イベントそのものに興味がなくても、「時期が近付くと、ついスーパーやコンビニで恵方巻を買ってしまう」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キャンプやバーベキューでも簡単に作れる太巻きのレシピを2本まとめてご紹介。
ぜひ、今年の節分は家族や友達と太巻きを作って食べて、一緒に福を呼び寄せましょう!
簡単! 太巻きのレシピ
材料(1本分)
- 温かいごはん 200g
- すし酢 大さじ1
- 卵焼き 卵1個分
- カニカマ 3本
- きゅうり 1/4本
- レタス(プリーツレタス) 1枚
- 焼きのり(全型) 1枚
1本目は、キャンプなどのアウトドアでも簡単に作れる太巻きのレシピ。
本来、恵方巻は七福神にあやかって7種類の具材が入っていることが好ましいそうですが、今回はシンプルな具材で彩り鮮やかに仕上げます。
簡単太巻きの作り方
まずは、きゅうりを横半分に切りましょう。
さらに、卵焼きを横に3等分に切ります。
ちなみに、今回は卵に白だしを混ぜて焼いたものを使用していますが、時短で作りたい場合はスーパーで販売されているものや、コンビニの厚焼き玉子などを利用してもオーケーです。
続けて、ごはんにすし酢を混ぜてすし飯を作りましょう。
なお、すし酢はお酢に砂糖と塩を混ぜれば作れますし、最初から調味されたものを使用するのもおすすめです。
あとは、すし飯と具材を順番にのりに乗せて巻くだけ。
まずは、太巻きに跡が付くのを防ぐため、結び目が向こう側になるように巻きすを置き、その上にラップを乗せて、さらに焼きのりを乗せます。
ちなみに、ラップだけでも巻くことはできますが、巻きすがあればより形を整えやすくなりますよ。
続けて、手やしゃもじですし飯の厚さが均一になるようにして、焼きのりの上に広げましょう。
焼きのりの上部に2cmほど、下部に5mmほどスペースを残しておくと、このあと巻きやすくなります。
さらに、すし飯の上にちぎったレタスを並べ、その上に具材を乗せましょう。
なお、レタスは普通のレタスでも作れますが、今回使用しているようなプリーツレタスやサニーレタスのように葉が柔らかいものだとより巻きやすく、断面もキレイに仕上がります。
両手で巻きすを持ち、さらに指で軽く具材を押さえたら、手前の端を向こう側の端にあわせるようにして……。
「エイッ!」と巻きましょう。
途中でためらってしまうとすし飯や具材が崩れてしまうので、一度狙いを定めたら勢いよく巻くのがおすすめです。
両手でギュッギュッと握って形を整えたら、そのまま5分ほど置いて、のりをなじませましょう。
ちなみに、巻きすの結び目が下になるように置いておくと、巻き終わりがよりキレイになじみますよ。
それでは、のりをなじませている間に、もう1本のキンパ風太巻きのレシピをご紹介します。
キンパ風太巻きのレシピ
材料(1本分)
- 温かいごはん 200g
- ごま油 大さじ1
- 白いりごま 小さじ1
- 焼きのり(全型) 1枚
- 牛こま切れ肉 100g
- ごま油(牛肉用) 適量
- 焼肉のタレ 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- キムチ 50g
- リーフレタス 適量
キンパ風はすし飯ではなく、ごはんにごま油と白いりごまを混ぜて香ばしい風味に。
こってりとした味わいがクセになる太巻きに仕上げます。
キンパ風太巻きの作り方
まずは、フライパンにごま油を熱し、牛こま切れ肉を加えて色が変わるまで炒めましょう。
焼肉のタレを加えてサッと混ぜ炒め、塩コショウで味を調えたら火から下ろします。
続けて、ごはんにごま油と白いりごまを混ぜて、混ぜごはんを作りましょう。
あとは、簡単太巻きの手順と同じようにして巻きましょう。
巻きすの上にラップ、焼きのりを乗せ、さらに混ぜごはんを均一に広げます。
さらに、ごはんの上にちぎったレタス、牛肉、キムチを乗せて……
巻きすの端を持ったら、指で具材を押さえながら巻いていきます。
キムチや焼肉のタレが指に付いてしまいますが、躊躇せずに「エイッ!」と一気に巻いてしまいましょう。
両手でギュッギュッと押さえて形を整えたら……。
こちらも5分ほど置いてなじませましょう。
巻きすを取ったら両端を少しだけ切り落とし、食卓に並べて完成!
ちなみに、恵方巻きは恵方を向いて無言で、かつ願いごとを思い浮かべながら、1本丸ごと食べ切るのがいいと言われていますが……。
小さいお子様はもちろん、大人でも1本丸ごと食べ切るのはなかなか辛いもの。
喉に詰まりでもしたら大変ですし、個人的には半分に切ってハーフサイズにしたり、食べやすい大きさに切り分けるのもおすすめです。
ちなみに、恵方巻きを切るのは「縁が切れる」ことにつながって縁起が悪い、ということだそう。
しかし、「切り分けてみんなで福をシェアする」という考え方で食べれば、より節分というイベントも楽しめるのではないでしょうか。
意外と簡単な太巻きを作って、大きな福を呼び込もう!
「キャンプやバーベキューで手巻き寿司は作るけど、太巻きは難しそう」と思っていた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、いくつかのポイントを押さえれば、太巻きも意外と簡単に作ることができます。
ちなみに、この記事を執筆している2024年の恵方は「東北東やや東」とのこと。
ぜひ、今年の節分は自分で太巻きを作って恵方を向いて食べ、より大きな福を呼び込んでください!