そこで今回は食べる防寒対策として、ポカポカ食材「しょうが」をピックアップ。簡単に作れて体の芯から温まる、キャンプ飯にもピッタリのスープレシピを2つご紹介します。
しょうがのクラムチャウダーのレシピ
材料(2~3人分)
- しょうが 40g
- ハーフベーコン 4枚
- じゃがいも 1個(約200g)
- 玉ねぎ 1/2個(約120g)
- にんじん 1/3本(約30g)
- 薄力粉 大さじ1~2
- 有塩バター 10g
- (A)水 300ml
- (A)あさり水煮缶 1個(125g)
- (A)コンソメキューブ 1個
- 牛乳 200ml
- 塩コショウ 少々
- 乾燥パセリ 適量
1品目はほっこり風味のクラムチャウダー。一見手間がかかりそうですが、カレーにも使うような野菜を角切りにして、あさりの缶詰や牛乳と一緒に煮るだけ。
意外と簡単に作れてしまうので、ほっこり温まりたいときにピッタリのレシピです。
しょうがのクラムチャウダーの作り方
まずは、じゃがいもの皮をむいて7~8mm角に切りましょう。
さらに、玉ねぎを7~8mm角に切り……
にんじんも同じく7~8mm角に切りましょう。
じつは、しょうがは皮の付近が最も香りが強く、ポカポカ成分も豊富に含まれています。
そのため、今回はアルミホイルで表面の汚れを落とし、皮付きのまま使用します。
汚れを拭き取ったら、半分は具材として7~8mm角に切ります。
半分は調味料としてすり下ろしましょう。
最後にハーフベーコンを1cm角に切ったら……
下ごしらえの完了です!
クッカーに有塩バターを熱したら、野菜とハーフベーコンを加えてしんなりするまで炒めます。
さらに、薄力粉を加えて粉っぽさが無くなるまで炒めましょう。
面倒な場合はカットしてもオーケーですが、薄力粉でとろみを付ければ保温力がアップし、スープが冷めにくくなりますよ。
上述の材料欄(A)の水、あさり水煮缶を汁ごと加え、さらにコンソメキューブを加えて……
おろししょうがを加えて混ぜたら煮立たせ、フタをして弱火で10分ほど煮ます。
仕上げに牛乳を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせます。牛乳は加熱し過ぎると分離してしまうので注意しましょう。
塩コショウで味を調えたら火から下ろします。
器に盛り付けて、乾燥パセリをちらし完成!
一口食べてみると、最初は野菜の甘みと牛乳のまろやかな風味でやさしい味わいですが、しょうがの香りが追いかけてきてシャープな後味。
具材たっぷり、ほんのりとろみが付いているおかげでお腹もポカポカ。
食べながらにして、全身が温かくなれるようなスープに仕上がりました。
しょうがと豚肉の春雨スープ
材料(2人分)
- 豚こま切れ肉 100g
- しょうが 40g
- 春雨 30g
- ごま油 小さじ1
- 水溶き片栗粉 適量
- 刻みネギ 適量
★合わせ調味料
- 水 400ml
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
- 鶏ガラスープの素 大さじ1
2品目は軽くて持ち運びにも便利な春雨を使ったスープ。しょうがと相性のいい豚肉と小松菜入りで、こちらもボリューミーなおかずスープに仕上げます。
しょうがと豚肉と春雨スープの作り方
まずは、小松菜を3cm幅に切りましょう。今回はアクが少なく調理の手間が少ない小松菜を使っていますが、冬場ならお鍋であまった白菜で作るのもおすすめです。
しょうがは先ほどと同じように、表面をアルミホイルでこすって汚れを落とし……
半分は具材として細切りにします。
さらに、半分は調味料としてすり下ろしましょう。
フライパンにごま油を熱したら、豚こま切れ肉を加えて中火で炒めましょう。
豚肉の色が変わったら、小松菜と細切りにしたしょうがを加えてしんなりするまで炒めます。
あらかじめシェラカップで混ぜておいた合わせ調味料を加えたら……
さらに、おろししょうがを加えて混ぜましょう。
あとは、春雨を加えて煮立たせ、フタをして弱火で春雨が柔らかくなるまで5分ほど煮ます。
仕上げに水溶き片栗粉を回し入れて混ぜ、とろみが付くまで加熱したら火から下ろしましょう。
器にたっぷり盛り付けて完成!
食べてみると、豚肉のコクとしょうがの香ばしい香りをたっぷり吸い込んだ春雨のおかげで食べごたえバツグン。
食材の食感ととろみを付けたスープがしっかりお腹にたまって、芯から温まれるスープに仕上がりました。
食べて防寒すればより効率がいい!
冬キャンプの防寒対策と言えば、防寒着にテントの素材、マットやカイロ……と外から温めることばかり考えがち。
しかし、食べて体の中から温まれば、より効率よく防寒することができます。
ぜひ、紹介したしょうがスープのレシピを利用して、冬キャンプをポカポカ楽しんでください!