どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。以前オーストラリアのノーザンテリトリーの州都ダーウィンにある街の目抜き通りのすぐそばのウォーキングコースを紹介しました(「オーストラリアの熱帯都市ダーウィンで、断崖絶壁&絶景ウォーキングを満喫したぞ」)。「断崖絶壁の上」なので広大な「ダーウィン湾」を一望できるウォーキングコースです。
今回紹介するのは同じダーウィンでも「ビーチ沿い」のコース。最後には、熱帯らしい「ヤシの並木」を訪れる往復で4.5kmほどの道のりです。
そのコースがあるのは、ダーウィンの街の中心地から少し離れたエリア。といっても、わずか2~3kmで、夜市が立つことで有名な「ミンディルビーチ」や「ノーザンテリトリー博物館・美術館」、「ゴルフコース」や「ミンディルビーチカジノリゾート」があり、この街で数日過ごす観光客ならほぼ必ず訪れるリゾートエリアです。
その日、私が泊まっていたのもその「ミンディルビーチカジノリゾート」なのですが、プールを囲むようにして宿泊棟があります。そして、1階にあった私の部屋のバルコニーからは、そのままプールに入れます。
最近のリゾートホテルでは、淵の上を水が流れるようにすることでそれがないように見せる「インフィニティープール」が一つのトレンドになっていますが、この「プール直結バルコニー」もなかなかのアイディアだと思いました。
熱帯ならではの海沿い早朝ウォーキング
さて、とにかくウォーキングに出かけましょう。テニスコート脇の大きな通りから「ミンディルビーチ(Mindill Beach)」方面に左折したところにちょっとした公園があるのですが、そこでこんな巨木を発見。イチジクの一種だと思います。
すぐに左手に現れてくるのがミンディルビーチです。
波打ち際でビーチウォークを楽しんでいる人もいるのですが、ダーウィンのビーチにはイリエワニや毒クラゲが生息しているので遊泳禁止。いつイリエワニが出現しないかとビクビクしながら歩くのも嫌なので、絶対安全な遊歩道に戻ります。
ノーザンテリトリーは先住民族である「アボリジナル」(かつての呼び方「アボリジニ」は差別的なニュアンスがあるということで最近は用いないようになっています)がたくさん住んでいることもあり、遊歩道脇の柱や看板にも彼らの作風のイラストが見られます。
あっ、先住民「アボリジナル」のアートと言えば、このミンディルビーチ沿いの通りでは4月末から10月の間にかぎり、毎週木曜日と日曜日の夕方4時から9時まで「ミンディルビーチサンセットマーケッツ」という青空マーケットが開催されて、彼らのアートやクラフト作品も売られています。私が最後に訪れたのはもうだいぶ前ですが、そのときの写真もいくつかご紹介しましょう。
ミンディルビーチマーケットの全景は、こんな感じ。公式サイトによると200以上の屋台が出るそう。
というわけで、今回のウォーキングコース、私は早朝に楽しみましたが、夕方からスタートして夕陽鑑賞とマーケット散策をあわせるのもおすすめです。ただし夕方でも早朝よりは暑いので、水分補給などの暑さ対策はお忘れなく!
ミンディルビーチを超えると、高さ10メートルほどの丘になっています。
その先にはダーウィンハイスクール(中学高校)があるのですが…なんと学校の敷地とまわりを隔てる柵がない!?こういうところだと盗んだバイクで走り出したくなったりしないのかなと、ふと思いました。…若い読者のみなさん、また意味不明のネタですみません。
さらに進んで、ノーザンテリトリー博物館・美術館の脇を通り抜けます。基本的には左手にずっと海を見ながら進みます。
そしていよいよ、今回の目的地であるベステイズピーチの駐車場に到着です。
この先まだ遊歩道は続くのですが、なにしろ場所は熱帯。日が昇りきらないうちに帰ることにしましょう。基本的には来た道を戻るのがいいと思います。別ルートで車道脇の歩道もあるのですが、日差しを遮るものがないので…。今度は右手にビーチを見ながら歩きます。
で、来たときはミンディルビーチの途中から入ったのですが、帰りは最後まで突き進んでみました。
朝ごはんがさらにおいしくなるのも、早朝ウォーキングのいいところです!
ミンディルビーチカジノリゾート(Mindil beach casino resort)
https://www.mindilbeachcasinoresort.com.au/
ミンディルビーチサンセットマーケッツ(Mindil beach sunset markets)入場無料
ノーザンテリトリー政府観光局
https://northernterritory.com/jp/ja
オーストラリア在住ライター(海外書き人クラブ)
柳沢有紀夫