標高633m!埼玉県秩父の低山「日向山」で癒しのファミリートレッキングはいかが?
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    2023.10.29

    標高633m!埼玉県秩父の低山「日向山」で癒しのファミリートレッキングはいかが?

    日向山山頂にて

    標高633mの日向山山頂にて。天気良くて最高!大好きなトレッキングの季節到来です。

    エンジン付きの乗り物でも、電車でもアクセスできる山

    「選択肢がある」というシチュエーションがとても好きです。それは旅でよく感じることで、たとえば「○○へはクルマじゃなくては行けない」などではなく、「電車でも行ける」とか、はたまたほかの乗り物に頼らなくても「全部歩いて山に登れる」、とか。「どうとでもなる自由」、それをこのたび埼玉県秩父の「日向山(ひなたやま)」で感じました。しかも東京のお隣の埼玉県。世田谷からクルマで約1時間半でした。東京に遊びに来た方も、レンタカーや電車でふらっとワンデイトリップすることができますよ。

    日向山トレッキングマップ

    芦ヶ久保駅から周遊できます。私たちは左ルートで上りました。

    日向山は西武秩父線「芦ヶ久保駅」の北側にある標高633mの低山。駅からの周遊で約5km。そう、同じ道を通らなくていい、というのも高ポイント。ゆっくり歩いても2時間ほどです。ルート上の南面には果樹公園村が広がり、季節ごとのフルーツ狩りができるそうですよ。

    美しい雑木林を歩く母子

    美しい雑木林の山は歩き心地ふかふかで気持ちよかった。

    路面は石がゴロゴロしているなど特段危険な場所もなく、山歩き初心者や子連れにも安心です。10時過ぎから登りはじめても、昼には戻ってこられます。体力があるファミリーは、午後にもう1イベント入れることも可能。一時期私もハマってよくやっていましたが、オートバイでのツーリング中にトレッキングを織り込むというのもアリですね。

    芦ヶ久保駅には道の駅「果樹公園あしがくぼ」が隣接。売店や食事処などがあり充実していました。

    日向山

    • 標高:633m
    • 徒歩距離:周遊約5km
    • 登山時間:約2時間

    道の駅「果樹公園あしがくぼ」からスタート

    道の駅果樹公園あしがくぼ

    ●9:55● 天気の良い3連休初日、とてもにぎわっていました。※旅の参考のため今回も通過時間(一番左)を表記します。

    トイレはここで済ませましょう。また、道の駅利用者の邪魔にならないようクルマは施設から離れた場所に。

    急な登り坂を歩く子供

    最初の登りはちょっとキツイです。

    西武秩父線の車両

    1時間に2~3本行き来する西武秩父線。

    あっという間に線路や道の駅が眼下に。

    無人の直売所

    のんびりした光景。これが東京のお隣ですよ。

    源寿院の観音様とコスモスの花

    ●10:15● いきなり現われた観音様。近くではコスモスが揺れていました。

    迷い道注意!

    道の分岐となる観音様の後ろ姿

    左ルートからの場合、日向山への道しるべは見あたらず、奥まった場所に山道がありました。

    観音様の背中が見えたら「正解」です。ここだけわかりづらかったので注意してくださいね。

    山道を歩く親子

    このようにゆるい下り坂になっています。この道で合っているかドキドキしました。

    ゆるやかな山道

    ゆるやかな山道を登ります。

    歩き出すとちょっと暑く、日陰は涼しく。ないをするにもいい季節ですね。

    道標

    あちこちにある案内板の上には野鳥のオブジェがありました。

    果樹園の脇を歩く父子

    果樹園の脇を歩きます。向こうに見えるのは秩父を象徴的する山「武甲山」。

    日当たりの良い南斜面には果樹園が広がっています。一年中なにかしら実っているフルーツ天国なのです。

    トイレ休憩できる場所

    一旦道路に出ました。トイレ休憩はこちらで。

    休憩する愛犬

    愛犬の「豊」も休憩。

    しょっちゅう一緒に山歩きしているボストンテリアの豊は、今月11歳になりました。まだまだ元気です。トレッキングではふだん食べているペットフードを「行動食」として持参。それに水を注いで食べさせています。そうすれば水分補給も一気にできて時短です。

