「この道、バイクで走ったら楽しそうだなぁ。でも、ヘルメットもバイクもないし……」なんて、ふと感じることありますよね。そんなおとなのモヤモヤを解消してくれるのが、バイクレンタルサービス「レンタル819」(https://www.rental819.com)。
バイクはクルマよりも趣味の要素が強く、毎日の生活に絶対必要な必需品というわけではない。そのため、二輪免許を持ってはいるものの、忙しくて乗る機会がほとんどないという人や、維持費や駐車スペースなどの費用を負担に感じてバイクを手放してしまったという人は非常に多い。
「今はバイクを持っていないけれど、また機会があれば、景色のいい場所で乗りたいなぁ」という元バイク乗りの人々の要望に応えてくれるレンタルサービス、「レンタル819」について紹介します。
「レンタル819」とは
レンタル819のフランチャイズ事業開始は2007年。東京・神奈川にある6店のバイクショップが協力してレンタルバイクサービスを行なっていたのだが、東京・神奈川・埼玉でオートバイ販売店を展開する会社「キズキ」がまとめ役となってフランチャイズ化した。
当初は、わずか6店のスタートだったが、現在は北海道から沖縄まで133店舗に拡大(2023年5月現在)。全国同一料金(沖縄を除く)で、全車JAFカード加盟済み。万一のガス欠やパンクも、専用電話番号(バイク貸し出し時に教えてくれる)に連絡すれば、出張費無料で対応してくれるのは心強い。
BMWやドゥカティ、トライアンフにも乗れる!
レンタルできるオートバイは、すべてピカピカに整備された二輪車ばかり。なかには走行距離が数キロという新車も。
ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの国産4メーカーだけでなく、ハーレー、BMW、KTM、モトグッチ、ドゥカティ、トライアンフなど、あこがれ輸入車もたっぷり用意されている。珍しいところではトライク、ハスクバーナも!
余裕があれば、年式や色の希望にもこたえてくれるというから、選ぶ楽しみは尽きない。
北海道・大阪・東京・沖縄の空港でもレンタル可能
レンタル819の貸し出し場所は、オートバイ販売店・用品店が中心だが、なかには東京の太田中央店のように、ガソリンスタンドがレンタル店になっているところもある。
また、新千歳空港、大阪国際空港、羽田空港、那覇空港など、旅の拠点となる空港でもレンタルが可能だ。
また、レンタル819の藤沢店は自動車教習所「藤沢高等自動車学校」に併設された店舗で、試乗会や安全講習を積極的に行なっている。そうしたイベントに参加すれば、久しぶりにバイクに乗るリターンライダーや、免許取り立てビギナーでも、運転の不安を取り除くことができそうだ。大型自動二輪の免許を取得し、そのまま気になるバイクを借りてツーリングへ出るのも悪くない。
各店舗では車両だけでなく、ヘルメットやグローブなどのレンタルもOK。「家族はキャンプ場でゆっくり過ごしているから、ちょっと半日だけ周辺を走りたいなぁ」と急に思いついたときでも、車両の空きがあれば対応できるのだ。
バイクレンタルの方法
手続きはとても簡単。WEBで店舗・車種・日時を選択して仮予約をしたら、当日、店舗で保険やトラブルにあった場合の説明を受けて料金を支払う。
出発前に車両の傷チェック。レンタカーと同じでスタッフとともに外装を見て回る。レンタル819では、独自に全国統一の加修・補修基準を設けており、どの車両も非常に美しい。
スタッフといっしょに傷チェックをしたら、車検証とJAF会員証、カギを受け取って出発するのみだ。
レンタルバイクのデメリットとは?
返却は借りた店舗に限定されるので、全国展開のレンタカーのように違う店舗への乗り捨てはできない。デメリットとまではいえないが、ここは要注意のポイント。レンタカーとは仕組みが違うことを十分理解してから予約するようにしたい。
北海道でキャンプ場巡りツーリングしてみた
札幌店で借りた「セロー」でキャンプ場巡りしてみた。
新車同様で気持ちいい。林道走行不可なのが残念だが、このピカピカ車両では転倒が怖くて林道を走る気になれないし、美しい車両は安全運転を意識させるという意味でも、ピカピカに整備されているのは効果的といえる。
気持ちいい夏の青空の下、風と一体になってバイクで走る気持ちよさは、ほかの何にも代えがたい最高のアウトドア体験だ。夏の休暇や秋の連休を利用して、久しぶりに東北や北海道、京都や沖縄などをのんびりツーリングしてみてはどうだろうか。
◎構成=大森弘恵