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  • 焚き火のコツ

    2017.06.15

    山にある木を使って「火おこし」に挑戦してみませんか?

    「森の遊学舎」主宰・大西琢也さんがレクチャー

    「火おこしは、火がおきる条件を知っていればそんなに難しいことではありません。しかも、身近にある植物だけでもおこすことができるんです」

    とは、福島県南会津町で自然学校「森の遊学舎」を主宰する大西琢也さん。

    「嘘、すごい! でも本当⁉︎」と半信半疑なのは、あらゆる野外技術の習得を趣味にする狩りガールの飯田マキコさん。

    「そういうことなら、ちょっとやって見せましょう!」というやいなや、大西さんは細い板を取り出し、その上で棒を回転。香ばしいにおいがしたと思ったら、摩擦面の木屑から煙が出てきた

    煙を出す木屑を綿のようなものでキャッチした大西さんが、息を2〜3度綿に吹き込むと、綿はいきなり発火。開始から火が着くまで、およそ1分の早ワザだ。

    「ほら、このとおり。ちゃんとした道具と技術があれば、誰でも火はおこせます。では詳しく学んでいきましょう!」

    自然派「火おこし」の道具

    (画像右から)
    ●火口
    油分がなく、乾いた細い繊維質のものがよい。入門者は麻縄をほどいたものが使いやすい。

    ●火きり板
    スギが最適。厚み1㎝程度の乾燥した板の端に三角形の「切り欠き」を作る。三角形の頂点から1〜2㎜入った点を中心に凹みを作り、「火きりぎね」を回転させて丸く成形。

    ●火きりぎね
    50〜70㎝程度の長さで、まっすぐで中空構造の棒が最適。直径は8〜10㎜程度のものを。よく乾かし、先端だけ皮を削っておく。

    ●葉っぱ
    「火口」を受けるための皿にする。厚くてよく乾いており、ある程度の大きさのものを。

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