とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点で注目のワンボックス&バン3台をチェックしました!
私がテストしました!
全天候型ライター ホーボージュンさん
世界中の自然を旅する全天候型ライター。20代はプロドライバーとして世界各国を走り回るなど、クルマ愛もこだわりも人一倍強い。
積めて走りもいい クルマがサイコー
「僕にとってクルマは速いか、強い(悪路走破性が高い)か、役に立つかの3種類。特に役に立つ、つまりものをたくさん積んで、遠くまで行けるというのは、他の2つと同じくらい偉いことなんです」
そう語るホーボージュンさんは、ミニバンに道具を詰め込んで日本中を駆け回り、車中泊もざら。だからクルマを評価する際は“快適に寝られる”かどうかが大事なポイントとなる。
「天井が高くて広いラゲッジを備えた商用車ベースのバンは、車中泊にも最適。さらに積載のアレンジができて走りも良ければ、もういうことなしですよ」
商用バンで最も実用的とされるのは、運転席の下にエンジンを搭載し、室内空間の多くをラゲッジに充てたキャブオーバー車。日本ではビジネス用として圧倒的な人気を誇る。さらに注目は、フルゴネットと呼ばれる欧州製バン。ボンネットをもつ乗用車的な構造ながら、大きなラゲッジを備えスライドドアで積みおろしもしやすい。
ジュンさんがテストしたのは、実用的で個性あふれる日本とフランスの3モデル。キャンプ旅で最高のパートナーとなること請け合いだ。
※ワンボックス&バン3台の積載レポートは後日配信します。お楽しみに!
アウトドアボックスを限界まで積んでみました
チェック方法
積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。
協力/リス https://www.risu-shop.jp/
大
トランクカーゴ TC-70S、¥4,980
サイズ:W780×D390×H357㎜
中
トランクカーゴ TC-50S、¥3,980
サイズ:W600×D390×H357㎜
小
トランクカーゴ TC-30S、¥2,980
サイズ:W400×D390×H357㎜
※構成/風間 拓、櫻井 香 撮影/高柳 健 協力/佐藤篤司、永田恵一
(BE-PAL 2023年10月号より)