2024年に買うなら狙うべきハードクーラーとは?アウトドア料理の達人がチェック
夏場は保冷力の高いもの、それ以外はパフォーマンスの高いものがおすすめ!長く使えるものだから、使っていて楽しくなるクーラーボックスが、やっぱりおすすめだ。
私が選びました!
アウトドアコーディネーター
小雀陣二さん
視点を変えてハイブリッドクーラーを選ぶのも一案
このところ、クーラーボックス界で話題をさらっているブランドといえば、ご存じ、釣具メーカー・シマノのクーラーボックス。2022年に初登場して以来、アウトドア(キャンプ)業界に旋風を巻き起こしている。
「真空パネルを用いたモデルは、保冷力抜群! しかもフタが両開きできる機能なんてなかなか真似できない。あれに対抗するのは、結構、難しいよね」
と、小雀さんも唸る。食材や飲み物をベストなコンディションで保つとなると、保冷力は高いに越したことはない。
「でもさ、真夏以外は、そこまで保冷力にこだわらなくてもいいかもよ。となると、これからは視点を変えて、保冷力よりもハイブリッドクーラーに目を向けてみるのも一案。クーラーボックスもパフォーマンスの時代!」
ギアボックスになったり椅子になったり。一台で二役も三役もこなしてくれれば、キャンプ使用以外の用途も広がり、オフシーズンも有効活用できる。
「長期キャンプ用に、ポータブル冷蔵庫も選んでみたよ。これも充電器として活用できたり、用途多彩でおすすめ!」
第1位・オットマンのようなツートンカラーが◎
Deelight /ハイブリッドクーラー 42QT
¥17,600
発泡クーラーをコンテナバッグ内に装着したハイブリッドクーラー。容量の25%の角氷を入れると72時間氷が残存する、安心の保冷力。サイズ=幅50×奥行き40×高さ45㎝。容量=40ℓ、重量=4.9kg。
問い合わせ先:アブレイズ TEL:045(810)1815
構造はいたってシンプル。外側には小物収納ポケットやギアループも装備。
発泡クーラーを抜けばギアコンテナに変身する2ウェイ仕様。仕切り板も2枚付属する。
第2位・クーラー! チェア!! キャリーワゴン!?
ローバー/RollR45
¥69,300
溶接やつなぎ目がない一体型のロトモールド製法で仕上げられた。優れた耐久性を誇り、保冷性も高い。サイズ=幅57×奥行き53.3×高さ49㎝。容量=42.5ℓ、重量=約19㎏。
問い合わせ先:津田商会 TEL:078(731)5845
伸縮タイプのハンドルを装備。オフロードに最適なテレーンタイヤで凸凹道やビーチもへっちゃら。
フタの四隅にヒモなどが掛けられ、別売りの収納ボックスなども積載可能。
内部の仕分け用ボックスも付属。2ℓのペットボトルを縦入れできる深さ。
第3位・長期滞在キャンプにおすすめ
ドメティック/CFX3 35
¥99,800
スウェーデン発のポータブル冷凍・冷蔵庫。電源はAC&DCに対応。庫内にLEDライト付属。サイズ=幅69.4×奥行き39.8×高さ40.7㎝。重量=16.9kg。
問い合わせ先:ドメティック TEL:03(5445)3333
スマホに専用アプリをダウンロードすれば、Bluetooth経由でオンオフや温度調節を遠隔操作可能。
USBポートが1個装備され、ガジェット類やLEDライトなども充電できる。液晶パネルも搭載。
ここからは…全国14のショップスタッフに聞いた2023年ベストTOP3!
第1位・スタンレー/クーラーボックス15.1L
¥15,180
パーツからロゴまで、世界初のオールブラックカラーが人気沸騰中。フタにゴムロープを装備。
問い合わせ先:ドウシシャ stanley1913@doshisha.co.jp
’22年は限定モデルとして売り出され、即完売。今季は定番品として売り上げを伸ばしました。(WEST三条店)
第2位・シマノ/アイスボックスPRO30L
¥60,500
軽量かつ薄い壁厚ながら、全面に真空断熱材を配置。保冷力は最大氷保持期間10日間を誇る。フタははずせる。
問い合わせ先:シマノ・カスタマーセンター TEL:0120-860-390
第3位・コールマン/54QT スチールベルトクーラー(セージ)
¥30,800
オシャレクーラーの代名詞。シーズンオフは保管庫にも。厚さ3㎝の発泡ウレタンを内蔵。
問い合わせ先:コールマン カスタマーサービス TEL:0120-111-957
第4位・シマノ/アイスボックス EL22L
¥34,100
第5位・コールマン/エクストリームホイール クーラー/28QT
¥9,900
※構成/大石裕美 撮影/山本 智
(BE-PAL 2024年1月号より)