熊本の崇城大学特任教授の村上光太郎さんは、2万8000㎡の薬草園で国内外から集めた薬草を管理・研究している。薬草博士に、薬草の効能について教えてもらいました。
【下痢・便秘・口内炎】ゲンノショウコ
由来は「現の証拠」。異名にはタチマチグサ、イシャイラズなども。煎じたものを薄めて飲めば便秘に、濃いものは下痢に効く。毒のあるトリカブトに似ているので、採集には注意が必要。
【利尿・皮膚病】チャノキ
お茶の原料。里山や民家の近くで野生化したものが見られる。カテキン、アミノ酸、カフェイン、マグネシウム、亜鉛、ビタミンCなどを豊富に含むため、その薬効は多岐にわたる。