長野県飯山市にあるNPOフォレスト工房もくりの副理事を務める余頃友康さんは、ログファイヤーやロケットストーブを自作するなど、いわば「火の達人」だ。そんな余頃さんに子どもでも簡単にできる焚き火の仕方を教えてもらった。
まず太い薪で台座を作る
太薪を2本並べ間に樹皮や小枝を敷き詰める。風向きは、写真の上が風上。上から下へ風が吹いている。
裂いた細い薪を斜めにセット
風上側に太薪を1本横に渡し、「枕」のようにする。そ の上に乾いた細薪を立てかける。
丸めた新聞紙で着火し、ピンポイントで送風
ふわっと丸めた新聞紙を細薪の下に差し入れ、ライターやマッチなどで新聞紙に着火する。
細薪と炎との距離がちょうどいい箇所から、細薪が燃えはじめる。そこに送風するのが大事! 新聞紙などでパタパタあおぐべし。
太薪に燃え移れば成功!
細薪が燃えはじめたら、太い薪を井桁状に組み、焚き火を大きく育てる。細薪の上にしばらくの間、太薪をのせておくと、薪が乾燥し、温度が上がってやがて火が燃え移る。
太い薪に火が着いたら、一安心。あとはのんびり焚き火を楽しみながら、ときどき薪をくべればOKだ。
ぜひ、親子でチャレンジしてください。火の取り扱いにはご注意くださいね。
➡NPOフォレスト工房もくり http://www.mokuri.or.jp/
◎構成/森山伸也 ◎撮影/大森千歳