    琴平神社を進む

    琴平神社の鳥居

    ●10:51● 日向山山頂へは琴平神社の鳥居をくぐります。

    急な木の階段を上る

    ここから先はけっこう急な階段です。

    歩幅が合わない子どもたちは階段脇の斜面を歩いていました。

    獣害防止ネット

    自分で開閉する獣柵。このあたりは畑だらけなので確実に閉めましょう。

    右回りで登頂したハイカーとすれ違いました。「てっぺんは風が強いわよ~」と教えてもらい、覚悟して行ってみると頂上ではそよ風が吹いていました。この時期の服装もそうだけど、長袖の人がいたり、われわれみたいに半袖だったり、人によって自然に対するとらえ方って全然違いますよね。

    展望盤越しの展望所

    ●11:13● 出発から1時間ちょっとで登頂。頂上には展望盤と木製の見晴台がありました。

    スカイツリーと同じ高さに

    展望台からの景色

    わりと簡単に登頂できましたが、それ以上のいい景色が広がっています。

    日向山の標高は633m。高さ1mの見晴台に登ればスカイツリーと同じ高さになります。山頂は広々としており、日当たりもバッチリ。ここでお弁当を食べてもいいですね。私たちはもうちょっと先に進みました。

    急な下り坂を下る父子

    急な下り坂。滑るので足下注意です。

    転倒した次男

    転倒した次男。力を入れるのは腹筋だけ。あとは脱力しながらブラブラ下ってくださいね。

    果樹園を通る

    急な山道が終わった瞬間、ふたたび果樹園が広がっていました。

    ボチボチ紅葉も始まっていました。

    日当たり良好、眺望も最高の山道

    日当たり良好、眺望も最高。

    たわわに実るキウイ

    ●11:55● たわわに実るキウイ畑の下を歩きます。

    こんなふうにキウイの実ってなるんですね。しかもたくさん!わが家にも植えようかなと思ってしまった(笑)。

    ちょっと寄り道、子どもたちへのボーナスタイム

    横瀬町農村公園の地図

    ●12:05● 下山途中に「横瀬町農村公園」があります。

    多くの人たちはおそらく右回りで日向山山頂を目指すと思うのですが、なぜ私たちが逆を歩いたかというと、この公園があるから。こちらでランチです。

    ローラー滑り台

    全長100mものローラー滑り台があるのに誰もいません。なんという贅沢!

    ローラー滑り台で遊ぶ子供

    お尻にビート板のようなモノを敷いて滑ります。

    ターザンロープで遊ぶ子供

    ターザンロープもありました。

    もしこの公園が東京にあったら天気のいい連休初日は、大混雑だったと思います。気が済むまで遊びまくって、嘘みたいにリッチな時間を過ごしたのでした。体力が有り余った次男を遊ばせるには最高の公園でした。ちょっとした池などもあり魚もいました。梅雨時期にはアジサイがとてもきれいに咲くそうですよ。

    コンビニで買ったランチ

    ●12:20● トレッキングのランチはいつもコンビニメシですね。

    この日は、まだ暑かったのでクーラーボックスに保冷剤を入れて長男が背負って歩きました。帰りは軽いね。ちなみに次男はというと、豊グッズ担当です。

    カマキリ

    卵が入っているのかな、お腹がぱんぱんのカマキリ見ーっけ。

    道の駅でゴール

    道の駅の脇を流れる横瀬川

    ●13:05● 道の駅の脇を流れる横瀬川。暑い時期の川遊びも楽しそう。

    年に何度もない、ベストコンディションのトレッキングを楽しんだわけです。これからこのあたりでは紅葉が本番になり、冬になると「氷柱」が見られるそう。春は桜。そして夏は川遊びと一年を通して楽しめますね。東京から近いけれど、自然の恵みが満載な場所でした。

    道の駅で買い物

    シャインマスカット

    直売所でシャインマスカットを購入。

    ワインのつまみにも

    その日の晩はキャンピングカー泊。ワインのおつまみとしていただきました。

    直売所では地元の農家さんが育てた野菜、果物。惣菜や地酒なども売られていました。

    道の駅果樹公園あしがくぼ

    私が書きました!
    旅のエッセイスト
    国井律子
    1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ(キャンピングカー所有)、自転車、サーフィン(ショートもロングも)、スノーボード、ファミリートレッキングなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納(整理収納アドバイザー1級資格取得)。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。直近は苦手な掃除をがんばっている。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/

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