリーでも快適な心地よさを実現することに成功した。
ちなみに、2023年8月に打上げられた古川聡宇宙飛行士ISS長期滞在ミッションにて、二度目の搭載も決定しているそうだ。
地上では防災グッズとしても活用することも!
宇宙で使われたものと“同じ”というだけでテンションが上がりそうだが、「ギャツビー スペースシャワーペーパー」の魅力はそれだけではない。
地上では防災グッズとして使えるほか、キャンプで火気を扱っている最中でも使うことができる。また、肌が弱い場合などさまざまな理由でエタノールが使えない人でも安心だ。
技術や開発秘話をもっと知りたい人は、以下の特設サイトをチェックしてみよう。宇宙の生活を身近に感じられるボディペーパーを、日頃の生活に取り入れてみてはいかがだろうか。
特設サイトURL:https://www.mandom.co.jp/gallery/contents08.html
商品概要
ギャツビー スペースシャワーペーパー(頭皮用/ボディ用)
内容量:各10枚入
価格:税込1,100円
発売場所:全国の科学館・博物館の一部
※一部の常設展・特別展・イベントいずれかのミュージアムショップ