年の瀬になるとお店はどこも商戦時期に入り、消費者側もそれに煽られて物欲がそそられがち。筆者もその大波に飲まれ、普段は目にしなかったものが年末になると「おっ!」と思い、つい買ってしまうことがある。
今年はどんなものを買ったのかというと、テントやファニチャーといった大型ギアではなく、ちょっとしたときに便利なグッズ系。ということで、今回年末に買ったものをざっと紹介しよう。
年末に買った便利&おもしろギアリストをご覧あれ
ギア①:ソトラボ/ドライメッシュケース
ひとつ目は、日本のガレージブランド「ソトラボ」が販売する、カトラリーやキッチンツールを収納して持ち運べるケース。上半分がメッシュ、下半分がX-pacと洒落たデザインになっており、なおかつ自立するためテーブルのスペースを節約できる。
また、このツールケースの一番の特徴が、洗ったものをそのまま収納してOKであるところ。その理由は、底に配したメッシュ生地から水が抜けるようになっているからだ。
筆者は今まで、ドライネットに皿と一緒に干していたが、キャンプ場だとこの干した状態が自分のスタイルに合わず、どうにかならないかと悩んでいた。これがあれば、洗ったカトラリー類をそのまま収納して干せて非常に便利なのだ。
ソトラボ/ドライメッシュキッチンツールケース
価格:¥4,950
サイズ :約31×16.5×13cm
収納サイズ :約31×16.5×8cm
重量:約90g
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ソトラボ/ドライメッシュカトラリーケース
価格:¥4,950
サイズ :約25.5×11×8cm
収納サイズ :約25.5×11×6.5cm
重量:約56g
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ギア②:ソーラーブラザー/サンケースギア
ふたつ目は、太陽光を使って火おこしや調理ができる道具を開発する、フランス生まれのソーラーブラザー。同ブランドが提案するサンケースギアは、ポケットに入れて楽に持ち運べるだけでなく、キャンプから災害時まで使えるアイデア品だ。
道具を開くと内側にミラーが付いていて、着火しやすいものを先端につけて太陽に向ければ最短3秒で火がつく。太陽がたっぷり当たる場所であれば海から山までどこでも着火でき、なおかつ葉や紙、小枝など燃えやすい材料であればどれでも点火できるのが魅力。
しかも、燃料を使う必要がないので環境にもやさしい。子供と一緒に、理科の実験感覚で学びながら着火してみてはいかがだろうか。
サンケースギア
価格:¥2,200
サイズ:3.0×7.7×1.8cm
重量:約580g
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ギア③:ホールアース/ヒノキ ポットリッド
3つ目は、近年いろんなブランドから販売しているお釜ふた。こちらは総合アウトドアブランドのホールアースが提案しているもので、国産ヒノキをふんだんに使ったものだ。
お釜ふたは調理器具に載せてしっかり密閉させるのが大事で、こちらならシェラカップや縦長・小型のクッカーなら問題なく使用可。これで1合のご飯を炊けば、きっとふっくらした上質な白米が作れること間違いなし! 夢が膨らむ。
ホールアース/ヒノキ ポットリッド
価格:¥4,290
サイズ:直径13.3×5.1cm
重量:220g
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ギア④:ロゴス/瞬間給水 すいとるミトン
パッと見るとふわふわな可愛いミトン。保温用? でも片手だけ? と思う人もいるだろう。実は、この毛が大事なのである。
実は、濡れたテントやタープの水滴を拭き取るミトン! そう、このふわふわな毛は吸水性に優れたマイクロファイバーで、撤収時に大いに役立つのだ。
吸水量は約200ccとのことで、1〜3人収容くらいのテントならしっかり水を取ってくれそうだ。個人的には、たたんだテントはできるだけそのまま収納棚にしまいたく、収納前にしっかりと乾かしておきたい。そういうときに、このアイテムは重宝できる。
ただし、コットンやポリコットンといった水を含みやすい生地は、拭くだけでは乾きにくいので、天日干しと併用することをおすすめしたい。また、汚れた部分に使用するとなかなか落ちにくいため、大事に使いたい人は水拭き専用として使おう。特に、クルマについた水を取ろうとすると油膜も一緒にとってしまうため注意が必要だ。
ちなみに、キッチン用品向けの小型ミトンも販売されているので、合わせてチェックしてみてほしい。
ロゴス/瞬間給水 すいとるミトン
価格:¥1,200
サイズ:20×28.5cm
重量:80g
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ギア⑤:デイアウト/オニギル
最後に紹介するのは、リップストップナイロンを配した三角形のケース。見慣れないフォルムだが、これをどう使うかというと(商品名を見ればある程度予想はできると思うが)……。
そう、おにぎりを持ち運ぶための収納ケース! フックが付いており、バッグなどに引っかけて持ち運べるので、フェスや登山はもちろん、子供の遠足や部活動で持って行かせるのにも便利だ。厚みもあり、2個は十分に入るようになっている。
生地に断熱材は入っていないので、単におにぎりを入れただけでは長時間保存するのは難しいが、蓋の裏側のポケットに保冷剤を入れられるので、夏場でも1日なら安心して持ち運べるのが特徴。また、ゴミとなったラップやアルミホイルをこのポケットに入れておけば、捨て場に困ることもない。
筆者はクルマで出張をすることがよくあり、たまに時間がないときは朝に買ったおにぎりが気付けば夕方まで車内で放置されていることがある。傷んでいないか心配になるのだ。これさえあれば、夏場でも保冷剤があればある程度保存できるので、傷みを気にしなくてもいい点はありがたい。
デイアウト/オニギル
価格:¥2,750
サイズ:10×8.5cm
カラー:ブラック、グレー、カーキ
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2023年を思い返すと、お店で買ったもの、ブラックフライデーで買ったもの、イベントでセール価格に釣られて買ったなど、数えきれないほどのギアを購入した。毎日ガシガシ使っているものもあれば、買ったはいいもののあまり使わなくなってしまったものもあり、日々勉強の連続である。
2024年はどこのブランドがどんな新商品を販売するのか、今からとても楽しみである!