シューズ、レインウェア、バックパックはどれも、低山ハイキングに欠かすことのできない"三種の神器"。2023年発売の最新ラインナップから、トレンドを交えて編集部厳選のモデルをご紹介!
シューズ・レインウェア・バックパックの選び方
低山ハイクに欠かせないシューズ、レインウェア、バックパック。トレンドは、トレイルランニングやULハイクの流れを受けた「軽さ」や「ミニマムデザイン」。また、長く使うものゆえに、普段づかいも可能な「デザイン性の高さ」も注目ポイントで、風合いの良い素材を用いたものや、日常に溶け込むナチュラルなアースカラーも人気だ。
一方で新しいアクティビティーにチャレンジするのだからと、普段と違う雰囲気で目を引くビビッドカラーをあえて手に取る人も少なくない。専門店には数多くの商品が並ぶので、入門者でも扱えるものか確認し、自分にとってバランスの良いものを選び取りたい!
低山ハイキングにおすすめの靴
山を歩き慣れていない初心者は、ローカットモデルは避け、ミッドまたはハイカットをチョイスしたい。行動時間が長くないワンデイハイク(日帰りハイク)では、靴が雨に濡れても途中で乾かないため、防水モデルを選ぶと安心だ。
最近話題の厚底ソールを採用したタイプはクッション性がありヒザへの負担が少ないですが、ややバランスを崩しやすい側面も。スピーディに動きたい人におすすめ。
キーン/エクスプローラー ミッドウォータープルーフ
¥24,200
人気シリーズのヌバックレザー版が登場。防水性やソールのクッション性など山のシューズとしての機能を備えながら、ファッション性の高いクラシカルさも魅力。
問い合わせ先:キーン・ジャパン 03(6804)2715
- サイズ/25〜29㎝(0.5㎝刻み)、30㎝
- カラー/バイソン×キャンプサイトなど全2色
- 重量/475g(27.0cm 片足)
アゾロ/タホミッドGTX
¥30,250
25ℓ前後のパックを背負う日帰り登山向け。ゴアテックス採用で確かな防水性を備え、着地時のグラつきは側面のサポートパーツでカバーする。
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740
- サイズ/K6.0〜K10.5(UKサイズ0.5刻み)
- カラー/オリーブ×トランバズなど全2色
- 重量/456g(27.0cm 片足)
サロモン/エリクサーミッドゴアテックス
¥33,000
足を包み込むような履き心地とクッション性で着地も柔らか。体重移動を考え抜いた厚底ソールを取り入れた、話題のミッドカットモデル。
問い合わせ先:サロモン コールセンター 03(6631)0837
- サイズ/25~28.5㎝(0.5㎝刻み)、29、30、31㎝ ※写真のカラーのみ28.5㎝まで
- カラー/ブラック×ドライハーブ×サザンモスなど全3色
- 474g(27.0cm 片足)
低山ハイキングにおすすめの雨具(レインウェア)
秋冬でも多湿な日本では、使用する季節に関わらず防水性に加えて透湿性も重要。素材はゴアテックスが代表的だが、各社の優秀なオリジナル素材も多数あり、それぞれの特性を理解して合うものを選びたいところだ。
山で使える防水透湿素材は、価格帯もそれなりにお高いので、通勤や買い物などデイリーユースもできるデザインのものが人気。
ブラックダイヤモンド/ストームラインストレッチアノラック
¥25,630
高ストレッチの独自シェル素材を使用した定番レインウェアにアノラック版が登場。軽量で、カンガルーポケットに本体を収納できる。
問い合わせ先:ロストアロー www.lostarrow.co.jp/store
- サイズ/XS〜L
- カラー/オクタンなど全4色
- 重量/260g(Mサイズ)
コロンビア/エンジョイマウンテンライフジャケット
¥30,800
日本の登山に必要な基本スペックを備えた3Lジャケット。一見カジュアルだが耐久性や防水風性に優れる。シルエットはゆったりめ。
問い合わせ先:コロンビアスポーツウェアジャパン カスタマーサービス 0120-193-803
- サイズ/S〜XL
- カラー/サープラスグリーンなど全4色
- 重量/440g(Mサイズ)
ミレー/ティフォン50000ウォームストレッチジャケット
¥38,500
超しなやかな独自の防水透湿素材に適度な保温力をもつ裏起毛をプラス。寒い時季に1日中着用しても快適に過ごせる、話題の新製品。
問い合わせ先:ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン・カスタマーサービス 050-3198-9161
- サイズ/XS〜XL
- カラー/ハニーマスタードなど全5色
- 重量/490g(Mサイズ)
低山ハイキングにおすすめのバックパック(リュック)
トレラン用やULパックをベースにしたモデルがいくつも発売となった’23年。重量と素材強度のバランスを絶妙にとり、内側をコーティングで補強するなど、軽くて背負いやすいパックの選択肢が増えている。山と日常の両方で使えるよう、色や風合いにも注目して選びたい。
カリマー/クリーブ30ミディアム
¥30,250
前側のメッシュポケット、ロールトップデザインなど、ULパックの流れを取り入れた。荷重を逃せて背負い心地も◎。スモールも展開。
問い合わせ先:カリマーインターナショナル 03(3221)6883
- カラー/フェザーホワイトなど全3色
- 重量/900g(30ℓ)
ミステリーランチ/カタリスト22
¥21,100
ワーケーションで低山へ。そんな使い方が似合うのがこちら。PCスリーブなど多彩なポケットを備えた、マルチユースの万能パック。
問い合わせ先:エイ アンド エフ 03(3209)7575
- カラー/ノーブルファーなど全6色
- 重量/412g(22ℓ)
ブラックダイヤモンド/ディスタンス22
¥28,600
ランニングパックの要素を取り入れながら、登山での使いやすさを盛り込んだシリーズ。体にしっかりフィット。容量22ℓは新作だ。
問い合わせ先:ロストアロー www.lostarrow.co.jp/store
- サイズ/S〜L
- カラー:ウルトラブルーなど全3色
- 1,000g(21ℓ)
ミレー/ワナカ20
¥20,240
軽量装備のハイクやランに適したパック。荷重をよく分散し、安定した背負い心地。外側のバンジーコードで容量以上にものを運搬可能。
問い合わせ先:ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン・カスタマーサービス 050-3198-9161
- カラー/サファイアなど全2色
- 重量/720g(20ℓ)
※構成/福瀧智子 撮影/加戸昭太郎 取材協力/さかいやスポーツエコープラザ
(BE-PAL 2023年11月号より)