有事に薪を使ってお湯を沸かし、暖をとる。でも、街中での不用意な焚き火は、二次災害へつながる恐れもある。そこで「ログファイヤー」の出番だ。
ログファイヤーとは、いわば丸太のローソク。これを常備しておけば、どこでも安全な炎を得られるというわけだ。
「火は内側で燃えて外ヘは広がらず、立ち上るだけです。鍋を直接載せることができ、持ち運びもできます。着火も簡単。火力調整は水をかけるだけ。芝生も傷つけません」と、NPO法人「フォレスト工房 もくり」の余頃友康さん。
余頃さんのログファイヤーには、他にはないひと工夫が施されている。「着火ポイントの穴に切り込みを入れています。表面積を広くし燃えやすくしました」
燃焼時間は約2時間。今回はカラマツ材を使用したが、燃えやすい針葉樹なら、なんでもOK。丸太は近くの森林組合へ問い合わせてみよう。